即断即決のワナ
こんにちは、イナミネです。
テレビや映画で見る、かっこいいリーダーというのが出てきます。
「踊る大走査線」やSMAPの木村拓哉が演じるような。
てきぱき仕事をこなし、ピンチやチャンスを見逃さず「よし、やろう」と結論を出します。
かっこいい。
でも、この即断即決、真似るべきでしょうか?
■■■
物事を決める場合、次のような順序で行います。
1)選択肢を洗い出します。
2)選択肢のメリット・デメリットを検討する
3)情報をある程度そろえて、どの選択肢とするか判断する。
判断する場合にはもちろん、基準が必要です。
案件が、前向きの施策の場合には、
・メリットが多い、デメリットが少ない
・デメリットがあっても、手立てを講じて、減らすことができる。
などが判断基準。
トラブル対策のような後ろ向きなケースでは、上記に加えて
・ダメージや費用・信用などのロスが少ない
が判断基準となります。
■■■
即断即決では、上記の決断までのプロセスに十分な時間がかけられなくなります。
たとえば、
・選択肢が十分出し切れない
・メリットの数、深さ、程度などを検討できない
・デメリットも、数、深さ、程度などを検討できない。
・選択肢を行う場合の、実際の手順や段取りの検討が甘くなる。
・または、実務に通じている担当者の意見や、こちらでは気付いていなかった関係者の実情などの意見が十分聴取できない。
というようなマイナスを生みます。
■■■
知っておいて欲しいのは、
「今決めてください」といわれても、本当にすぐ決めなければならないケースは意外に少ない
ということ。
締め切りをまったく延ばせない場面は、実はそんなにない。
よくあるケースですが、
売り込みされて、「今決めてください」といわれても、実際は今決めなくても困らない。
少し伸ばしたところで、値段も納期も同じ条件が得られるはずです。
これは、営業経験者なら、内実を良くご存知のはず。
また、
部下や同僚がせかしてきても、鵜呑みにしない。
状況をよくよく把握すれば、少しくらいの猶予はあるはずです。
せかされて、冷静さを失って、アガった状態での判断は、
あとでその事後処理に手間と時間がかかり、信用を失います。
■■■
ある選択肢をとる、という決断をしたときのいろんな要素を検討する。
金銭的なメリット・デメリット
信用などのメリット・デメリット
デメリットの低減策があるか、ないか
選択肢が出てきた背景はなにか
決断を迫られても、一度引き取って、それらをチェックした後に、冷静になって、決断をしましょう。
結論を先延ばしするのではなく、検討をする時間を確保して正しい結論を出す。
■■■
即断・即決はかっこいいが、危険なものです。
冷静さを失って結論を出すと、後が怖い。
一方で、いつも結論を迫られているのは、仕事のやり方が悪い可能性があります。
重要だけど、急がない仕事をきちんとこなしていれば、急な結論を迫られることは減っていきます。
ただし、判断のスピードが問われる時代であるのも確か。
判断できない人物、とおもわれないよう判断基準や手順を自分で持っておきましょう。
<関連記事>
・人をみて判断する仕事術
・高速に仕事を進めるワザ
テレビや映画で見る、かっこいいリーダーというのが出てきます。
「踊る大走査線」やSMAPの木村拓哉が演じるような。
てきぱき仕事をこなし、ピンチやチャンスを見逃さず「よし、やろう」と結論を出します。
かっこいい。
でも、この即断即決、真似るべきでしょうか?
