穴と橋とあれやらこれやら -358ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

【12】より続く。

 

 

 

 

町道旧道の水没地点(地理院地図リンクはコチラ)にて、時刻は13時16分。さて、こっからどうするか。

 

 

 

 

とりあえず、愚直に来た道を戻る気にはなれなかった。

 

あわよくば…おっ。

ここならイケそうやな…。

 

この上には現道が走っているのだが、絶壁だったりあるいは落石防止フェンスが設置されていて、登れるところがなかった。唯一、端点近くのこの場所だけ、フェンスに少しだけ切れ目(写真右上)を発見したのだった。

 

 

最初の大きなミスは、ここだった。

 

しょーもないことを考えず、ここは素直に撤退すべき時間帯に入っていたのに。が、そうはしなかった。

 

 

 

ここでまたしても長靴に交換。とてもスニーカーじゃ登れない。

 

 

 

 

登攀には4分を要した。


下に見える落石フェンスの切れ目。その下は切り立って見えない。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、なんとか無事に現道へ到達して望む、

コチラ、門入方面。つまり、撤退するならこっちへ向かわねばならない。

 

 

時刻は13時25分。

 

お恥ずかしい話、ここで初めて真に時間のことを考えた。これは…なかなかにシビアな時間になってきてしまったぞ?と。愚かな。

 

 

 

 

ここで二つめの、致命的な判断ミスを犯した。

 

 

 

 

 

わたくしが向かったのは、こっち。

生還に背を向ける、戸入方面。

 

もちろん、この時点で戸入の町道端点まで到達するという目的は、(当初より優先順位は低かったとは言え)完全に無理だとわかっていた。ではなぜ、無謀にも戸入方面に向かったか?

 

 

持参した地理院地図を見ると、この先しばらくであと2か所、町道が谷をまたぐ箇所があった。その2か所の橋だけをなんとか確認して、トンボ帰りしよう。それが我が目論見だった。

 

 

そして言うまでもなく、愚かな判断だった。

 

 

 

 

13時30分。ひとつ目の橋が描かれている箇所。そこは、

橋ではなく、やたら尺の合わないボックスカルバート製暗渠だった。場所コチラ

 

将来的には拡幅計画があったのかもしれないが、もはや永遠にその時は訪れない。

 

 

 

 

 

 

13時33分。

遥かはる~か遠くに、戸入への道が見えていた。やはり生半可じゃないわ。あちこち脱線しながら目指せるほど甘くはなかった。

 

 

 

 

 

 

ふたつ目の橋が見えてきたが、その前に…ん?

これも先人の記事で見た分岐。そこには一台のナンバーなしバイク(カブ?)が無造作に停められていた。こう見えて廃車ではないかもしれないのが、この門入・戸入エリアである(笑)。

 

 

 

 

 

で、そのすぐ先、時刻は13時39分。

目指していた、ふたつ目の橋。場所コチラ

 

 

 

 

 

 

けっこう立派な大きい橋だったが、

お名前もお誕生日もなかった。

 

「つまんねえ~・・・こんなもんのために時間切れの中やってきたんかよ…。」ってのが正直な感想だった。が、この立地であれば、確認すること自体が大事。来た甲斐はあった。

 

 

 

…と思わにゃあ、やってられない。

 

 

 

 

 

はるかな来し方、門入方面を振り返り。

さあ、戻らないと…

 

 

とか言いつつ、この期に及んでわたくし、まだ進んでたり(笑)。

 

 


 

 

 

 

いやいや、もうそんなには行ってない。

次の左カーブまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は13時41分。ここが、この日到達した最奥地点。

場所はコチラ

 

 

 

この奥に行く機会は、果たしてまたあるだろうか?

 

いや、少なくとも当分はいいかな(苦笑)。

 

 

 

 

 

最終回【14】に続く。

 

 

 

 

【11】より続く。

 

 

 

13時2分。わたくしをさらに奥地へと誘い込む新たなる罠、登場。

町道の新旧付け替えポイント。もちろん先人の記事で見たことはあった。

地理院地図リンクはコチラ

 

 

 

 

 

 

ちなみに、四度目登場のこれで見ていただくと、こう。

青色が現在地だが、赤色、すなわち先ほどまで見てきた未成道の終端との至近っぷりが伝わると思う。これはやはり、ひと続きの道として建設されたうちの戸入側は供用され、門入側は何らかの事情で放棄された、という流れだと思いたくなる。

 

放棄されたのは、バックウォーターの想定湛水面が、当初の計画よりも低くなったため、とかだろうか?

