こんにちは。
受験勉強の一環として、自習用の問題集を解くことも多いかと思います。
ただ、そういった問題集を有効活用できている割合は低いように感じます。
積読状態になっていたり、少し手をつけたものの仕上げることができていなかったり。
原因としては、問題集をやり始める時に、計画を立てていないか、計画の立て方が甘いかのどちらかです。
問題集を解く時には、その問題集を仕上げるためにも計画は立てた方がいいです。
一つの問題集を仕上げる目安としては2〜3ヶ月です。
問題集の内容や量にもよるのですが、原則は上記の期間がベストです。
これ以上の期間だと、間延びしてしまいます。
問題集1冊を2〜3ヶ月で仕上げるとなると、かなり計画性が必要です。
というのも、問題集を仕上げるというのは、最低同じ問題集を3周はする必要があります。
1周目は、自分がどの問題が解けてどの問題が解けないかを見極め、
2周目は、解けなかった問題を重点的に補強していき、
3周目で、2周目でも苦戦した問題を復習する
といった使い方をするためです。
問題を1回といて終わり、という問題集の使い方はあまりおすすめしません。
問題を1回といて終わりという場合は、多くのケースで解きっぱなしになってしまっているからです。
この解き方は、せっかく時間を費やして問題を解いたわりには、苦手問題を放置することになり、成績が伸びにくいです。
話を戻しますが、問題集を3周まわすためには、自分の中で1日あたりの問題を解くペース配分を考えておく必要があります。
大抵の場合、塾の課題と同時並行で進めていくことになるからです。
通塾もありますし、模試もあります。
そういった物理的に制約がある中で、問題集と向き合っていくことになります。
例えば、総問題数が300題の問題集を解いていくのであれば、1周目で1週間に50〜60問をこなしていくことになります。
問題集の難易度にもよりますが、この場合だと1日10問前後解いていくことになります。
通塾がある場合は、時間の確保が難しい場合も考えられます。
そういった場合は塾が休みの日に回すといったことも必要でしょう。
逆に十分時間が取れる場合は、1週間のうち、1日か2日をお休みとしても構いません。
おそらく、問題集を仕上げる上で、一番時間がかかり精神的に大変なのが1周目です。
ここで、計画を立てた期間内に問題をこなせれば、問題集を2周目、3周目と回していきやすくなります。
問題集の2周目、3周目は一度演習した問題でもあるので、気が楽になっていきます。
問題集は、手に入れるとそれだけで自分の成績も上がるかのような錯覚を覚えますが、3周ほど同じ問題集で演習することではじめて自分の実力になります。
塾の勉強もしながらの場合、物理的に忙しく、自主勉強で問題集を仕上げるには、3周まわすために計画を立てることも必須です。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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