こんにちは。

 

今日は、『今の中学受験は、昔の3倍大変と聞くけれど問題』というテーマで書いていきたいと思います。

 

親御さんが中学受験を経験されていて、お子さんもという場合、親御さんがお子さんの受験の内容を見て、驚かれることがあります。

 

実際、親御さんから「いやあ、今の中学受験大変ですね。私の時とは全然違います。」というお言葉をいただいたり。

 

確かに、以前より勉強量は増えています。

 

 

 

一番負担が増えているのは、間違いなく算数でしょう。

 

算数の負担が大きくなっている理由としては大きく2点挙げられると思います。

 

一つは、数年前の受験問題が今年の解けて当たり前の問題になるからです。

 

毎年、大手塾のテキストを拝見していますが、数年前のトレンド問題が数値などは多少変えてありますが、今年のテキストに記載されていたりします。

 

数年前の入試の難問が、今はできて当たり前の標準問題となりっているのです。

 

そして、その現象が毎年繰り返されることになります。

 

単純に考えれば、後に受験すればするほど問題が難しくなっていくという寸法です。

 

ただ、これは対策を取れば、3倍負担を4〜5割は減らせます。

 

というのも、3倍大変そうと言われていたりするようですが、算数の問題を全部暗記で対応しようとすれば、確かに全ての問題を網羅するのにそれくらいの負担になるでしょう。

 

しかし、算数の問題といえ、よくよく問題を見てみると、この問題は表面的には変えてあるけれど、問題の本質は同じだ!という事がよくあります。

 

つまり、算数の問題の本質が見抜けるようになれば、大量の問題をこなす作業から解放されます。

 

普段から思考力を鍛えてください!と口を酸っぱくしていっていますが、それは、思考力を鍛えた方が、全部暗記に頼るよりも最終的には負担が少ないからというのもあります。

 

 

受験が大変になっているもう一つの理由は、上位校が思考系の応用問題の比重を増やしたからです。

 

もともと最難関校は、思考系の応用問題重視です。

 

それは昔も今も変わっていません。

 

問題は、最難関校の次にくる上位校の問題が変化している点です。

 

例えば、関東であれば白百合学園、関西で言えば高槻といった学校群です。

 

そういった学校の問題が、6〜7年前あたりを境に、全テスト問題に占める思考系の応用問題の比重を増やしているのです。

 

かなり大幅に増えています。

 

今までは、全体の2〜3割が思考系応用問題で残りは暗記で対応できる標準問題でしたが、その割合が逆転している印象です。

 

そうなると、今までの受験生さんは標準問題をそこそこマスターしていれば合格だったのが、標準問題プラス思考系の問題まで対策しないと合格が厳しくなってしまったのです。

 

思考系の応用問題は暗記では解けないような問題構造になっています。

 

なのでどうしても、暗記系プラス思考系の問題対策が必要になってくる分、負担が増えます。

 

 

こういった傾向を踏まえた上で、志望校によって受験対策をすることがより求められているのではないかと思います。

 

上位校〜最難関校の場合は、基礎訓練と同時に思考系対策をする

 

標準問題が多い中堅校の場合は、基礎知識を固める。問題量が多すぎる場合は取捨選択をする。難問を深追いしすぎない

 

といったおおまかな方針を持った上で、勉強スケジュールを組むのが、一番消耗しにくいと思います。

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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