穴と橋とあれやらこれやら -146ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【2】より続く。

 

 

 

ものの2分弱で最初登ってきたところへ復帰、いよいよここから、目指す隧道に向けての進軍開始だ。

のっけから美しい岩壁の切り立ち、たまりませんな~。

 

 

 

 

 

そして早くも(というかなんというか…)

蜂洞登場~。

 

ホントどこ行ってもあるが、設置している現場は見たことがないという…。見たら消される説

 

 

 

 

 

谷を巻くところではこんな感じになっているが、

全然問題ない。ずっとこんな感じでイケればいいのだが、そうはイカンザキ いかんだろうな~。

 

 

 

 

 

振り返りの景も、

いいですな~。

 

 

 

 

 

大丈夫…。

問題ない…。

 

 

 

 

 

次なる蜂洞登場。

今度は三軒続き(笑)。

 

 

 

 

 

そしてさらに。

全体的にここで見かけた蜂洞たち、すでに管理されていない雰囲気だった。これも廃物件というのか?

 

 

 

 

 

ここらで見下ろす黒蔵谷。

比高はだいぶ大きくなっていて、肉眼では視認できたが写真だとわからんですな。

 

 

 

 

 

橋詰から進むこと10分。

にわかに路盤が広くなった。

 

 

 

 

 

その谷側を観察すると、

やはり石積みの土留め。

 

 

 

 

 

こういうところであるあるな、

生活品の痕跡も転がっていた。

 

 

 

 

 

で、わずか10mほどで、


行き止まり。

 

ここはごく小規模かつ一時的な土場だったか、掘立小屋程度の作業小屋がかけられていたか、あるいは…まさかの待避線?まあそんな類のスペースではないかと。知らんけど。

 

 

 

 

 

行き止まりからの振り返り。まあ、この展開はもうお約束ですな…(笑)。

すなわち、こういうこと。

 

 

 

 

 

ずおーんと、

隧道、登場。

 

 

 

 

【4】に続く。…が、その前に【こちら】も(笑)。

 

 

 

 

【1】より続く。

 

 

 

今登ってきた斜面を見下ろすと、

こんな感じ。手がかりは多いけど、とにかく滑りやすかった。

 

 

 

 

 

おおよその現在地こちら(マピオン地図ではここ)

地形図を見れば、これより上流側ではもう登れなさそう。この直登で正解だった。

 

 

 

 

 

さて、ここで改めて大事なことをご説明。

 

今立っているこの平場(=点線道)、

実は単なる登山道などではなく、かつての森林鉄道の路盤跡。なんなら、対岸の安川大塔川林道(ノートさんを停めてる林道)も同様である。

 

林野庁の「国有林森林鉄道路線一覧表」データによれば、安川大塔川林道の前身である「大塔林道(林道とあるが林鉄のこと)」は、1910(明治43)年開設と全国的に見てもかなり早い時期に敷設されたようで、廃止は1959(昭和34)年。延長は13,870mとある。

そしてここ、「大塔支線」の開設は、かなり下って1953(昭和28)年で、廃止は本線である大塔林道と同時。つまりはたった6年しか存在しなかった、超短命な線区だったのである。そして延長は700mと、こちらも短い。

 

大塔林道は先述の通り道路に転用され、安川大塔川林道として通行可能(この日この後でたっぷり堪能した)だが、かたやこちら大塔支線はこの状態。かつての本線である安川大塔川林道との接点であった橋も失われ、孤絶状態で放置されている。

 

 

前説としてはこのような感じ。実にそそる設定(笑)ではあるが、師匠が訪問してから11年が経過、状況は予断を許さない。慎重に探索し、無理はしないことを肝に銘じた(またしてもフラグ・笑)

 

 

 

 

 

つうわけで、早速に進軍開始したいところだがまずは、

大塔川に架かっていたはずの橋の痕跡を探しに行ってみる。

 

 

 

 

 

すぐになんか見えてきたが…

ええ~。

 

 

 

 

 

なんでここに

ビールケース?

 

このロゴを見るに、最近のものではないがめっちゃ古いわけでもなさそうだ。誰が何のためにこんなもん持ち込んだ?謎。

 

 

 

 

 

で、その先ほどなくで

路盤跡は少々広くなった。

 

もうあの先が大塔川のはず。いろんなアイテムが一気に目に入ってきたので、順に見ていこう。

 

 

 

 

 

まず手前。

それなりに古そうだ。

 

 

 

 

 

そしてその先、

木に何か貼られているのと、突き当りには…よく見るやつ?

