こんにちは。

 

昨今の中学受験を見ていて、一つ心配しているのは、燃え尽き症候群です。

 

前回、下記のような記事を挙げました↓が、中学受験ではなるべく余力を残して第一志望に合格してほしいという思いがあるからです。(※中学受験算数でも全て暗記で乗り切る勉強法でなく思考力強化を提言しているのは、結果が出やすいというだけでなく、その方が効率的だからというのも大きいです。)

 

 

 

 

中学受験後も中高一貫校生活がありますし、大学受験に向けてまた新たに勉強が始まっていきます。

 

中学受験で疲れ切ってしまうと、中高一貫校で踏ん張りがききません。

 

 

中学受験の内容が中高一貫校でもプラスになるのでは?と聞かれることもあるのですが、中学受験で習った科目自体は中高一貫校の中身と異なります。

 

また1から新たに中学以降の中身は学んでいく必要があります。

 

もちろん、漢字や足し算引き算などの基本計算は使えるかもしれませんが内容的にはリセットされると思っておいた方がいいです。

 

中学以降は、数学をはじめとして公式や深い思考力をさらに要求されるようになります。

 

入学した時点で、横一線状態です。

 

進学校に行くメリットは、周りが優秀だから彼らと一緒にいることで良い影響を受けやすいという点です。

 

しかし、昨今の中学受験の競争激化・開始時期の低年齢化によって、

 

・体を壊す限界まで追い込む

・質より量の勉強

・睡眠時間を削る

 

などのケースが多々見られます。

 

第一志望に合格して、かつその後の中高一貫校生活でも元気に楽しく過ごせるように、

 

最短効率で合格することを目標に中学受験にチャレンジしてほしいと思います。

 

中学受験で合格ラインギリギリで受かったら、中高一貫校生活についていけなくなるのではないか?と心配されるケースもありますが、

 

中学受験は受かればいいです。合格最低点でも構いません。

 

中高一貫校は基本的にきちんと中学に入学してから課題をこなしていけば、国公立大学に合格できるカリキュラムになっています。

 

入ってからが勝負です。

 

 

ただ多くの中学受験のご様子を聞く中で、中学受験で余力を残して合格するのは実は至難の業です。

 

多くの場合、

 

とりあえず中学受験を始める

→模試の成績に一喜一憂

→小6になって成績が上がらずあわてる

→勉強「量」でなんとかしようとする

→受験直前期も成績が不安定

→さらに勉強「量」を増やす

→それだけやっても第1志望合格にはならず

万が一合格しても、中学以降で頑張る余力が残っていない

→受かっても受からなくても疲弊してしまっている

 

というコースをたどります。

 

難関校である第一志望の合格を勝ち取るには、中学受験を開始するときから、いかに効率よく合格を勝ち取るか戦略を持っておかなければなりません。

 

余程の天才でもない限り、何も戦略を立てずに中学受験を始めて、なんとなくうまく合格になったというケースは見た事がありません。

 

最難関もしくは難関の第一志望に合格して、かつ中高一貫校でも楽しく過ごせている受験生さんは、いかに最短効率で、合格を勝ち取るかの道筋を最初の段階でたてている事がほとんどです。

 

そういった受験生は受験直前期も慌てふためいて、エネルギーを消耗することも、体調を損ねることもありません。

 

中学受験をいかに最短効率で乗り切るか、その戦略を必ずたててくださいね。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございます。

 

 

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こんにちは。

 

模試の成績が上がらなかったり、解けない問題が増えてくると、多くの場合、量を増やすことで対処しようとします。

 

しかし、量を増やす勉強で効果があるのは、勉強法が正しい時だけです。

 

個人的には、量の勉強法よりも徹頭徹尾「質」の勉強法を推しますが、

 

量の勉強法であっても一時的に効果が出やすい時期があります。

 

基礎知識の習得の時期です。

 

小5後半までは、新しく習う解法を身につける時期ですが、この時期は回数を重ねるごとに点数も伸びやすい時期です。

(※ただ逆にいうとこの時期は、「とりあえずやり方を覚えればいい」とお子さんが解釈してしまいやすい時期でもあるので注意は必要です。一旦、この考えにはまってしまうとなかなか抜け出せません。)

