2019年9月16日訪問物件群の月イチ連載記事。月見橋、遊覧橋、笠屋橋、神日橋、神寶橋、三笠橋より続く。
三笠橋から南へ50m少々、ここまでで最も幅員の広い橋が現れた。場所はこちら。
延長よりも幅員の数値がデカい類の橋だ。ちなみにこの道路は、兵庫県道341号甲子園尼崎線。
このようにこれまでと段違いなサイズだが、
高欄の造りは依然として共通。「昭和八年架設」もまた。
ただこの橋が、明らかにこれまでと違う点がこれ。
ここへきて、新たな高欄意匠登場。これはシャープでスタイリッシュだなあ~。
ちなみにここまでは、
ほぼこの意匠で、
唯一、遊覧橋だけが
この意匠だった。
お名前は、
「ほんでんはし」。
高欄意匠は新パターンだったが、この親柱意匠(天辺にドーム型ふくらみ、サイドに縦3本スリット)は完全に同じ。ぜーんぶまとめて発注したんだろうか。
ついでに言えば、
束柱の仕様も、そして3本束柱を挟むというフォーマットもやはり全橋共通。
人工水路であるために川幅が一定なので、その仕様も同一にしやすかったのだろう。きっと図面共有したんだろうなと。
漢字表記だと
「本田橋」。
それにしても、
この時代の橋が、ほぼ同一仕様でまとまって架かっている、こういうエリアって全国的に見て希少だったりするのかも?関西で思いつくのはあと一か所あるが、まだ記事にしてない。
悪いけど、まだ続くよ(笑)。