急がないけど重要な仕事を | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

急がないけど重要な仕事を

こんにちは、イナミネです。

以前、仕事の順序付けのお話をしました。

「急ぎで、重要な案件」を毎日、ばたばたやっている生活から、「急がないけど、重要な案件」に軸足を移していくことが大切、とのべました。


日々、忙しそうにしている人は、突き詰めると、この「急ぎで、重要な案件」の処理ばかりしているタイプの人が多いです。

バタバタ忙しい貧乏人ということで、誰かが「バタ貧」と名づけていました。

急な仕事をこなしている時は、ハイ状態になります。このとき、頭にアドレナリンがでていて、ある種の脳内麻薬におぼれていて快楽を感じています。

また、忙しいということで、仕事を多く抱えていることから、自己重要感を感じやすいです。

これにより、バタ貧に潜在的にとどまろうとしている人がいます。


しかし、これでは疲れきってしまいます。

また、ドタバタのケースは仕事は粗雑になり、最後には何がしかのミスを生みます。

工場の管理部門などでは、

「バタバタしているときは必ず儲かっていない」

といわれます。

たしかに、緊急で火を吹いている案件は、処置をしなければなりません。

しかし、今後火を吹かないように体制を整備するのはこの「急ぎでないが、重要な仕事」に入ります。

体制が整備されれば、どんどん、「緊急で火をふく事例」もなくなり、

「急ぎで重要な仕事」が減ります。

今日、行われるイベントの仕事は適当な期日から初めておけば、今日バタバタする必要はありません(これがなかなか出来ない人が多い)。

さらに、例をあげれば

 人や、自分の教育・育成

 体制・環境の整備

 仕事の全体方針の検討

 数ヶ月から数年かかる中長期仕事の進捗

 締め切りがわかっている仕事の段取りと進捗 

といった「急ぎでないが、重要な仕事」をどんどん進めていくことで、先々のトラブルを減らしていけるわけです。

すると、やるべき仕事が、「急ぎでないが、重要な仕事」ばかりになるはずです。

今日やる仕事に、「急ぎでないが、重要な仕事」を必ず入れましょう。

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