穴と橋とあれやらこれやら -216ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2021年9月27日、初の長州遠征の3日目・最終日も大詰めとなってきた15時44分。やってきたのは岩国市・二鹿地内。

最終日、ここだけは押さえておきたくて、日暮前には探索できるように橋巡りを途中で切り上げてこちらへ回ってきた。つまり、わたくしの中でメインターゲットのひとつだった。

 

 

 

ここを知ったのはたまたまで、ホントお世話になりまくりの「全国Q地図」様(改めて「様」をつけていこう・笑)を下調べで見ていた時。

 

こんな感じで、

点線道上、隧道表記もなにもないところに「釣上TN」なる表記を見つけてしまったのだった。

 

隧道表記はないものの、確かに地形図的には完全に「ある」感じのポイント、かぐわしい香りが立ち昇るようだ(笑)。すぐに検索してみたら、いくつかのレポートがあることが分かった。かくして候補地確定、レポートはあえて見ないようにした。つまり、どういう感じなのかはあえて知らずに来た、というわけ。

 

 

 

 

つうわけで。

この橋を渡って進んだ先に、アイツがいる。現在地コチラ

 

橋の手前のお宅前にご婦人がおられたので挨拶すると、「鉱山見に行くの?」と尋ねられた。「そこの上のトンネルを見に行くんです」と答えたものの、そうなのか、ここらに鉱山があったのか~、と。そういえば、ここへ来る途中でもなにか案内を見かけたような…。

 

 

 

 

 

 

 

入口より。

家屋が見えるが、すでに無住となっているようで、もはや生活の匂いはない。

 

 

 

 

 

 

 

通り抜けた先に、

何か見えてきた。あれはきっと…?

 

 

 

 

 

 

 

ビンゴ。

釣上トンネル 通行止

この先 通り抜けできません

岩国市役所道路課

 

ハイハイ、やっぱそういう感じね。驚きは全くなかったし、にわかに心細く狭まった道の感じも併せ、期待値は高まった。

 

 

 

 

 

 

道はほどなく、

森の中へと分け入っていく。

 

 

 

 

 

 

 

道に沿っては電線と真新しい電柱が立っていたのだが、

そこには「鉱山分線」と。隧道を擁するこの道が、鉱山へと向かう道だったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森へ入ると道は一応復活したものの、

この状態。隧道が通れない以上、車も入ることはないのだろう。幅員的には、普通車でもギリ行ける…かな。泣きを見そうだが(笑)。

 

けどこれ、決して廃道ではない。山仕事などで定期的に使われているはずだ。でなければこんなにいい状態ではいられないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

とか言ったものの、

一か所、このように電線に倒木がのしかかっているところがあった。

 

遠目には電線がこれ以上下がってこないように枝を渡して支えてるんじゃないか、と思うくらいの絶妙な位置だったが、無論そんなわけなかった。つい最近こうなったのか?放置していていいものやら…。

 

 

 

 

 

 

 

やがて現れたのは、

ぽつねんと立つ、カーブミラー。いい感じの舞台装置。

 

実際のところ、もっとエグイ廃道を予想してきたのだったが、こんなラクチンに進んでこれて拍子抜け。

 

 

 

 

 

 

 

 

さほど距離はなかったはず。もうそろそろじゃないか、

と思い始めたら、ちょうど。

 

 

 

 

 

 

 

キタね?

キましたね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしこれは…

おおおお~。

 

 

 

 

 

【後篇】に続く。

 

 

 

 

2021年9月25日、初の長州遠征初日夕刻に訪ねた橋をご紹介。わたくしが初めて遭遇した、アレである。

 

 

 

 

 

まずはこれ。

2.0t制限標識を従えた、一見して古い!と知れる橋。現在地コチラ

 

 

 

 

 

 

 

お名前は、

「平安橋」。

 

 

 

 

 

 

 

いかがですか、

この古橋オーラ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この平安橋、萩市の有形文化財に指定されていて

