昨年最後のネタと本年最初のネタは、おめでたい名前のやつでいこう、と思いました。しかもこの二つの物件は…モゴモゴ(笑)。
2011年5月21日、滋賀県内橋めぐりにて。この日のネタとしては一本松橋梁&裏川溝橋がこの4時間前、なかよしトンネルがこの1時間25分後。そいえば、昨年の年始一発目がコレやったか~。奇遇。
って、どっかで見たことあるイントロかと思いますが(笑)。実はこの物件、年末に紹介した福橋と同じ高時川の、わずか1.6kmほど上流に架かってる橋なのだ。こんなに近接してめでたい名前の橋が架かっているのは、先人のなにか意図があってのことだと思う。
「福」で2014年をシメて、「寿」で2015年始業(笑)、と。
場所はコチラ。
今回もタメませんよ。東側より。
福橋に比べ、トラス感大幅増量(笑)。
このヤレた感じが、
個人的な滋賀県内の橋ランキングでは、かなりの上位ランカーであります。
…って、あら?
橋属性の方は共感してくださると思うのだが、このパターン悔しいのよ~。なおかつ、ほぼほぼ肝心な面を下にしてぶっ倒れているのがお約束(笑)。よっぽど小ぶりな親柱ならともかく、こんなもん起こしたり転がしたりすんのは無理~。
ちなみに右側の親柱は…?
気を取り直して、トラスを鑑賞。
この橋も、「福橋」と同じく、下路平行弦プラットトラス。そしてこれまた同じく「歴史的鋼橋集覧」にリストアップされている。親柱が逝ってしまっているものの、そこから参照したデータによると、橋の開通は1931(昭和6)年12月。福橋に先行すること約2年だ。
で、この道、現在こそ長浜市道だけど、開通時は県道上山田片山港線(現存せず)だったということで、コレも福橋との共通事項。
そう、この二橋、実に兄と弟のような関係だったのであります。
というわけで、しばしじっくりとご鑑賞くださいませ。
全般的に見て、昭和ヒトケタ橋にふさわしいヤレ具合。欄干もけっこう破損してるし、トラスも塗装が剥がれてサビサビ。長浜市さ~ん、もうちょっと大事にしてあげてよ~。
…と言いつつ、この一種凄惨な姿が、あるオーラをこの橋にまとわせていることも否定できない。
西側へ渡る。
で、コチラ西側。
サイドぎみに。
最後にアップで。
なんやこれ(爆)
以上、完結。