『八月の憂鬱』~マタニティーブルー?
今日は、くしくも8月1日。ってことは、サイトの出産予定日まで残すところ、
あと1ヶ月!カウントダウンスタート!ナナナンデストォ~!
ここで、臨月を迎えた私の憂鬱の原因を赤裸々告白いたします。
先程、簡易サンプル版が“ケータイ”に届いた。“カワイ~!?”感涙である。
だが、しか~し、最終完成品としてのシステムは、まだまだこれからである。
しかも、サービス名の商標登録申請をすっかり忘れていたのである。
本当に、無事、立派な“オモシロサイト”を産むことが出来るのか?
高齢出産でもあるし、全てが順調につつがなく運ぶことを祈るばかりである。
それにしても、いったい、どれくらいの人がアクセスしてくださるのか?
私自身は、かなりの“オモシロサイト”だと思うのだが、“親馬鹿”だろうか?
友人達も「オモロイ!」と心強い言葉をかけてくれるのだが、“御世辞”だろうか?
“脳内メーカー”みたく爆発的アクセスがあったら、“サンジャポ”取材だろうか?
流石の“ノホホ~ン系極楽トンボ”も、少々呑んでも、眠れぬ夜が続いている。
そして、最大の憂鬱の原因、それは、“ケータイサイト”って儲かるのか?
仮に、私達の熱い想いが通じて、そこそこのアクセス数があったとしても、
収入につながるのか?ということである。既に経費は、かかってきている…。
先述の通り“創る”ことは出来ても“儲ける”ことが得意でない集団の弱点である。
事実から推測するに、現在とんでもない数の“ケータイサイト”があって、
とんでもない数の会社が、その開発に携わっておられるのだから、
収入に全くつながらないはずが無い。…たぶん。…おそらく。
捕らぬ狸のなんとやら…。
何をどう心配したって、どうにもならない問題ではあるのだが、
欲の皮ツッパリ系大阪人としては、こちらもおおいに気になるところである。
小さな胸に、これらの憂鬱をイッパイ抱いて、泣いても笑っても残り1ヶ月。
四十路女のマルコー出産。女心に母心は、ゆらゆらと揺れ動いているのであ~る。
うそこ“脳内メーカー”勉強になりま~す!
http://maker.usoko.net/nounai/
“脳内メーカー”がオモシロイ!
姓名を入力するだけで、その人の脳内イメージなる、脳を支配している事柄が、
脳断面図に、文字の羅列でビジュアル表示される。ケータイからもアクセス可能で、
なぜかPCでの結果と異なる場合があるのだが、姓名を入力するだけの手軽さと
冗談っぽい気軽さがとってもいい。
その上、まんざら冗談ばかりとも言えず、結構当たってる?と思わせるところが、
ブレイクの要因だろう。老若男女を問わず、当たるの~?と疑いながらも、家族や
友人、身近な人達の名前を次々入力しては、妙に納得したり、爆笑したり、
ゲンナリしたり、1週間は完全にドップリハマル。
テレビでも紹介されたせいか、アクセスが集中し、早朝以外は結構つながりにくい。
って、早朝からアクセスした本人が言うのだから、マチガイナイ!
一時期、流行った“顔チェキ”といい、今回の“脳内メーカー”といい、
無料での“お手軽気軽オモシロサイト”が、これから先もドンドン生まれて、
ちょっとしたブームになりそうである。
キーワードは、
“コミュニケーション活性化型お手軽気軽ツール”
う~ん、勉強になりま~す!
会社設立の効用
『IT業界って…ネットノムコウの人達って…どうもウサンクサイ』
こんなイメージが一般的にあるのかもしれない。実際、私達がこのサービスを始める
にあたり、“IT”って言うだけで、友人知人達は、ちょっと心配そうに眉をひそめる。
特に年齢層の高い方々には、その傾向が顕著である。
確かにIT業界は、非常にアンダーグランドでデンジャラスな側面を持っているように
も思える。でも私達は、いたって真剣に、今回のサービスは、オモシロイ!と考えて
おり、いたって真剣に取り組んでいる。クリエイター集団なりの勘と熱意である。
結果、9月1日のサービスインに向け、“オモシロサイト”大真面目提供者として、
社会的信用の獲得、我々の本気度を証明すべく、会社設立決定!
しかも多数決で、私、極楽トンボが代表取締役を仰せつかることに…。ナンデスト?
御周知の通り、昨年5月の新会社法施行で資本金1円で株式会社が創れちゃう。
ネットで、御近所の司法書士さんを調べ、数件に電話で要領と概算費用を伺い、
社判と実印登録を準備中だ。結局、必要経費は約35万円。ナンデスト?
会社名は、まんまサービス名と同じものにした。でも、まだ内緒なんです…。
同時に、サービス名及び会社名ロゴ、コーポレートカラー、名刺デザインなどなど、
流石に、アートワークは迅速かつスムース。これも美大出身の強味である。
余談だが、私は社歌を3番まで創ってしまった。これにはメンバーが、ナンデスト?
