2017年5月6日、深遠なる紀伊半島彷徨3日目最終日。この日のネタで記事にしているのは、朝イチのメインターゲットである林道白川又線、その後行者還トンネル、神童子出合の吊り橋、長谷の木製方杖橋、風呂橋、庚申堂橋、京都府道62号木屋峠。
今宵ご紹介するのは、神童子出合の吊り橋から1時間後に出会った、これまた吊り橋。
まずはこれ。
車を停めるところがなくって、だいぶ先に置いて戻ってきた。
はい。こちら。道路から斜めに飛び出しているのがちょっと珍しい。
ちなみにこれ、国道ですぞ。R309、しっかりと酷道でございます。現在地はこちら。
さて、お題のこの吊り橋。
門扉が付いている。でも開け放たれていて、渡橋を禁じる表示は一切なし。
なので、
お邪魔します~。
床版はエキスパンドメタル。そこここにヤレた感じは出ているものの、渡るにおいて不安は特に感じないレベルだった。
橋上から望む、上流側。
川の名は川迫(こうせ)川という。
ここらあたりは川迫川渓谷と呼ばれる非常に美しいところだが、
この日はちょっと水量が物足りなかったかな~。ちなみに上流2kmほどのところには川迫ダムがある。
さて、渡った先の様子だが…
見たくなかった類の掲示物があるね。
はいこれ。
社名とともに、「これより先社有林につき立入禁止」。
実は対岸からすでに何か掲示してあるのが見えた時点で、内容はわかっていた。なぜならここに先立つ35分前、この上流(ダムよりも)で、同様の掲示のある吊り橋をすでに見ていたからだ。
そこでは国道側に門扉はなかったが、渡った先はけっこう厳重な封鎖措置がとられていた。対してこっちは国道側に門扉あるも渡った先はフルオープン、ただ立入禁止の掲示だけは共通していた。
まあフルオープンとはいえこんだけの明示、もちろん一歩も立ち入りはしなかった。
立ち入らないギリから振り返り。
長さは30mくらいかな?
このだらしなく開いた門扉を見るにつけ、
この橋の先には特に該社が管理すべきものはないのかな?
てか、あの会社はどこのどういう会社なんだろう。状況を見る限りは、橋の架設や管理も件の会社が行っていると思われるが、厳重に封鎖された橋とがらあきな橋、それぞれ何があって何がないんだろう。気になる。
そのもう一本の橋も、いつかは記事にするかもしれない。でも、しないかもしれない(笑)。
そうそう、記事タイトルについて。当然こういう物件なので名称不明(そもそも名称ナシ?)で、先達たちは「川迫川の吊り橋」と命名したりしてるのだが、残念ながら川迫川には先述のとおり他にも吊り橋が複数存在しているので、たまたま判明したこの橋すぐそばの谷筋の名称を仮称として拝借した次第だ。
最後に、上流側からのサイド…気味アングル。
思いのほかパッとしなかった(笑)。
さて、記録し終わった。戻ろう…って、
車、遠ッッッ!
酷道っぷりをご覧いただきながら、おあとがよろしいようで…。
以上。