 

この、量でも点数が取れる時期が小5後半まで存在します。

 

ただ、思考系の応用問題の比重が高まる小5後半以降から、こういったタイプは成績が下降していきます。

 

その時に、多くの受験生は勉強法を変えるのではなく、量を増やすことで太刀打ちしようとします。

 

しかし、その後の結果は残念なことがほとんどです。

 

入試結果のパターンも、第2志望は合格でも第一志望で結果が出ない事がほとんどです。

 

難関校の第一志望に受かりたい場合は、抜本的に勉強法を切り替える必要があります。

 

多くの受験生さんが第一志望にする学校は、基本的に思考系重視の問題の出題ばかりです。

 

量をこなすことで乗り越えようとする受験生さんには解けない問題構成になっています。

 

基礎問題をある程度解けるようになったら、同じような問題を解く練習は、多くても3回くらいまでにとどめておきましょう。

 

小5後半からは、繰り返しの練習を増やすのではなく、今の自分にとってちょっと難しめの問題をじっくり解いていくスタイルに変更する必要があります。

 

同じ1時間を勉強するのでも、標準問題を10題解くのではなく、思考系の難問2題を考える練習に費やしましょう。

 

小6で伸びないタイプの受験生さんは、この切り替えができずに受験直前期に突入してしまっています。

 

ただ、この勉強法の変化が必要であることは、なかなか受験生さんご本人では判断しにくいです。

 

そもそも受験生さんは、目の前のカリキュラムをこなすことに必死であることが多く、長期的に今何をすべきかまで考えているケースはごく稀です。

 

なので、できれば、小5後半あたりで周りから勉強法の変化の必要性を伝えることができる事とが望ましいです。

 

また、量より質の勉強法が大切なのは、物理的に体力温存という面もあります。

 

勉強生活は、中学受験だけでなくその後も続きます。

 

中学受験でひたすら、量の勉強法をとったタイプは中学受験で疲れ切ってしまい、中高一貫校であまり伸びないことも。

 

余力は残しておく必要があります。

 

そうすると、成績が下がった時に量で乗り切る勉強法は、得策ではありません。

 

勉強法を変えることで対応していただければと思います。

 

 

 

 

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こんにちは。

 

先日、5月のマンスリーテストがありましたね。

 

今回のマンスリーテスト(算数)は、おそらく平均点が高いでしょう。

 

平均が80点近くいくのではないでしょうか。

 

こういった平均点が高くなるテストでは、取りこぼしは厳禁です。

 

ただ、自分ではできたと思っていても失点してしまっている問題があるというケースもあります。

 

水槽に直方体を入れるケースや場合の数の問題も、最後の計算まで合わせることができたでしょうか?

 

取りこぼしがある場合は、

 

・問題の読み間違い

・計算ミス

 

が原因であることが多いです。

 

面積を求める問題なのに、線分の長さを求めてしまっていたりと。

 

平均点が高いテストでは、こういった間違いは命取りです。

 

平均点が高くなるテストでは、点数が上がったことを喜ぶというよりは、取りこぼしがなかったかを検討してください。

 

というのも実際に、入試でも、問題がやさしくなることがあり、そういった時は合格者平均点も高くなりやすいからです。

 

その場合、下剋上が起きやすく、上位層であってもちょっとしたミスで合否が分かれてしまいます。(こういったちょっとしたミスでのお話は下記の記事をご参照ください↓)

 

 

 

 

普段頑張って勉強しているのに、模試で力を発揮できない場合の対策として、

 

・普段の勉強の際にタイムプレッシャーをかけておく

・模試の過去問を解いてみる

 

ことをおすすめします。

 

基本的には、普段授業で習っている例題の勉強がきかれています。

 

それにプラスして取り組んでみるというイメージです。

 

普段解けている問題が模試で解けない場合は、テスト特有のプレッシャーに負けていることが多いです。

 

特に時間でしょう。

 

サピックスの模試では、問題が最後まで解けていないケースが多いです。

 

普段の勉強をする際に、ゆっくりと問題を解いているケースが多いです。

 

そのため、試験になると急に慌ててしまうのです。

 

そして問題文の読み間違いやケアレスミスが頻発します。

 

