そしてやってきたのは、
これまで「行きそびれていた」代表格である
知名度は全国区(…なのか?)、みんな大好き(・・・なのか?)
行者還(ぎょうじゃかえり)トンネル!
いや~来たね~ついに。ネットで見ていた通りの、ものものしいお姿!
ここはねえ、なかなか機会に恵まれなかった。冬季通行止めで、まずは一年の半分近くは閉じられてるのに加え、頻繁な災害通行止め、時間帯通行止めなど、そのハードルの高きこと天のごとし(笑)。
冬季通行止めといえば、
長期通行止め期間中は、このシャッターが閉ざされるようで、ネットで写真は見たことあった。
そしてダメ押しで、
時間帯通行止めとかには、この鉄扉が活躍するんだろうな。実はこの日はゴールデンウィークだからか通行規制がなし。なので、こうしてオープンしてるのだった。
修験道の聖地として知られる大峰山脈を貫くこのトンネル、トンネル東西の坑口付近が登山口となっているので、登山目的の人は時間帯通行止めもへっちゃらなのかもだが、わたしらはやっぱ通り抜けてナンボですから~(笑)。
このトンネルのウリは、
全国レベルの暗闇トンネルだってこと。
これでも、反対側の明かりは見えてるんですよ?めっちゃ小さいけど。その延長は…って、消えとるがな(笑)。
ちなみに、奈良県のトンネルの多くには、こういうプラ銘板?が設置されていてありがたい。
では、改めてちゃんとした銘板を。
1976年10月の完成で、注目すべきは「事業名」にあるとおり、当時は林道のトンネルとして造られたのだった。国道(酷道)309号に組み込まれた現在も、道路地図などにはまだ「行者還林道」とか書かれていることも。
しばし、付近を散策。
そんなさわやかさは十分に満喫したので…
いつもどおり、鉄板の構図。
このトンネルともなると、やっぱ外よりも
そろそろ、行きますかね。全国の無照明トンネルマニア(ニッチやな~)を魅了してやまないその洞内に…。
もちろん、車で、だが(笑)。歩いて往復したら2,3km。これはちょいキツイ。
ゆっくりと走りながら洞内の雰囲気を楽しんだ。
ご覧のように普通車同士ならなんとか行き違えるだけの幅員は確保されているものの、そこはそれ、やはり交互通行が基本。
であるからには、めったに通行がないとはいえ、車を乗り入れてあんまり洞内でゆっくりするのは気が引けた。
ビックリした。
何がって、
先述のとおり、トンネル両側は登山口となっているのだが、さっきの東側には人っ子ひとりいなかったのに、西側へ抜けた瞬間に観光地の駐車場並みの混雑っぷり。ちょっと混乱した(笑)。圧倒的にこっちがメインルートになるのか…こんなに人出が多いとは。
ホントはトンネルを抜けてすぐのとこで停めたかったのだが、プレハブ小屋には駐車場管理のおっさんが詰めていて、ごちゃごちゃ言われるのもうっとうしいので、ちょっと下ったところに停めて歩いてきた。
この西側坑口も、
シャッター庫の裏側には、実は扁額があったりするんだろうか。てかこのシャッター、後付け…よね?
んで右側、解放されたゲートにくっついているのは、時間帯通行止めの告示。これがまた、なかなかの非道っぷりでね。
夜間(17時~6時)通行止め
及び時間規制のお知らせ
規制時間
①9:00~10:30 ②11:00~12:00
③13:00~14:30 ④15:00~16:30
これ、エグくないかね?まるでこないだの開かずの踏切レベル。
しかしながら、紀伊半島にはこのレベルの通行規制がちょいちょい存在しているから油断できない…。
さあ、このトンネルの記事をシメるには、やっぱこの写真かと。
関西随一のN・I・M(笑)トンネル、わたくし極めて高く評価しております。奈良県の現役道路トンネルでは、小南隧道と並んでベストかも?
あっ個人の感想です。
以上、完結。