物事を決める場合、次のような順序で行います。
1)選択肢を洗い出します。
2)選択肢のメリット・デメリットを検討する
3)情報をある程度そろえて、どの選択肢とするか判断する。
判断する場合にはもちろん、基準が必要です。
案件が、前向きの施策の場合には、
・メリットが多い、デメリットが少ない
・デメリットがあっても、手立てを講じて、減らすことができる。
などが判断基準。
トラブル対策のような後ろ向きなケースでは、上記に加えて
・ダメージや費用・信用などのロスが少ない
が判断基準となります。
即断即決では、上記の決断までのプロセスに十分な時間がかけられなくなります。
たとえば、
・選択肢が十分出し切れない
・メリットの数、深さ、程度などを検討できない
・デメリットも、数、深さ、程度などを検討できない。
・選択肢を行う場合の、実際の手順や段取りの検討が甘くなる。
・または、実務に通じている担当者の意見や、こちらでは気付いていなかった関係者の実情などの意見が十分聴取できない。
というようなマイナスを生みます。
知っておいて欲しいのは、
「今決めてください」といわれても、本当にすぐ決めなければならないケースは意外に少ない
ということ。
締め切りをまったく延ばせない場面は、実はそんなにない。
よくあるケースですが、
売り込みされて、「今決めてください」といわれても、実際は今決めなくても困らない。
少し伸ばしたところで、値段も納期も同じ条件が得られるはずです。
これは、営業経験者なら、内実を良くご存知のはず。
また、
部下や同僚がせかしてきても、鵜呑みにしない。
状況をよくよく把握すれば、少しくらいの猶予はあるはずです。
せかされて、冷静さを失って、アガった状態での判断は、
あとでその事後処理に手間と時間がかかり、信用を失います。
ある選択肢をとる、という決断をしたときのいろんな要素を検討する。
金銭的なメリット・デメリット
信用などのメリット・デメリット
デメリットの低減策があるか、ないか
選択肢が出てきた背景はなにか
決断を迫られても、一度引き取って、それらをチェックした後に、冷静になって、決断をしましょう。
結論を先延ばしするのではなく、検討をする時間を確保して正しい結論を出す。
即断・即決はかっこいいが、危険なものです。
冷静さを失って結論を出すと、後が怖い。
一方で、いつも結論を迫られているのは、仕事のやり方が悪い可能性があります。
重要だけど、急がない仕事をきちんとこなしていれば、急な結論を迫られることは減っていきます。
ただし、判断のスピードが問われる時代であるのも確か。
判断できない人物、とおもわれないよう判断基準や手順を自分で持っておきましょう。
<関連記事>
・人をみて判断する仕事術
・高速に仕事を進めるワザ
スキルアップの意味
こんにちは、イナミネです。
スキルアップの意味とはなんでしょう。
資格をとることでしょうか?
よく、「スキルアップを目指しましょう」という言葉が、資格の取得を勧めるものであったり、そのための資格教材ビジネスの宣伝文句のひとつとして使われています。
以前、資格は転職のための絶対的な武器になるわけではないとお話しました。
今回は、スキルアップを、ちょっと深く考えて見ましょう。
■■■
昇任・昇給の流れは次のようなものです。
1)仕事の成果を増やす
2)収入アップや、昇進を果たす。
3)昇進することで、さらに大きな仕事を成し遂げるための部下や資金を獲得。
4)さらに大きな成果を期待される
5)1)に戻る。
このように繰り返して、収入を大きなものにしたり、自分がやりたかった仕事をしたり、それを通して世の中に貢献していくわけです。
■■■
「仕事の成果」はカンタンに考えると、
「仕事の成果」=「仕事をやり遂げる能力」 x 「仕事する機会」
とも考えられます。
さらに、
「仕事の機会」は、自分で作り出すことが出来ます。
たとえば、営業案件をとってくるのは、まさに営業自信のがんばりです。
企画予算をもらうために、企画マンは企画会議のために頭をひねります。
新しい業務プロジェクトを得るために、メンバーに立候補したり、根回ししたり、それまで実績を積みます。
つまり、「仕事の機会」も、実態は「能力」によります。
結局、
「仕事の成果」= 「仕事をやり遂げる能力」 x 「仕事を創り出す能力」
「能力」が支配する世界!なのです
■■■
仕事を創り出すのも「能力」、仕事をやり遂げるのも「能力」=スキルです。
仕事をつくり、成果を出し、昇進・昇給し、さらに大きな仕事をしていく源はスキルなのです。
もともとスキルがある人が、このプラスの循環でのびていくわけではありません。
普通の人が、与えられた仕事をこなすなかで、スキルを身に付け、高めていくのです。
■■■
スキルは、いくつかの分類に分けられます。
パソコンを上手に使う、法律文書を扱ったり、設計が出来るという実務のスキル
折衝、交渉、リーダーシップ、や個人間の対人関係を円滑にする人間関係のスキル
組織全体をどのような方向へ持っていくかという方針を構想したり、組織間の調整をしていくコンセプトをもつスキル。
といった具合。
■■■
実務能力は高いが、人間関係の形成が出来ない人は、会社の中では孤立します。
3種類のスキルのどれが重視されるかの比率は、自分のいるポジションで変わりますが、だれでもこの3種類を高めていく必要があります。
資格はこれらのこれらの能力のうち、実務スキルがあります、ということを示します。
もっというと、資格が示すのは、実務スキルを行うための知識があります。ということだけです。
実際に仕事をこなせるかどうかとは、別です。
周囲はそういうことを冷徹に見ています。
「資格」イコール「スキルアップ」とはならないし、周囲もそのように見ません!