 

 

 

 

 

木のやつは、

植物採取禁止の警告。

 

 

 

 

 

突き当りのは、やはりこれ。

鳥獣保護区の標識だった。

 

 

 

 

 

それに隠れるようにあったコイツがナイス。

火の用心 by 林野

 

「廳」はもちろん「庁」の旧字。これはどうも…林鉄現役時のものじゃないか!?前身の林野局から林野庁という名称に変わったのが1949(昭和24)年と、ちょうどこの線区の現役時にピタリとはまるので、そうであっても不思議はないと思う。

 

 

 

 

 

で、この鳥獣保護区標識の先はもう大塔川の断崖なのだが、

足で踏んでるコイツ…怪しいな。

 

 

 

 

 

サイドから見てみて…ビンゴでしょこれ。

かつての橋台に間違いないと思う。

 

「かつての」と言っても、林鉄時代のものか、廃止後に新たに架けられたものか。そのあたりは一切不明ながら、林鉄橋梁だったとしたならけっこうなスケールの橋梁だったと思われる。たぶん木製…たぶん上路トラス…知らんけど…(笑)。

 

 

 

 

 

その脇から、

明瞭な踏み跡が大塔川へと下って行っている。

 

おそらく本来はこれが(失われた橋を補完する)正規ルート。師匠も確かここから登ってきたはずだ。

 

 

 

 

 

色々スッキリしたので、

戻ろう…としたところで、はっけーん。

 

 

 

 

 

上の写真で見切れているが、黄色矢印の方向に…

ぶっ倒れた標柱。

 

 

 

 

 

ある面には

ひと文字、「山」と。

 

 

 

 

 

で、その裏(に当たる面)には…なんだ?

「0六」(ゼロロク、っすよね?)は明瞭に判読できるが、最初の数字が「一」にも「二」にも、見ようによっては「三」にも見えるという…(笑)。でもたぶん「二」かな?

 

何の数字だろうこれ。普通に考えればキロポストって思いたいところだが、この大塔支線の延長はたかだか700m、しっくりくる数字ではない。

 

ちなみに大塔支線の延長がこれっぽっちではなかったことは、すでに師匠のレポで知っちゃっているのだが、さりとて最低でも「一0六」に達するほどだったとも思えないしなあ…。結局よくわからんままだ。

 

 

 

 

 

この謎標柱の位置からは、

先ほどの橋台の逆サイドがよく観察できたが、こちらは比較的よく石積みが残っていた。

 

 

 

 

 

アイテム豊富だった、かつての橋詰。

これを後にし、いよいよ探索本番、待ったなし!時刻は11時12分。

 

 

 

 

 

【3】に続く。

 

 

 

【序】より続く。

 

 

 

これよりしばらく、

大塔川に入渓、遡上する。

 

 

 

 

 

ここでもちろん、

ウェーダーの出番だ。

 

 

 

 

 

地理院地図には今も、

大塔川を渡れるような表記がなされているが、ここの橋はとっくに現存しないことが、師匠のレポでわかっている。

 

この橋の痕跡は、後で探してみるつもりだった。

 

 

 

 

 

さて、ウェーダーを身に着けたはいいが、ここまで履いてきた、またこの後も履く長靴をどうするか?と考えたが、やっぱこれしかないな、と。

 

すなわち…わかりますかね?

手近な陸地に放り投げて、それを回収しながら遡上する、と(笑)。的が狭めだと、ちょっと緊張したけども(笑)。

 

 

 

 

 

つうわけで、おもむろに入渓。

 

いや~もうね、

水がきれい!めっちゃ気持ちいい!!

 

何枚か写真は撮ってみたけど、似たり寄ったりなので割愛する。つうか実際のところ、大塔川本流で股くらいまで浸かるとけっこうな水勢。流される危険までは感じなかったが、はしゃいでるとすっ転んで痛い目に遭いかねない。両手をフリーにして慎重に遡上した。

 

 

 

 

 

対岸をしばし進み、ちょっとした大岩の上で上流をうかがってみると、

見えた!わかりにくいが写真右手からの流入があるあそこが、黒蔵谷出合だ。

 

 

 

 

 

何度かの長靴スロー&回収を経て、

黒蔵谷出合に到着。これは大塔川上流方向を見ていて、右からの流れが黒蔵谷。

 

 

 

 

 

振り返って、

いま遡上してきた大塔川下流方向。ここから入渓地点はもう見えない。

 

 

 

 

 

で、この穏やかな流れが、

黒蔵谷。これを渡れば、目指す右岸だ。

 

 

 

 

 