 

 

 

 

 

現道(一応)に当たる左側の道にはAバリが立っているが、

通行止めではなく、路面ど真中のデカイ陥没のためだった。コイツ、ここ最近のものではなさそうな?

 

真の現役町道ならば、こんな措置では済まないはず。やはり実態としては廃扱いの最低限メンテ、って感じなんだろうか。

 

 

 

 

 

で、ここは当然…

旧道を進む。

 

山神さんは行かれなかったし、あのお方の上を行くにはこれしかない(笑)。

 

 

いやいや、実際のところ、この旧道の行く末がどうなっているのかも知っていたし、実はちょっとだけのぞいて現道に戻るつもりではあった。さほど深追いする気はなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

この地点では、

ダム湖はまだだいぶ下。

 

 

 

 

 

 

数十m歩いて、そろそろ戻ろうかな~と思ってたら、

ん?あれは…

 

 

 

 

 

 

擁壁にめりこむようにひっそりと、

スクーター。これはSUZUKIのナントカいうやつだったか?

 

 

 

 

 

 

 

道を挟んで反対側の路肩にも、

シートに覆われたバイクが横たわっていた。「死体」という言葉がよぎった(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

で、このバイクたちの先が、この感じ。

アカーン。またしても誘い込まれている。

 

さすがにこの頃になると、時間が少々気になっていた。早く現道に戻って進まないと(未だ撤収は考えていないバカ)。

 

 

 

 

 

 

が…なんとも…

吸引力が(笑)。

 

湖面が近づくところまで確認したら戻ろう。そうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

進んでいくと左手に

いかにも古そうな、石積みの擁壁が登場。

 

そうそう、「旧道」ときたら、こういうのが出てきてくれんとね。これはなかなか良かった。

 

 

 

 

 

 

13時8分。右手にダム湖が開けた。

あー、これで引き返せる…。

 

 

 

 

 

 

って、

全然引き返してへんし!


いやもう、こういうのがまさにタイムマネジメントできてない典型例なんだが、やっぱここまで来たら、とことんイキたくなるのが人情でしょうよ~。「結末」がわかってるから、なおさらに。

 

 

 

 

 

 

で、その「結末」が目前に。

ここでついに、旧道は水中に没する。

 

 

 

 

 

 

先人たちのような「湖面タッチ」は忘れてたが、

シューズ水没キワキワで一枚。これがわたくしなりの湖面タッチつうことで。

 

 

 

 

 

 

 

この日の旧道限界点から、振り返り。

時刻は13時15分。新旧分岐から結局12分もかけて水没ポイントまで来た。

 

このあたりも普段は水没してそうな雰囲気だったので、コンディションによっちゃあもっと手前で終ることもありそうだ。時間がない中での無理くりな寄り道だったが、来なきゃ今頃後悔してたと思うので、まあいい。

 

 

うん、これはまだミスではない。

本当の致命的ミスは、おそらく次回に起こる(笑)。

 

 

 

 

 

遠くをよく見ると、

先ほどの境谷橋が見えた。思えば遠くへ来たもんだ…。

 

 

 

 

旧道、堪能した。もちろん、ここでも休憩などしない。

 

 

 

 

 

時刻は13時16分。さて、こっからどうするか。

 

 

【13】に続く。

 

 

 

 

連載の途中ですがブレイク。

 

 

わたくし、来たる2019年11月2日(土)、よとと隊長主催による六厩川橋アタックに参加させていただきますが、僭越ながら現時点での情報において告知など。

 

 

 

【アタック日】

11月2日(土) 天候不順の場合、翌3日(日)に延期、数日前に決定

 

【集合】

朝6時、道の駅桜の郷荘川 

 

【予定する行程】

往路は秋町隧道に行かず山越え、六厩川橋渡橋、小蓑谷隧道で折り返し、帰りも山越えし、時間があれば秋町隧道へ (途中まで)折りたたみ自転車があるとベター

 

【終了後】

道の駅で打ち上げ(自由参加)

 

 

 

 

参加を希望される奇特な方(笑)がおられたら、コメント欄にてお知らせください。

 

 

ご承知の方も多いとは思いますが、相当にハードかつ危険を伴う箇所がありますので、参加希望の方は覚悟の上で…とか偉そうに書いてますが、わたくしも行ったことございません。経験豊富なベテランに連れてってもらおうと同行するだけですので(笑)。

また、先日の台風など含め、道がどうなっているかは未知数です。最悪、序盤で強制終了、なんて事態も有り得ますので、ご承知おきを。

 

