こんにちは。

 

難関校の入試の算数を解くにあたって、思考力の強化は必須です。(※下記記事にも記載しています↓)

 

 

 

思考力の強化の勉強は、できれば小6春頃には始めたいところです。

 

もし学習が早く進んでいるようであれば、基礎を一通り終えたあたりの小5後半から始めることができるとより良いと思います。

 

小6の夏以前に思考力系の対策をしていない場合、小6の夏以降から成績が上がらず、そこからあわて始めるというケースが目立つように思います。

 

このケースは苦戦することが多いです。

 

理由としては2つあります。

 

一つは物理的に、勉強できる時間が少ないからです。

 

”受験の天王山”である夏が終わってしまっている上に、受験まで残り半年を切っています。

 

また、小6の秋以降は模試ラッシュです。

 

小学校の学校行事なども重なる時期ですし、思うように勉強時間が取れない時期になります。

 

 

苦戦するもう一つの理由は、急に勉強法を変えることができない点が挙げられます。(もちろん、思考系の勉強法が必要だと受験生さんご本人が相当意識していて、必死で勉強できる場合はなんとか間に合うこともあったりします。)

 

ですが、それまで、思考力系の応用問題対策をしてこなかった場合、急に思考系対策をしても伸び悩みがちです。

 

というのも、思考系対策をしていない場合の算数の勉強法は、基本的に解法を丸暗記する暗記型の勉強法で固定されてしまっています。

 

するとそういった受験生さんの頭の中が、算数の勉強=暗記という回路が出来上がってしまっています。

 

小6の秋口までその方法でずっとやり通してきたがゆえに、新たに、思考系の勉強用の思考回路をつくるのに拒否感や抵抗感があるケースが多いのです。

 

また、それだけでなく、小6の9月以降で成績が思うように伸びない場合、焦りやイライラがかなり募るようになり、おおらかな気持ちで問題に取り組むのが難しくなります。

 

思考系の問題は、どちらかというと構造を見抜く問題ですので、小手先の技術や瞬時に解ける技術でなんとかなるわけではありません。

 

成績が落ち着いている時や、比較的メンタルに余裕がある時は、どっしり問題と取り組めても、受験直前期のようなメンタルプレッシャーがかかる場面では、思考系の応用問題を避けがちになってしまいます。

 

そうなってくると、受験までに時間がない上に、メンタル的にも思考系の応用問題に取り組めません。

 

結果、受験本番で思考系の応用問題に対応できなくなりがちです。

 

 

こういったケースに陥らないためにも、思考系の応用問題の対策に取り組むのは、できれば遅くとも小6の夏休み前をおすすめします。

 

小5から少しずつゆとりを持って取り組めるとかなり理想的です。

 

小5から思考系対策を始めるのであれば、最初は1週間に1回、15分くらいからでも構いません。

 

早い時期から取り組めば、時間や負担が少なく取り組めます。

 

 

 

思考系の応用問題対策が必要な難関校を受験する場合は、なるべくはやくから思考力強化に取り組んでいただければと思います。

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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