野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座 -12ページ目

手っ取り早く、仲間を作る方法

こんにちは、イナミネです。

人との関係をよくすることが、仕事上も栄達も、そして幸福が得られるポイントです。

そのために、手っ取り早く仲間意識を作る禁断の方法があります。

それは、、、

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共通の敵を作ること。

共通の敵を作ると、人は共感を持ちやすくなります。

「あいつ、腹立つよなー」という話が、盛り上がった経験はだれしもあるはずです。

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この共通の敵作戦は、規模の大小を問わず活用されています。

ヤマト運輸を普通の長距離トラック会社から、今の個口配送ビジネスに転換して、大成長させた名経営者、小倉昌男氏は、当時郵便局の対応の悪さをターゲットにして、商売を始めました。

これが第一の敵。

さらに宅配便の規制緩和について、運輸省、郵政省と激しく対立、新聞一面を使っての意見広告と、一歩も引かない姿勢をみせました。これが第二の敵。

■■■■

小倉社長は、ゴルフ宅急便や、スキー宅急便の開発や、ロゴに秘めたメッセージなど、他にもマーケティング的に優れた手腕を発揮した方です。

しかし、飛躍的に大きな成長を生んだ、この「敵」をつくる作戦も優れていました。

顧客へ優れたサービスを提供したいという義憤もあったでしょうが、一方でこの「敵」を作って国民の共感を得る、ということも計算していたはずです。

最近では、ソフトバンクが同じように、携帯をめぐって国を悪者にしていましたね。

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さらに、国家ぐるみでも、「アルカーイダは国民の敵」と言ったブッシュ大統領も、真珠湾攻撃を利用して反戦だった世論を転換したルーズベルト大統領も、このロジックを活用しています。

個人レベルでいえば、さっきの「あいつ腹立つよなー」です(笑)。

でも、個人攻撃は、結局こちらに戻ってきます。

お勧めするのは、慣習や制度、方法など、人ではないものを敵にすることです。

「変な業界内慣習をやめよう」

「もっと人を評価できる方法を考えよう」

「あの競合を、グウの音もでないほどやっつける方法を考えよう」

といった感じでしょうか?


そこには、やはり正義がないといけませんよね。


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聞くこと、すなわち説得すること?


こんにちは、イナミネです。

聞くことで、他人のニーズを満たすことができるという記事を書きました。

話をよく聞く -> 相手のニーズを満たす -> 好かれる -> 関係が良くなる

という流れです。

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世の中は、人を説得して、意図するように相手に動いてもらうことで、動いていきます。

人に買ってもらう、商売

人に参加してもらう、団体

人に賛同してもらう、政治

人に入信してもらう、宗教

人に成長してもらう、教育

というわけで、説得した結果はいろいろですが、プロセスは似たようなものです。

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説得する一番の前提として、「話しを聞いてもよい」という態度をとってもらうことが必要です。

いかにも怪しげな人物が、道で話しかけてきたら、逃げたくなりますよね。

相手を安心させて、話を聞いても良いと思わせることが、説得の一番最初のステージです。

心を許す関係になれば、厳しい指導なども可能になります。

■■■■

あくまで、大前提は相手に対する「安心」「信頼」「良い関係」です。

これも矢印で説明すると、

... 関係が良くなる -> 安心させる -> 話す -> 説得する -> 動いてもらう

という形になりますね。

■■■■

この「関係が良くなる」の前には何があるかというと、一番最初に書いた

話をよく聞く -> 相手のニーズを満たす -> 好かれる -> 関係が良くなる

というわけです。

ずいぶん繋がっているわけですが、「話をよく聞く」ことの価値、おわかりいただけたでしょうか



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人の話を聞くことは難しい

こんにちは、イナミネです。

他人のニーズを満たすことは、人との関係を円滑にします。

人のニーズは、自分を認めて欲しいというものがベースにあるので、それを満たす一番の基本が「聞く」ことです。

このあたりは、流行りのコーチングの基本にもなる点ですね。

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聞いてあげるだけで、相手は満足してくれることも多々あります。

気をつけなければならないのは、「聞く」ときは頭を働かさなければならないということです

ぼーっと聞いていて(聞いているフリで)満足してくれる人も(結構)いますが、普通は、バレます。

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相手のニーズである、「認める」ためには、相手に感情移入し、どう感じているのかを理解する必要があります。

どういう感情をもっているのか。

不満なのか、さびしいのか、つらいのか、腹立たしいのか。

それは誰何に対してなのか、お客さん、上司、友人、夫婦関係、同僚。はたまた自分のふがいなさ?

さらに、奥深いところで持っている感情はどのようなものなのか。

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問題の解決策をアドバイスする必要は必ずしもありません。

たいていの人は、自分の問題に気づきさえすれば、自分で次のアクションができます。

話しているうちに、自分の問題に気づく人は多いものです。

このように「聞く」ことを「傾聴」というようです。

相手の気持ちになってみること。簡単にいわれていますが、けっこう難度の高い技です。


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