 

こんな告知を書きながら、実際のところ、わたくしまだ遭難から生還してひと月経っておりませんので、嫁さんから正式には参加許可を貰っておりません(笑)。なんとかなるとは思いますが、万一不調に終わったら…わたくし的に、実に四度目の六厩川橋アタック頓挫でございます。

 

 

そんなことには…耐えられないッ(爆)。

 

 

 

耐えられませんが、あんだけのことをやらかしましたんで、今回ばかりは嫁さんに歯向かうわけには参りません。なんとか円満に参加できるよう、誠意と情熱を持って交渉していきます(笑)。

 

 

次回はちゃんと帰るし(笑)。

 

 

 

 

 

 

【10】より続く。今回同じような写真ばかりです(笑)。

 

 

 

トゲトゲ植物の猛攻撃に辟易しながら、目前の激藪を突破すると、

下半身でおさまるくらいの藪になってくれた。そして広がる路盤跡。

 

やはり、二車線幅くらいはあるように思える。立派な道になるはずだったのだろう。そして、今いるこの場所、路盤よりも高いように思えた。

 

 

 

 

 

 

 

少し進むと、

ダム湖がチラ見え。電信柱も見える。そう、この下に現道(一応)が走っているのだった。

 

 

 

 

確かこのあたりで、大きな段差があった。やはりここまでは盛り土されていたようだ。それが実際盛り土だったのか、単に砂利置き場になっていただけなのかは不明。

 

 

 

そして、またしても

狂乱激藪パート。

 

 

 

 

 

 

 

これをクリアすると、

おおっ!ついに状況改善!

 

ようやくトゲトゲ植物の海から解放され、めっきり歩きやすくなった。助かった~。同時に、グッと道らしく見えてきたよ。

 

 

 

 

 

現道に沿って大きく左へターン。立ち上がった先には

倒木?があり、

 

 

 

 

 

 

 

そこに、

コンクリート製の土留め擁壁が登場。ついに明確な道路遺構が現れた!

 

ここまでの間にもなにか道路遺構があったのかもしれないが、藪が酷すぎて、少なくとも目視できるものはなかったので、嬉しい。

 

 

 

 

 

 

こういう施工って、

おおむねいつ頃だろう?昭和後期~平成初期くらい?

 

この比較的近年のものと思われる擁壁を見れば、やはり「旧道」では有り得ないと思った。

 

 

 

 

 

 

 

草付きの状況とか、

めちゃくちゃ古そうでもないもんなあ。

 

この手ののっぺりしたコンクリ壁、しばしば施工された西暦と月が入ってたりする(“1978-10”とか)ので、よく見てみたつもりだが、残念ながら見つけられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

この先で、

現道に沿って、今度は右カーブ。

 

カーブの先にまたコンクリ擁壁が見えているが、そのカーブ部分はどえらい激藪になっている。

 

 

 

 

 

 

 

一帯どういうことやねん?と突っ込んでみれば、あらぁ~?

なんと路盤がない。

 

わかりにくいと思うが、写真中央から右下にかけて黒っぽく見えるのは谷。上からの水の流路となっている部分だ。

 

 

 

 

 

 

 

その激藪部分から、右カーブの先を望む。

ようやくはっきりと目視できた現道。

 

この未成区間(と決めつけてしまうが)路盤との比高が縮まってきているのがわかった。そう遠くない先で合流していそうだ。

 

 

 

 

 

とにかく、この激藪を無理やり突破する気にはなれなかった。

 

うまいことに、ちょうどこの手前で現道へのエスケープとなるスロープを見つけていたので、

12時50分、現道に離脱。そして振り返り。

 

右端は、カーブ部分の谷上から流れてきたと思しき土砂。それに隠れるようにスロープがあったと思う。ほぼ間違いなく、車両の出入りに使われていたものだろう。

ダムに沈む以前、門入は西谷川流域最奥の集落であり、下流に位置する戸入からさかのぼっていく形であったことを考えれば、スロープが戸入側から入りやすいように付けられているのは当然だ。

 

 

 

 

 

 

一応、この場所を確認しておこう。

黄色付近が路盤西端。今いるのは、現道にエスケープした緑色のところ。

 

 

 

 

 

 

次のカーブの先を偵察に行ってみると、

さらに次のカーブのところで現道に合流していそうだ。

 

 

 

となると、ここはいったん境谷橋まで戻って、路肩に放り出してある荷物を回収してから進んだほうがいいと判断。

 

 

 

 

戻ってまた藪漕ぎスタイルからウォーキングスタイルにチェンジし、

未成区間と現道の合流ポイントへやってきた。

 

これは門入方向を振り返っている。藪に覆われてはいるが、右端のカーブ外側から路盤が始まっているのがおわかりいただけるかと。

 

 

 

 

結局のところ、

緑色から赤色にかけての未成区間後半は、現道から見上げただけで路盤を辿ってはいない。で、案の定後悔している(笑)。

 

前半区間の状況を考えれば大した発見はなさそうだ、ということでそうしたのだが、実はもうひとつ、ようやくこのあたりで、時間が気になり始めたのだった。遅ッ!

