家棟川水路橋 (滋賀県大津市南小松) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

2011年5月21日の県内徘徊、その日没間近に立ち寄った物件をご紹介。
 
これはそれこそもう数十年前から、その正体不明感からなんとなく気になっていたブツだった。この趣味に足を突っ込んで、その正体に見当がついてからも、なかなか訪ねる機会がなかった(駐車場所がないのよ…)のだが、この日の最終にようやく立ち寄った次第。
 
この日のネタで記事にしてるのは、一本松橋梁&裏川溝橋福橋寿橋なかよしトンネル白鷺橋

 

 

 

 

いきなり、この至近から。

場所コチラ

 

滋賀県道558号高島大津線(個人的には未だ国道161号という認識が抜けない)を跨ぐ、このコンクリート構造物。

 

 

 

 

 

 

気づく人はきづく、この

地味ながらも施された装飾。決して新しいものではない。

 

 

 

 

 

 

昔から何らかの橋だとは思ってたが、

実際地図を見れば、その正体は明らかだった。

 

 

 

 

 

 

 

もうおわかりだろうが、この橋の正体は

水路橋だった。流れているのは、家棟川というれっきとした川。つうか、ほぼ平時は枯れ川なようだったが。

 

家棟川という河川は、わたくしの知る限り滋賀県内に三本存在し、その名の通りどれもが天井川。うち、湖南市のものと野洲市のものには天井川の下を抜ける隧道が存在していたが、いずれも河川改修で開削されて現存しない(野洲のは記事にしている)。そしてここ南小松のものには、隧道でなく水路橋で道路を跨いでいる、ということで、「家棟トリオ」の中で現存するのはここだけになってしまった。

 

 

 

 

 

 

この水路橋、いつごろに造られたのかははっきりしないが、見た感じ昭和初期くらいじゃないかと。

 

で、水路橋と同じくらい印象的だったのは、

橋台を支える石積み。なかなかに壮大なものだった。

 

 

 

 

 

 

 

この日はもう暗くなってしまって最低限の写真しか撮れなかった。

そのうち再訪して…と思っていたが、その後はまた通ってもスルー状態が続いている。いかんなー。

 

極めてローカルながらも、重要な土木遺産。これ、改めてしっかり記録しておきたいと思う。

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

 

※当面、めっちゃ古いネタを中心に消化していきます。悪しからず。