全員、初めての株式会社設立。ナンデスト?と不安要素は山盛りあるが、
準備を進めていると、ムクムクと“ヤル気”が湧き、更に真剣みが増してきて、
オモシロくって仕方がない。当初の目的は、社会的な信用を得ることだったが、
案外、このモチベーションアップが会社設立の効用かも知れない。
『ノホホ~ンと、でもチャクチャクと…』
話の流れでお気づきの方もおられると思うが、私が今、2度目のチャレンジとして、
“ネットノムコウ”から始めようとしているサービスは、21世紀ITのメインストリーム、
“ケータイ”サイトを対象とした、
ノホホ~ン系“Web2.0”的・前代未聞的・ヴィジュアル的
サービスなのであ~る!バートークから、かなり愉快なアイデアが生まれた!
前回のプロジェクトの反省を多いに活かし、9月1日のサービスインを目指し、
チャクチャクと…アタフタと…スッタモンダしながらも、準備を進めている。
とはいえ、技術的なことは、聡明で堅実な協力者にお任せで、私はもっぱら、
コンセプトワーク、アートワーク、例の美大ツナガリ集団の士気高揚に、
精を出す毎日だ。そういえば、最近、週に2~3度しか呑んでない…。エッ?
それでもサービスを始めるにあたり、まだまだやるべきことが…あるあるある。
サイトのタイトル、ロゴ、構成、デザインどないする?
アカウント名いるんよね?
宣伝は?お金無いや~ん!
儲かったら?って言うか、儲かるの?
テレビ取材あったら?エステ行っとく?
クレーム出たら?ゴメ~ン!で赦してもらわれへんか…。
不測の事態って?例えばどんな?
1円で株式会社設立しとく?社長って私?
社判は?書体は吉相体?口座の名義は?
事務所どこにする?家賃は?広さは?…などなどなど。
ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、ドキドキ、呑みが足りないせいか、どうも眠れない。
でも、あんまり深刻に考えてもね…肩の力抜いて、極楽トンボでやってみるか…。
『ノホホ~ンと、でもチャクチャクと…』 まもなくベータ版も出来上がるし…。
このサービスが誕生すれば、みんなの生活、も~っとオモシロクなるはずである。
これからは、サービスインに向けて、私の周りで起こるであろう“めくるめく”
出来事をリアルタイムに、真面目にドキュメンタリーでお届けしていきたいと思う。
お楽しみにね~!っていうか、応援してくださ~い!
“ネットノムコウ”への出入口
図らずも、私は、かなりの“ケータイ”へヴィーユーザーである。
友人知人達との連絡の殆どは“ケータイ”メール、たま~に通話。
ゼミの学生達との緊急連絡やお悩み相談、コンペや呑み会幹事の御案内、
乗換案内にニュース、天気予報、“Yahoo”オークションに“楽天”ショッピング、
“Mixi”や“GREE”の書込みに、“教えてgoo”や“Hatena”の疑問検索、
チケットやホテル予約に、銀行振込、株価チェックも、ぜ~んぶ“ケータイ”!
私の周りのオーバー65、現役デザイナーの師匠も、遅ればせながら?(失礼!)
“ケータイ”メールにハマリ、とうとう“写メ”にまでハマッテしまわれた。
“ケータイ”ネットにハマラレルのも時間の問題かもしれない。
今後どんな“Web2.0”的サービスが生まれるのか、わからないけれど…
“ネットノムコウ”への出入口は、
やっぱ“ケータイ”?きっと“ケータイ”…マチガイナイ!
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ブラヴォー♪ “ケータイ”
2006年12月の朝日新聞によると、
『携帯電話利用者、世界で20億人突破。インターネット利用者10億人弱』
って、言われてもちょっとピンとこないが、
『日本の普及率は、携帯電話利用者74%、インターネット利用者50%』
普及率世界ランキングでは、いずれの数値もまだまだ低いのだそうな…。
それにしても、最近の“ケータイ”ってホントブラヴォー♪
メール、ネット、カメラ、音楽再生、ワンセグ、オサイフ、ゲーム、GPS…。
こりゃ、機能的にも、PCを上回る?‥って思っていたら、
W-ZERO3みたいなスマートフォンが、日本でも次々発売されている。
アップルから米国で発売された“iphone”、 日本国内発売が待ち遠しい。
普及率はまだまだ上げられると、新規利用者獲得や現利用者の囲い込みに、
キャリアもメーカーもさぞかし必死なのだろう。
とにかくあの小さな箱の中に、これでもか~!ってくらいに機能を満載し、
しかもどんどん薄く美しくなっていく。革新的技術やデザインを競い合い、
担当デザイナーである多くの友人達は、連日残業で悲鳴を上げている…。
ケータイ進化論 NTT出版ライブラリーレゾナント012/小檜山 賢二
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梅田先生、やっぱり “Web2.0” ですよね?
それにしても“Web2.0”ってこの先どうなって行くんだろ?