基礎問題に関しては、内容が定着してきた頃から、時間を測って解いてみましょう。

 

 

また、模試の成績優秀者は模試の過去問を勉強材料にしていることも多いです。

 

普段の勉強は頑張っているのに模試で弱いタイプは、模試の過去問を使って予行演習をしてみるのも一つの手です。

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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中学受験では、塾ごとにテキストが違います。

 

各塾の特徴を挙げてみたいと思います。

 

関東の大手塾、サピックスの場合。

 

特筆すべきは、問題が毎年更新されている点です。

 

毎年改訂は、なかなかできないので、とても良いところだと思います。

 

また、他の塾はほとんどがテキスト形式である中、プリント形式であることも大きな特徴です。

 

毎年、問題を更新していくために上記のようにプリント形式にしているとのことですが、プリント形式の大変なところは管理です。

 

本になっている他の塾のテキストと違い、管理ができていないとすぐにテキストがどこかにいってしまいます。

 

「ねえねえ、このプリントどこー?」

 

という台詞を一番多く聞くテキストでもあります。

 

プリント管理が必須です。

 

問題の更新頻度は非常に早いです。

 

直近数年分の入試問題であっても、最新のテキストに掲載されていることも多々あります。

 

テキストの問題はA〜Eランク(※小6のテキストの場合)に分かれています。

 

小5で一通りの基本問題は網羅します。

 

小6になると、数年前に入試で出題された問題も収録されていたりと、基礎問題プラスアルファのレベルの問題集になっています。

 

そのため、新小6になった時は、急に大変に感じるかもしれません。

 

新小6に上がりたては、要注意です。

 

 

 

四谷大塚のテキストは、標準問題を取り揃えた良問が多いです。

 

ただ、注意点としては、小5のちょうど今の時期からテキストの内容が急に難化する点です。

 

 

グノーブルのテキストは、サピックスと似たカリキュラムになっています。

 

 

関西の塾の1番手は浜学園ですが、とにかくテキストの問題量が多いです。

 

基礎問題から灘レベルの問題まで広く載っています。

 

自分が基礎固めをしたいのか、もう少し難しい問題まで取り組みたいのかを明確にした上で、テキストは取り組んだ方がいいでしょう。

 

希学園のテキストは、基礎をしっかり固めるのに適しています。

 

例題や類題も使われている数値が難しすぎないので、例題の解き方を理解しやすい印象です。

 

関西の塾のテキストの特徴は、濃度計算で使われる天秤算が記載されている所です。

 

関東の塾では記載されておらず、授業でも習わないのですが、関西の塾では当たり前のように受験生さんは解いていかれます。

 

関東からも、関西の学校を受けることがあると思いますが、個人的には天秤法は習得しておいた方がいいと思います。天秤法を使いこなせれば、食塩の問題でできないものは無くなります。

 

共通して言えるのは、どのテキストも基礎知識の定着に非常に役立つ点です。

 

志望校が中堅校の場合は、塾のテキストの完成度を上げることで合格に近くなるでしょう。

 

一方で、思考系の応用問題が出る学校を受験する場合は、塾のテキストで基本を固めつつ、思考系の応用問題対策も小5くらいから並行して行う必要はあります。

 

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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こんにちは。

 

塾の課題や自主課題の問題集は、解くことも大切なのですが、その問題が今の自分にとってどのレベルなのかを「仕分ける」ことも大切です。

 

真面目な受験生さんほど、前から順番に全部解いていこうとされます。

 

その姿勢ももちろん素晴らしいのですが、難易度が上がれば上がるほど、受験生さんにとって問題集を解くのがプレッシャーになっていきます。

 

ずっと難しい問題を解いていくのは、なかなかメンタル的にも疲れたりします。

 

おすすめしているのが、問題を全部解こうとするのではなく、問題を仕分けるように解いていく方法です。

 

例えば、

 

制限時間内に、正確に答えまで導き出せた問題には◎

 

時間はかかったけれど、答えまでたどりついた問題はまる○

 

計算ミスや あともう少しで解けた問題には△

 

内容的に難しかった問題は×

 

というふうに。

 

記号の横に、問いた日付も一緒に書いておくといいでしょう。

 