ここに限れば長靴でも問題ないレベルで、

その浅さにより、水のきれいさもまた格別~。

 

 

 

 

 

これを渡渉し、

いよいよ右岸に到着。

 

水に癒されての~んびり、あと長靴のスロー&回収もあり(笑)、入渓から20分が経過していた。

 

 

 

 

 

またここに戻ってくるので、

ウェーダーはここに置いていく。

 

狂小屋の時みたいに干しておけるいい感じの木があればよかったんだが、あいにくなかったので、この状態(笑)。

 

 

 

 

 

元々はここで切ろうと思ってたんだが、これだとマジで【序その2】になっちゃうので、もう少し続ける(笑)。

 

 

 

 

 

 

さて、まずは点線道のある位置まで登らなくてはいけないんだが…。

 

最初に試したのは手近なここだったが、

ほどなく行き詰まった。

 

いや、先述した大塔川に架かっていたはずの橋の痕跡を見に行きたいというのがあったので、そちら方向へショートカットできそうなところを選んだのだが、ちょい無茶だった。

 

 

 

 

 

登りやすそうなところを探して、しばし黒蔵谷を遡上、

結果、まあまあのハードな直登となった。 

 

 

 

 

 

滑りやすい急斜面を登ること数分、

あれは…平場か。見つけたか?

 

 

 

 

 

石積み土留め!

これは間違いなかろ~。

 

 

 

 

 

はい~、

まずは無事、ステージに上がった。時刻は11時ジャスト。

 

 

 

 

【2】に続く。

 

 

 

 

2022年5月3日、ノートさんラストラン@紀伊半島の初日・午前。

この遠征最初のメインターゲット…の入り口付近へとやってきた。

 

 

 

 

 

まずはこれをご覧あれ。

 

赤丸の場所が、おおよそノートさんのいるところ(マピオン地図だとここ)

中央あたりにある「鮎返滝」、それを擁する谷が、大塔川支流の黒蔵(くろぞう)谷という。

 

ここは沢屋さんには名高いところのようで、遡行レポがわんさか出てくる名渓だが、我らの業界的には、それに沿う点線表記の道に隧道表記がある。これに行きたい。

 

 

そもそもここは前人未到でもなんでもなく、わたくしの穴の師匠であるよとと隊長がとっくの昔に攻略され、レポートも発表されており、道中には地図に無いもう一本の隧道と、隧道が強く疑われる場所がある、という。で、いつかは自分でも辿ってみたいと思っていた…ってことは、優に10年以上ごしに念願の現地を踏んだわけだ。

 

もちろん嬉しいが、それはすなわち、その間にいろいろと状況が変わっている(たぶん悪化)かもしれないことを意味している。同業方面からのレポがなぜかほぼ出てこないのも気になるし…。

 

 

…ってことで、そこを目指した顛末を記事にしておこうと。タイトルからしてフラグ立ちまくりですな(笑)。

 

 

 

 

 

アタックに際しては、

地理院地図のコピーも持参してきた。

 

 

 

 

 

そして大事なのはこの~、

ウェーダー。これは必須のはずだった。

 

 

 

 

 

準備完了。

ウェーダーは着用せず、手に持って出発。

 

 

 

 

 

何しろ履いちゃうと動きづらいので、

冒頭の写真にも写っている降り口から、大塔川へと下るまでは手持ちってことで。

 

つうか、そもそもこの入口からして、師匠のレポとはもう違っている。記憶の中のレポでの降り口は全然こんなんじゃなかったし。

 

 

 

 

 

まあ、大きな問題ではない。

ルートはどうあれ、黒蔵谷の右岸にたどり着きさえすれば。

 

 

 

 

 

ていうか、

大塔川との比高がこんなに大きいとは思ってもみなかった。地形図をちゃんと見てりゃすぐわかったはずのことだけど。

 

 

 

 

 

急勾配でドンドコ下り、約3分で、

谷底、すなわち大塔川の河原まで降下した。

 

 

 

 

 

黒蔵谷の出合よりも少し下流側にいるので、

まずはここからプチ遡上し、黒蔵谷の出合を目指す。時刻は、10時2分。

 

 

 

 

【1】に続く。つうか【序その2】くらいの内容になるけど(笑)。

 

 

しかしテーマ分けに困るなこれまた…。「ブログ」にしとこう。

 

 

 

 

この、神々しい滝。

これに出会えたから、まあいいか。ここを目指してたんじゃないんだけど。

 

 

 

久々に、やり残しの記録を。長くなりまーす。

 

 

 

 

【序】に続く。