英語が話せても、無能な人には、外国人の折衝の仕事はないし、
資格をもっていても、対人折衝できない人の昇給・昇任はすぐに止まってしまいます。
難しいのは、人のことはよく見えるのに、自分だとわからなくなって、
「資格をとればチャンスが広がる」
と思って、大金と時間を投入してしまうことです。
■■■
というわけで、
たとえば、PCの操作などの小さな実務能力のテクニックから、
仕事にかかわる効率アップの方法、考え方、
他人との折衝・交渉能力、
方針策定など、会社内や仕事で生きていくためのいろいろなスキルアップが必要になります。
その情報を提供するのが、このブログの目的というわけですねぇ。
スキルアップの意味とはなんでしょう。
資格をとることでしょうか?
よく、「スキルアップを目指しましょう」という言葉が、資格の取得を勧めるものであったり、そのための資格教材ビジネスの宣伝文句のひとつとして使われています。
以前、資格は転職のための絶対的な武器になるわけではないとお話しました。
今回は、スキルアップを、ちょっと深く考えて見ましょう。
昇任・昇給の流れは次のようなものです。
1)仕事の成果を増やす
2)収入アップや、昇進を果たす。
3)昇進することで、さらに大きな仕事を成し遂げるための部下や資金を獲得。
4)さらに大きな成果を期待される
5)1)に戻る。
このように繰り返して、収入を大きなものにしたり、自分がやりたかった仕事をしたり、それを通して世の中に貢献していくわけです。
「仕事の成果」はカンタンに考えると、
「仕事の成果」=「仕事をやり遂げる能力」 x 「仕事する機会」
とも考えられます。
さらに、
「仕事の機会」は、自分で作り出すことが出来ます。
たとえば、営業案件をとってくるのは、まさに営業自信のがんばりです。
企画予算をもらうために、企画マンは企画会議のために頭をひねります。
新しい業務プロジェクトを得るために、メンバーに立候補したり、根回ししたり、それまで実績を積みます。
つまり、「仕事の機会」も、実態は「能力」によります。
結局、
「仕事の成果」= 「仕事をやり遂げる能力」 x 「仕事を創り出す能力」
「能力」が支配する世界!なのです
仕事を創り出すのも「能力」、仕事をやり遂げるのも「能力」=スキルです。
仕事をつくり、成果を出し、昇進・昇給し、さらに大きな仕事をしていく源はスキルなのです。
もともとスキルがある人が、このプラスの循環でのびていくわけではありません。
普通の人が、与えられた仕事をこなすなかで、スキルを身に付け、高めていくのです。
スキルは、いくつかの分類に分けられます。
パソコンを上手に使う、法律文書を扱ったり、設計が出来るという実務のスキル
折衝、交渉、リーダーシップ、や個人間の対人関係を円滑にする人間関係のスキル
組織全体をどのような方向へ持っていくかという方針を構想したり、組織間の調整をしていくコンセプトをもつスキル。
といった具合。
実務能力は高いが、人間関係の形成が出来ない人は、会社の中では孤立します。
3種類のスキルのどれが重視されるかの比率は、自分のいるポジションで変わりますが、だれでもこの3種類を高めていく必要があります。
資格はこれらのこれらの能力のうち、実務スキルがあります、ということを示します。
もっというと、資格が示すのは、実務スキルを行うための知識があります。ということだけです。
実際に仕事をこなせるかどうかとは、別です。
周囲はそういうことを冷徹に見ています。
「資格」イコール「スキルアップ」とはならないし、周囲もそのように見ません!