ポイントは、自分がその問題に対してどの段階なのかが一目でパッとわかるようにしておくことです。

 

問題集で解いた問題を定着させるために、三周することをおすすめしていますが、労力的には1巡目が一番大変です。

 

1番大変な一周目の問題を解くときは、問題を仕分けるだけでもOKです。

 

問題集を前から一問一問全部完璧にしようとすると、途中で問題を解くのがいやになってくることが多いです。

 

それで問題集を解くのをやめてしまうよりは、1巡目はざっとで構わないので、問題を仕分けてしみましょう。

 

そして、二周目で

 

一周目○だった問題を◎にしていく、△だった問題を○にしていく

 

三周目で

 

二周目○だった問題を◎にしていく、△だった問題を○にしていく、×だった問題を△にしていく

 

としていけばいいでしょう。

 

余力があれば、

 

四周目をしてもいいでしょう。

 

三周目で△だった問題を○にしていってもいいでしょう。

 

もし、△や×が多ければ、三周目はできるところまでやって、少し間を空けて四周目チャレンジしてみてもいいかもしれません。

 

 

 

一つの問題に立ち止まってしまって、その問題集が嫌になってやらなくなってしまうよりも、最初はざっと問題集を進めてしまって、2巡目、3巡目でもう一度難しかった問題にチャレンジしていく方が問題集を活用できます。

 

一つずつ段階を挙げていくスモールステップアップ方式だと気持ち的にも少し楽です。

 

問題集がなかなか進まない時は、ぜひ試してみてください。

 

 

 

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こんにちは。

 

受験勉強の一環として、自習用の問題集を解くことも多いかと思います。

 

ただ、そういった問題集を有効活用できている割合は低いように感じます。

 

積読状態になっていたり、少し手をつけたものの仕上げることができていなかったり。

 

原因としては、問題集をやり始める時に、計画を立てていないか、計画の立て方が甘いかのどちらかです。

 

問題集を解く時には、その問題集を仕上げるためにも計画は立てた方がいいです。

 

一つの問題集を仕上げる目安としては2〜3ヶ月です。

 

問題集の内容や量にもよるのですが、原則は上記の期間がベストです。

 

これ以上の期間だと、間延びしてしまいます。

 

 

問題集1冊を2〜3ヶ月で仕上げるとなると、かなり計画性が必要です。

 

というのも、問題集を仕上げるというのは、最低同じ問題集を3周はする必要があります。

 

1周目は、自分がどの問題が解けてどの問題が解けないかを見極め、

 

2周目は、解けなかった問題を重点的に補強していき、

 

3周目で、2周目でも苦戦した問題を復習する

 

といった使い方をするためです。

 

問題を1回といて終わり、という問題集の使い方はあまりおすすめしません。

 

問題を1回といて終わりという場合は、多くのケースで解きっぱなしになってしまっているからです。

 

この解き方は、せっかく時間を費やして問題を解いたわりには、苦手問題を放置することになり、成績が伸びにくいです。

 

 

 

話を戻しますが、問題集を3周まわすためには、自分の中で1日あたりの問題を解くペース配分を考えておく必要があります。

 

大抵の場合、塾の課題と同時並行で進めていくことになるからです。

 

通塾もありますし、模試もあります。

 

そういった物理的に制約がある中で、問題集と向き合っていくことになります。

 

例えば、総問題数が300題の問題集を解いていくのであれば、1周目で1週間に50〜60問をこなしていくことになります。

 

問題集の難易度にもよりますが、この場合だと1日10問前後解いていくことになります。

 

通塾がある場合は、時間の確保が難しい場合も考えられます。

 

そういった場合は塾が休みの日に回すといったことも必要でしょう。

 

逆に十分時間が取れる場合は、1週間のうち、1日か2日をお休みとしても構いません。

 

おそらく、問題集を仕上げる上で、一番時間がかかり精神的に大変なのが1周目です。

 

ここで、計画を立てた期間内に問題をこなせれば、問題集を2周目、3周目と回していきやすくなります。

 

問題集の2周目、3周目は一度演習した問題でもあるので、気が楽になっていきます。

 

 

問題集は、手に入れるとそれだけで自分の成績も上がるかのような錯覚を覚えますが、3周ほど同じ問題集で演習することではじめて自分の実力になります。

 

塾の勉強もしながらの場合、物理的に忙しく、自主勉強で問題集を仕上げるには、3周まわすために計画を立てることも必須です。

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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先取り学習の効果が高い時期はいつなのでしょうか?