このような案内看板が設置されていた。

 

それによると、架橋年代は明和年間(1764~71)ではないかとのことで、事実なら凄いことだ。石橋王国である九州ならばいざ知らず、江戸期の石橋が現役の、しかも車道の橋として令和の世を生きているなんて。まあ当時のまんまの姿ではないであろうとしてもだ。

 

そしてもう一点、(わたくし的に)大事なことがことが書かれている。曰く「ゲルバー桁橋の構造を持った」云々。

 

 

 

 

 

 

 

 

たしかにそうなんだけど、ここはやはりこう書いてほしかった。

「刎橋(はねばし)と。

 

刎橋とは、橋といえば木造であったころの架橋方式で、両岸に差し込んだ刎ね木の上に主桁を載せて支えるもの。要求される橋長によりいくつかの刎ね木を重ねてどんどん張り出していく。

現存する木橋はないものの、その技術を用いた石造の石橋はまだ残っており、ウィキ先生によると「九州と中国地方など西日本に多数残っている」とあるが、実際どうなんだ(笑)。少なくとも、あちこち走りながら通りすがりに気付くような物件はなかった。「多数」はなかろうて。

 

今回の遠征で目にした刎橋は三件あり、この平安橋の直前に見たものが、わたくしが初めて肉眼で見た刎橋となった。で、続いて見たこの平安橋が、初めての「車道の刎橋」、しかも江戸期のものっていうプレミア付き(笑)。

 

 

わたくしがこれまでのキャリア(謎)において唯一目にしたことがあるのが、滋賀県甲賀市で発見したこの橋、ただ一件だけ。さらっと記事にしたけど、考えてみればこれ、思った以上に貴重品じゃないのか。石橋の師匠である宮川さんからも、「現時点で関西圏唯一」との鑑定をいただいたし。

 

 

 

 

 

 

高欄の意匠もまた、

神社仏閣などの史跡内にありそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

橋上から望む、東側。

 

 

 

そして西側。

落ち着いたいい雰囲気ですなあ~。素晴らしい~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡って南側より正対。

いいなあ~。近所にこんな橋があるなんて、なんたる幸せ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、南西より。

ぜひとも下から拝みたかったが、とても無理。五枚目の写真で限界なのがお分かりいただけると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この橋が2.0t制限なのは当然だ。

いやむしろ、2tも行けるのか、と思う。

 

2018年度の萩市橋梁点検の結果では「3(早期措置段階)」という判定。市登録文化財ではあるが、生活道路であるだけにちょっと雲行きが怪しい。

次回点検は2023年度のようで、このままで修繕してもらえたらいいのだが、架け替えられるならばせめてどこかに移設保存でもお願いしたいところだ。

 

 

 

 

 

以上。

 

 

上期末近くに三連休したせいでバタバタしておりまして、記事に取りかかれず(笑)。

 

 

なのでまずは、長州遠征で見かけたお気に入り看板のご紹介にて。

チョットあんた!!

なれた道ぢゃがとばすまい

その先地獄が待っちょるで

 

 

 

 

別の面には

チョットあんた!!

もちっとゆうに走ろうで

みんなが無事故を祈っちょる

 

 

 

いや~いいな~。味あるわ~。

 

 

 

 

ロケ地:岩国市某所

 

 

 

ダイジェスト2日目より続く。

 

 

 

まず前々回、前回と書いている、「制約の大きいネタ」について(自分の備忘録として書くので、興味ない方はスルー推奨)

 

これ実は、「島ネタ」。島は島でも、橋でつながった島じゃない、船で渡らないといけない島で、具体名を出してしまうと、それぞれ隧道が存在するらしい大津島と情(なさけ)島に行こうと思っていた。

 

 

大津島は徳山港から1日7便出ているが、見たいものを見る時間を確保しようと思うと実質朝イチ7時40分の便一択しかなく、情島に至ってはただでさえ不便な屋代島の伊保田港から1日4便、これも物件を見る時間を確保するには11時の2便目しかない。これが、思った以上に物理的にも気持ち的にも制約になって。