英語が話せても、無能な人には、外国人の折衝の仕事はないし、
資格をもっていても、対人折衝できない人の昇給・昇任はすぐに止まってしまいます。
難しいのは、人のことはよく見えるのに、自分だとわからなくなって、
「資格をとればチャンスが広がる」
と思って、大金と時間を投入してしまうことです。
というわけで、
たとえば、PCの操作などの小さな実務能力のテクニックから、
仕事にかかわる効率アップの方法、考え方、
他人との折衝・交渉能力、
方針策定など、会社内や仕事で生きていくためのいろいろなスキルアップが必要になります。
その情報を提供するのが、このブログの目的というわけですねぇ。
PCテク:マウスなしで、アプリケーションを自在に切り替える
こんにちは、イナミネです。
マウスを使わずに、パソコンを使えるようになると、驚くほど、パソコン操作が早くなります。
キーボードから手を離さない操作術をお伝えし続けております。
今回は、マウスを使わずに、アプリケーションの画面を切り替える方法です。
■■■
これを使うと、たとえば、
「Web画面から文書をコピーして、ワードに貼り付けたり」
「Web画面からコピーした画像をパワーポイントに貼り付けたり」
「PDFに書かれている数値をコピーして、エクセルに貼り付けて数表を作る」
なんてことがグッと、カンタンになります。
アプリケーション間のちょっとした文章や画像、数値のコピー・ペーストは意外に頻繁にあるものです。
このとき、毎回、マウスをつかって、アプリケーションを切り替えていると面倒ですね。
■■■
やりかたはカンタンです。
Alt + Tabキー
を押すと、次のアプリに切り替わります。
もう一度Alt + Tabキーを押すと、元のアプリケーションに戻ります。
3つのアプリが立ち上がっているときには、
ALTキーを押したまま、Tabキーを2回押せば、3つ目のアプリに切り替わります。
4つなら、3回、5つなら4回押します。
もう一度押すと、元のアプリケーションに戻ります。
Alt + Tabキーを押したあと、Altキーを押したままにしていると画面に、立ち上がっているアプリケーションが表示されます。
(画面はXpの場合)

この状態で、Altキーを押したまま、再度Tabキーを押すと、アプリを囲む四角ワクが移動していきますから、使いたいアプリのところで、Altキーを話せば、そのアプリが表示されます。
■■■
切り替わっていくアプリの順序を反対にするには、
shift + Alt + Tabキー を押します。

これで、自在にアプリケーションを切り替えることが出来るようになります。
■■■
アプリ間のデータのコピー&ペーストなどは、結構日常的にあります。
また、Web情報から絵や文章、数値を取り込んで資料を作るようなことも珍しくないはず。
結構重宝するテクニックです。お試しあれ。
<関連記事>
・キーボードから手を離さない工夫
・マウス操作の高速化
・文字選択の高速化
・マウスなし、キーボードで仕事をこなす方法
・キー入力の高速化は、仕事の高速化
マウスを使わずに、パソコンを使えるようになると、驚くほど、パソコン操作が早くなります。
キーボードから手を離さない操作術をお伝えし続けております。
今回は、マウスを使わずに、アプリケーションの画面を切り替える方法です。
これを使うと、たとえば、
「Web画面から文書をコピーして、ワードに貼り付けたり」
「Web画面からコピーした画像をパワーポイントに貼り付けたり」
「PDFに書かれている数値をコピーして、エクセルに貼り付けて数表を作る」
なんてことがグッと、カンタンになります。
アプリケーション間のちょっとした文章や画像、数値のコピー・ペーストは意外に頻繁にあるものです。
このとき、毎回、マウスをつかって、アプリケーションを切り替えていると面倒ですね。
やりかたはカンタンです。
Alt + Tabキー
を押すと、次のアプリに切り替わります。
もう一度Alt + Tabキーを押すと、元のアプリケーションに戻ります。
3つのアプリが立ち上がっているときには、
ALTキーを押したまま、Tabキーを2回押せば、3つ目のアプリに切り替わります。
4つなら、3回、5つなら4回押します。
もう一度押すと、元のアプリケーションに戻ります。
Alt + Tabキーを押したあと、Altキーを押したままにしていると画面に、立ち上がっているアプリケーションが表示されます。
(画面はXpの場合)

この状態で、Altキーを押したまま、再度Tabキーを押すと、アプリを囲む四角ワクが移動していきますから、使いたいアプリのところで、Altキーを話せば、そのアプリが表示されます。
切り替わっていくアプリの順序を反対にするには、
shift + Alt + Tabキー を押します。

これで、自在にアプリケーションを切り替えることが出来るようになります。
アプリ間のデータのコピー&ペーストなどは、結構日常的にあります。
また、Web情報から絵や文章、数値を取り込んで資料を作るようなことも珍しくないはず。
結構重宝するテクニックです。お試しあれ。
<関連記事>
・キーボードから手を離さない工夫
・マウス操作の高速化
・文字選択の高速化
・マウスなし、キーボードで仕事をこなす方法
・キー入力の高速化は、仕事の高速化