 

中学受験算数の先取り学習に適した時期は小学校3年生〜小学校5年生前半です。

 

大手塾では小学校5年生終わりまでに基礎知識の習得は終わります。

 

小学校5年生以降の場合は先取り学習をしようと思っても、物理的にあまり先取りになりません。

 

塾のカリキュラムが追いついてきてしまうからです。

 

中学受験算数の先取り学習に適した時期は小学校3年生〜小学校5年生前半ですが、その中でも、やはり早い時期に先取り学習を完了した方が効果が高いように感じています。

 

(個人差もありますが)実際に先取り学習を一緒に勉強したケースでも、小学校3年生終わりから小学校4年生前半までに先取り学習を完了したケースは、成績の伸びが非常に良かったです。

 

小学校3年生終わりから小学校4年生前半までの時期は、お子さんも自分が先に勉強したことがそのまま塾のテストででやすい時期でもあります。

 

そのため、テスト結果にも結びつきやすいため、効果がわかりやすくお子さんも嬉しいのだと思います。

 

そして、算数に対する自信がつき、学習意欲も増すようです。

 

ちなみに、先取り学習のポイントの一つは、基礎学習を一通り終える点にあります。

 

なんとなく先取り学習がいいと聞いて始めたけれど、中途半端に終わってしまうケースもあるようです。

 

もちろん何もしないよりは途中まででもした方が絶対にいいのですが、先取り学習を全範囲で終わらせた方が、より結果が出やすくなります。

 

全範囲学習を終えると、今までのケースを見ていると、うまくいくと偏差値が10以上伸びるケースも見られます。(※個人差はあります。)

 

学習を一通り終えることで、算数の地図が頭に入りやすくなるからです。

 

途中までだと、地図がまだ未完成状態です。

 

算数はいろんな分野の知識を使いながら解いていくため、全ての分野を網羅していると強いのです。

 

できれば算数の先取り学習は、早めのうちに取り組まれることをおすすめします。

 

 

算数ももちろん先取りできますが、社会や理科の暗記部分については先に勉強しておくのもおすすめです。

 

例えば、社会の地理。

 

山脈、河川、港、盆地・平野などは、白地図に書き込みながらどんどん覚えていくといいでしょう。

 

覚える部分であれば、小学校6年生にならなくても自分で進めていくことが可能です。

 

できれば小6に上がる前の小5終わりまでに取り組めていると、小6で、やることが多すぎて学習が終わらない!という状態を防ぐことができます。(それくらい小6に上がると塾での学習量が増えますので。)

 

早い方だと、小3終わりから小4あたりでどんどん自主的に暗記を進めていかれるようです。

 

社会の地理は白地図に書き込みながら覚えていくので十分です。(お手持ちの塾で配られる白地図でOKです。もし持っていなければ本屋さんなどで下記のような白地図を入手して取り組んでみてください。↓)

 

 

 

 

算数で先取り学習をしている受験生さんは、理科や社会でも先取りをされていることが多いです。

 

上手に先取り学習を活用して、受験に役立てていただければと思います。

 

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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こんにちは。

 

中学入試の定番問題をおさえるには、プラスワン問題集をおすすめしています。

 

 

 

 

理由としては3つあります。

 

①定番問題が全部一通り載っている

②直近入試でも、記載問題が使われている

③中学への算数を解く前の準備段階の問題集として使える

 

特筆すべきは、「②直近入試でも、記載問題が使われている」点です。

 

かなり古くからある問題集ですが、難関校の入試問題を解く上で必要な定番問題が網羅されています。

 

問題集に載っている解説も的確です。

 

出題者から見てこんな解き方をしてほしいという思うような解説になっています。

 

たとえば、関東女子で御三家並みもしくは御三家以上に人気の出てきた、豊島岡女子学園の今年の問題ですが、その問題を解くのに必要な定番問題がきちんと入っています。

 

(※下記の学校動画で紹介されています↓)

 

 

 

今年、豊島岡女子学園の算数の先生によると、成績上位層と成績中位層、成績下位層でくっきり差がついた問題の一つが大問5の(2)の問題でした。

 

 

この問題は、

 

①辺の長さが等しい→同じ長さのところを引っ付けてみよう!