 

 

 

 

時刻は13時2分。本当なら、ここで撤収するくらいでないとダメだったと思う。

 

 

 

 

 

なんだけども、危機感の薄いバカなわたくし、まだ引き返すことは考えてない。

ましてや、あんなゲートが見えたらなおさら(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

開け放たれて久しそうなゲート。

今見ると、これはわたくしにとっての罠にしか見えないな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ゲートのすぐ先に

さらなる罠、登場。ダブルトラップかよ~。

 

 

 

 

 

【12】に続く。

 

 

 

 

 

 

【9】より続く。

構成上、今宵は少し短め…

 

 

 

 

時刻は12時30分。ダム工事に伴う付け替え道路の未成区間と思われる平場、その西端に位置する小屋の廃墟へと向かう。

 

踏み跡さえも全くない激藪の斜面を登攀したのだが、この斜面が…つうか、ここからしばらくの一帯には、(同業者ならわかるであろう)あのトゲトゲの植物が群生していてかなりウンザリさせられた。痛いし引っかかるしで、マジうざい。あれほんと嫌い。

 

 

 

わずかな距離を登るのに5分もかかったが、ようやく

そばまで接近。

 

下からも見えていた倒壊した小屋の奥には、なんとか自立している部分も残っていた。つうか、もうひとつ別の小屋か?何にせよ、作業小屋的な印象。

 

 

 

 

 

やっとこさ小屋のある平場まで登ると、

いきなりこんなのがお出迎え。焼却炉か?

 

中をのぞいたはずだが、何も撮ってないってことは、大したものはなかったんだろう。記憶がない。

 

 

 

 

 

 

改めて見る、

廃墟小屋。やっぱりこう見ると二棟建ってたようだ。

 

 

 

 

 

とりあえず、自立している小屋の裏手から向こうに回りこむことに。

ポリタンやバッテリー、その他よくわからぬ有象無象が転がっている。小屋はガラスも割れておらず、存外にしっかりしているように見えた。

 

 

 

 

 

…のだが、回りこんで中を見ると、

どわ、天井抜けとるやーん。

 

据え付けられた既製品のキッチン以外は、まるで爆撃でもされたような惨状。入る気もしなかった。

 

 

 

 

 

 

隣接していたであろう、メインだったと思しき小屋は

完膚なきまでに倒壊していて、踏み込むのも潜り込むのも危険すぎると判断、ここから見るに留めた。

 

うーん残念。個人的には、この小屋は付け替え道路の工事事務所兼飯場ではないかと睨んでいた。なので、そうした工事関連の書類や資材など、直接的または間接的証拠が見つかることを期待していたんだが…。

 

 

 

 

 

ちなみに背後には

トイレがあった。

 

 

 

 

 

とっても開放的な状態(笑)になっており、

すっかり中が丸見え。いやーん。(←バカ

 

 

 

つうわけで、まともな形で発見できたのは、台所と便所だけだったっていうね。なんだそれ。

 

 

 

 

 

このトイレが本当の端。平場はここで終っていた。

 

 

念のためにその奥をうかがってみたが、

そこには絶壁が落ちているだけ。平場の「ひ」の字もなかった。

 

この唐突なブッタギレっぷりの平場。これはやっぱり、旧道ではなく未成道路盤であろうとの思いを強くした。よしよし。何も見つからなかったが、まあいい。ここから路盤が伸びていることは事実。そいつを辿ってみるまでだ。

 

 

 

 

今や自分の中ではメインターゲットに昇格した、未成区間路盤の踏査。

 

さっそく小屋裏を再び戻り、颯爽とそこから続く路盤に…

ぐえ(笑)。

 

 

見渡す限りの、トゲトゲ植物の海…。

 

が、確かにそこには二車線幅ほどもある平場が続いていた。

 

 

 

 

時刻は12時41分。

 

【11】に続く。