 

 

 

まず初日の晩にカットを決めたのは、情島。同時に、そのベースとなる屋代島自体も今回はカットを決断した。そして2日目の夜…悩みに悩んだ挙句、残る一つ…つまり大津島も割愛することにした。事前にはこれこそがメインイベントであったにも関わらず。

 

 

前回も書いたが、朝イチにどうしてもやっつけたいネタがあったのだが、そこを駆け足で訪ねられるのか未知数…でありながら、7時40分の船に乗るには7時過ぎには徳山駅周辺で車を駐車場に入れなければならず…つまり、もうひたすら状況的に難しかった。

 

今回久々にダホンちゃん(折りたたみ自転車)を実戦投入、大津島を南から北へ走りながら物件を訪ねる、というのはとっても楽しみにしてたのだが…。結局のところ、こういう「のんびりパート」は、初めての山口となる今回の超ハードガツガツ系(笑)な遠征には不向きだった、ということだ。あーあ。

 

 

 

 

以上、備忘パート終わり(笑)。

 

 

 

 

 

そんなわけで、大津島を断念。車中泊した「道の駅 ソレーネ周南」を心穏やかに(笑)出発、やってきた朝イチのネタから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝イチのネタは、素晴らしかった。やはり大津島との両立は無理があったと思う。

 

大津島を断念し、代わって敢行したのは、わたくしが目星をつけていた橋たちを狩りまくることだったが、いや~、さすがに我がチョイス、素晴らしい橋ばかりだった。いや、わかってるね~(爆)。

これで外しまくってたらだいぶ落ち込んだだろうが、自分のおかげで(笑)大充実の最終日となった。

 

 

 

日没近くまで頑張り、最後は険道を堪能してから、六日市ICより中国道流入。休憩と仮眠を数度とりながら、無事帰着した時には午前2時半となっていた。いささか疲れたけど、素晴らしかった山口県!結局下関や宇部、長門方面はほぼ手つかず(つけられず)のままでシバキ残し多数、ましてや島ネタの宿題を残した(ていうか未消化)からには、また行かんとイカンですな!

 

 

 

 

 

さて~、まずどれをやろうかなあ…。

 

 

 

1日目ダイジェストより続く。

 

 

 

2日目朝イチの訪問先はすでに小出しにしたけど、まあもう一度貼っとこうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明らかに1日目よりも濃いと思うかもしれないけど、初日もそう引けは取らなかったのよ、使える写真が少なかっただけで。でもまあ…楽しみにしていたネタをカットに踏み切った判断は間違ってなかった、と思えるほどに充実してたのは確か。

 

 

 

 

前日の教訓を活かし、今日はとっとと風呂に入って食事に向かわないと、ということで風呂を探したら、温泉と食事が一か所で済ませられるステキな場所はっけーん。意気揚々と向かったらば…普通に休業してるんやけど。なにこれ?日曜にやってないってことは、つぶれた?いや、でも見た目は全然そんな感じじゃなかったしなあ…。

 

かくして、今夜こそまともなものを食べたいわたくし、お風呂は割愛。元来一晩くらい風呂に入らなくても全然気にならないフケツ野郎(笑)だが、マダニショック以来、探索中はできれば風呂に入りたいんだけども。仕方ない。

 

 

 

で、食事後にまた悩んだ。最終日の行動をどうするか。

 

もちろん明日がラストチャンスなので、朝イチの「制約の大きなネタ」をメインに組むわけだが、一方で絶対に行きたい物件があり、場所から考えてその前に行けないと距離的・時間的ロスが甚大。

 

というわけでそのために物件至近の道の駅にて車中泊したわけだが、果たして時間が足りるか…?

 

 

この懊悩がしんどかったなあ今回。嬉しい悩みと言えばそうなんだが。

 

 

 

 

さて、どうするわたくし?

 

 

 

 

 

3日目ダイジェストに続く。