 

②15度の三角形の面積

 

の2つのポイントに気づく必要があります。

 

どちらも入試では、鉄板の知識問題になります。

 

おそらく、大手塾では、

 

②15度の三角形の面積

 

は出し方も定番化されているはずです。

 

得点できるかどうかは、まず上記の2つが頭の中に入っていること、その上で、この2つを自分の頭の中で組み合わせることができる必要があります。

 

まずは、基本の知識として、

 

①辺の長さが等しい→同じ長さのところを引っ付けてみよう!

 

②15度の三角形の面積

 

の両方の問題を理解しておく必要がありますが、

 

実際に、プラスワンでは平面図形の2つ目の単元の4つ目と8つ目の問題として収録されています。

 

 

 

豊島岡女子学園の問題は、確かに思考力が必要な問題ではあるのですが、桜蔭の算数の問題とはまた違います。

 

かなり基本に忠実な問題です。

 

標準問題を2つ、3つ組み合わせて聞いてきます。

 

桜蔭のような複雑な問題設定はありませんし、組み合わせ問題ではありますが、基本問題を理解していれば答えに辿りつきやすく、素直な問題という印象を受けます。

 

その分、入試で聞かれる基本問題をどこまで自分のものにしているかで、大きく解答率が分かれることになります。

 

難関校の定番問題を解く前提知識の習得にぜひ活用してみてください。

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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こんにちは。

 

難関校の入試の算数を解くにあたって、思考力の強化は必須です。(※下記記事にも記載しています↓)

 

 

 

思考力の強化の勉強は、できれば小6春頃には始めたいところです。

 

もし学習が早く進んでいるようであれば、基礎を一通り終えたあたりの小5後半から始めることができるとより良いと思います。

 

小6の夏以前に思考力系の対策をしていない場合、小6の夏以降から成績が上がらず、そこからあわて始めるというケースが目立つように思います。

 

このケースは苦戦することが多いです。

 

理由としては2つあります。

 

一つは物理的に、勉強できる時間が少ないからです。

 

”受験の天王山”である夏が終わってしまっている上に、受験まで残り半年を切っています。

 

また、小6の秋以降は模試ラッシュです。

 

小学校の学校行事なども重なる時期ですし、思うように勉強時間が取れない時期になります。

 

 

苦戦するもう一つの理由は、急に勉強法を変えることができない点が挙げられます。(もちろん、思考系の勉強法が必要だと受験生さんご本人が相当意識していて、必死で勉強できる場合はなんとか間に合うこともあったりします。)

 

ですが、それまで、思考力系の応用問題対策をしてこなかった場合、急に思考系対策をしても伸び悩みがちです。

 

というのも、思考系対策をしていない場合の算数の勉強法は、基本的に解法を丸暗記する暗記型の勉強法で固定されてしまっています。

 

するとそういった受験生さんの頭の中が、算数の勉強=暗記という回路が出来上がってしまっています。

 

小6の秋口までその方法でずっとやり通してきたがゆえに、新たに、思考系の勉強用の思考回路をつくるのに拒否感や抵抗感があるケースが多いのです。

 

また、それだけでなく、小6の9月以降で成績が思うように伸びない場合、焦りやイライラがかなり募るようになり、おおらかな気持ちで問題に取り組むのが難しくなります。

 

思考系の問題は、どちらかというと構造を見抜く問題ですので、小手先の技術や瞬時に解ける技術でなんとかなるわけではありません。

 

成績が落ち着いている時や、比較的メンタルに余裕がある時は、どっしり問題と取り組めても、受験直前期のようなメンタルプレッシャーがかかる場面では、思考系の応用問題を避けがちになってしまいます。

 

そうなってくると、受験までに時間がない上に、メンタル的にも思考系の応用問題に取り組めません。

 

結果、受験本番で思考系の応用問題に対応できなくなりがちです。

 

