黒蔵谷へなちょこアタック顛末記【4】 (和歌山県田辺市本宮町静川) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【3】より続く。【3.5】もご一読を(笑)。

 

 

 

ずおーんと、

隧道、登場。

 

 

 

 

 

地理院地図では、現在地こちら。

地図には描かれていないが、隧道現物が目の前にある。

 

 

 

 

 

しかし、ちょっと雰囲気ありすぎ。つうか、人が造ったものというよりも、天然の洞穴のような感で、オカルト的な意味でなくちょっと怖い。熊とか。

 

とか思いつつ接近してたら、

こんなのがぶら下がっててドキッとした。

 

日本語に加えて、"Bear comes here"と英語でも。こんなところにもインバウンド対策か~(笑)。ここに来ようとする外国人って、どんだけマニアックなんだか。左側にもなんか書いてあるようだが、もはや判読不能。

 

 

 

 

 

で、接近してみて気づいた、

右側からのしかかるような岩盤(熊注意は写真右外にぶら下がっているという位置関係)。もしかしてここは、土被りが浅くて遠い昔に崩落したのかも。

 

しかし…接近しても向こうの明かりは見えない。まさか?

 

 

 

 

 

でも、さらに接近すると…

よかった、貫通確認!あるあるなパターンで曲がってて見えないだけだった。

 

それでは、失礼して…。

 

 

 

 

 

洞内は、

全方位完全素掘り。林鉄跡ということで、枕木やなんか残ってないかと注意して見たが、見つけられず。

 

 

 

 

 

これは、

振り返りの、鉄板の構図。やっぱ素掘り隧道の野趣はいいなあ~。

 

 

 

 

 

中央あたりでは、

 

地層が露出しているところもあった。

 

 

 

 

 

奥地側の鉄板の構図。

イイねえ~実に。

 

 

 

 

 

延長は30m~40mほどだったと思うが、

抜けて振り返り。

 

 

 

 

 

そして、もうちょい引きで正対。

ここは、仮に隧道が閉塞してしまっても上を越えられそう。もちろん、そんなことがないよう願うけど。

 

 

まずは素敵な隧道、堪能いたしました。

 

 

 

 

 

ここまでは順調。

この平穏がどこまで続いてくれるやら…。時刻は11時33分。

 

 

 

 

【5】に続く。