そもそも“Web2.0”って何なんだろ?正直、まだよくわからない。
元来、世間の流行や新しい物事が気になる私は、いつも走り始めてから考える。
先述の通り、情報の発信者と受信者という構図で見れば、
“You Tube”や“Mixi”など、個人が情報を発信する機会は、ここ数年で
爆発的に増えたし、その情報はかなり役立つし、愉しいし、癒されたりもする。
それ以外にも“ロングテールの法則”で、今まで売れなかったものが売れたり、
サイトの内容に適したスマートな広告方法で、
“Google”と“amazon”は益々巨大になっていくのだろう。
“ネットノムコウ”の第二の人生、“セカンドライフ”もかなり愉しみである。
こうして見てみると、私の場合、技術的なことやシステムについては、
全く未知で無知なので、“ムコウ”側から未来を予測することは不可能である。
しかし、極楽トンボな私の楽観的予測はこうである。
技術やシステムは、日進月歩。“Web2.0”的サービスもまだまだ増えてくる。
今はウェブなんかと無縁に思える人達にまで、いずれこの波が波及する。
その頃には、おそらく“Web2.0”という言葉は、過去のものになっている…。
ですよね?梅田先生?
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Oh!My “Mixi”!
約2年半前、友人からの招待で“Mixi”を始めた。利用方法に個人差はあると思うが、
私の場合、マイミクは、呑み仲間や母校の先輩後輩など友人約50名。特別多くない。
それに比べ、参加コミュニティーは、約150件。
バーにグルメ、デザインにアート、ゴルフにマラソン、ITに株式関連など幅広い。
公開日記を書くことは、決して得意ではなかったが、マイミクの日記や参加コミュの
トピックは、マイペースでチェックするだけなので、ノンストレスでナ~イス!
自発的に何かを知りたい時や知らせたい時、辛い時、困った時は、特にナ~イス!
例えば、御年50歳を迎える大学先輩の再婚祝賀会の案内を広めたい!
フルマラソンのタイムをちょっとだけ自慢したい!
バーのトイレの蓋を閉めて出るのはマイノリティなの?
引ったくりに遭い大怪我…至急、大阪市内の名脳外科医情報集めたい!など。
こんな時“Mixi”は、貴重な情報基地であるだけでなく、
時に経験者のアドバイス、時に喜劇のヒーローや悲劇のヒロイン達の本音、
時に応援団のエールである。言わば“ネットファミリーお茶の間劇場”なのだ。
そんな私が今では、こうして積極的にブログを書くまでになった。
ライバルは、眞鍋かをり嬢である!?
これはまさに、“Web2.0”がもたらす社会的変化であり、私の個人的大変革でもある。
大手メディアが介在しない個人による情報の発信と受信。
ここに私が始めようとしている新しいITサービスのヒントがある。
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だって、デザイナーなんだもん!
先述の通り、私の本業は、プロダクトデザイナーである。
デザイナーの仕事とは、簡単に言えば、新しいアイデアやイメージにカタチを与え、
新しい価値を“創る”ことと理解している。
うまく新しい価値が生み出せれば“創る側”の目標は、ほぼ達成したといえる。
初めてのプロジェクト参画の折にも、IT分野とはいえ、新サービスという価値を
“創る側”として、デザイン分野でのノウハウを活かすことができたように思う。
しかしである。
いざこの新サービスをどうやって世に広めていけばよいのか?“売る”方法論がわからない。
予算の無いたった数名の美大ツナガリ集団は、この新しい価値を一機に社会全体に分配し、
換金するプロフェッショナルなノウハウを持ち合わせていなかった。
だからデザイナーって、あんまり儲からないのかなあ…。
宣伝企画マンや営業マンの友人達に相談しても、仮に潤沢な予算があったにせよ、
カタチも無い新しいアイデアを“売る側”の苦労は、並大抵のものではないらしい。
例えこのサービス自体が、次世代の主流になる可能性を多分に秘めていたとしても…。
結局、プロジェクトは、一旦暗礁に乗り上げてしまったようだが、
この経験を通じて学ぶべきことは、私のように“創る側”の人間が、“売る側”に立つには、
暗中模索しながらも、宣伝や営業の新しいアイデアを“創る”しかない…ということである。
だって、だって、デザイナーなんだもん!
今や最も尊敬するIT業界の師は梅田望夫氏。
『ウェブ進化論』に出逢い、目からウロコ!
“ネットノムコウ”側の世界をド素人の私にもわかり易く明快な表現方法で解説されている。
誠にせん越ながら、私が志してきたデザインポリシーにも通ずるものを感じる。
な~んて、偉そうなことを言ってもいいのだろうか?
さておき、“Web2.0”、ロングテール、Google、Amazon…
なんと世の中、こんな事になっていたのか!こんなに大きな波が来ていたのか!
このモンスターウェーブは、デザイン界とも無縁のものではない。
オヤジ系四十路女性デザイナーなりの波の乗り方があるに違いない!
…そう思えるのである。
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