 

こういったケースに陥らないためにも、思考系の応用問題の対策に取り組むのは、できれば遅くとも小6の夏休み前をおすすめします。

 

小5から少しずつゆとりを持って取り組めるとかなり理想的です。

 

小5から思考系対策を始めるのであれば、最初は1週間に1回、15分くらいからでも構いません。

 

早い時期から取り組めば、時間や負担が少なく取り組めます。

 

 

 

思考系の応用問題対策が必要な難関校を受験する場合は、なるべくはやくから思考力強化に取り組んでいただければと思います。

 

 

 

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こんにちは。

 

小学校6年生は、模試が少しずつ増えてくる時期です。

 

先日もサピックスオープンがありましたね。

 

模試が返却された時に、あともうちょっとで正解だったのにという問題があるのではないでしょうか?

 

例えば、計算問題でのケアレスミスや、場合の数であと1通りあったのにそれが抜けていた、、、など。

 

楽観的視して、この部分はもうちょっとで正解だったと考えたくなりますが、要注意です。

 

というのも、同じ問題を解いて正解している受験生さんをみていると、彼らはそういったケアレスミスやちょっとした間違いが起きることも想定して、さらにそれを防ぐ手立てまで講じています。

 

同じ問題を解いていても、正解者はただ単に問題を解いているだけでなく、プラスして事前にケアレスミスが起こりそうなポイントを予測し、それに対して対策をとっているのです。

 

片や、不正解者は問題が解きっぱなしであることがほとんどです。

 

ちょっとしたミスが起こる原因としては、

 

・問題文の読み間違い

・見直しをしない

・焦った

・文字が汚い

・(解答用紙に写すときなどに)うつし間違い

 

などが挙げられます。

 

多くの場合、こういったミスはその後の模試でも続くことが多いです。

 

おそらく、他のこの問題が解けた他のライバル受験生が、ただ問題を解くだけでなく、ケアレスミス等をしないように対策したり、気をつけているということをわかっていないからなのだと思います。

 

模試を受けても、その模試の結果を別の受験生さんと共有することはありませんし、問題の直しも自分でするため、間違った問題を他の人はどう解いていたのかを知る術はありません。

 

そのため、ケアレスミスやちょっとした勘違いなどで得点を落とした問題は、次は大丈夫だろうということで見逃されやすいです。

 

しかし、そういった対応の場合、次の模試でも、その次の模試でもケアレスミスやちょっとした間違いが続くことになります。

 

もちろん、人間なので多少のミスは致し方ないのですが、ケアレスミスがどうみても多い場合は、やはり一考すべきです。

 

ケアレスミスやちょっとした勘違いがあった時に、単にもう一度、頭から問題を解き直して終わりにするのではなく、そのミスを防ぐにはどうしたら良かったのか?まで考えておく必要があります。

 

模試のやり直しをみていると、ケアレスミスやちょっとした間違いほど、やり直しの時にさらっと流してしまうと、かなり高い確率で次の模試でも同じミスをしてしまいます。

 

ケアレスミスやちょっとした間違いは、逆に言うと、内容的には理解できているところなので、受験生さん自身が意識して対策を講じるようになれば、一番得点化しやすい箇所でもあるからです。

 

ケアレスミスに対して大袈裟なと思われるかもしれませんが、ケアレスミスは意識して直さないと続くケースがほとんどです。

 

そしてケアレスミスで、受験で泣くこともあるからです。

 

人気の難関校ほど、合格のボーダー付近では同一点数に何十人もいると言うケースが珍しくありません。

 

1点違うだけで、合否が分かれてしまうのです。

 

ボーダー付近は0.1点差ということもあります。

 

合格発表後の開示請求で1点差で東大に落ちたことがわかったという話も。

 

上記の話は、私が学生時代に伝え聞いた話ですが、泣くに泣けないです。

 

大学受験はまだ浪人して再チャレンジもあり得ますが(それでも現役で合格できるなら絶対に現役合格で行くべきです)中学受験は一発勝負です。

 

模試で、どこまでケアレスミスをなくせるか、ちょっとした勘違いやまちがいをなくせるかに挑戦してみてください。

 

 

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