こんにちは。
中学受験では、塾ごとにテキストが違います。
各塾の特徴を挙げてみたいと思います。
関東の大手塾、サピックスの場合。
特筆すべきは、問題が毎年更新されている点です。
毎年改訂は、なかなかできないので、とても良いところだと思います。
また、他の塾はほとんどがテキスト形式である中、プリント形式であることも大きな特徴です。
毎年、問題を更新していくために上記のようにプリント形式にしているとのことですが、プリント形式の大変なところは管理です。
本になっている他の塾のテキストと違い、管理ができていないとすぐにテキストがどこかにいってしまいます。
「ねえねえ、このプリントどこー?」
という台詞を一番多く聞くテキストでもあります。
プリント管理が必須です。
問題の更新頻度は非常に早いです。
直近数年分の入試問題であっても、最新のテキストに掲載されていることも多々あります。
テキストの問題はA〜Eランク(※小6のテキストの場合)に分かれています。
小5で一通りの基本問題は網羅します。
小6になると、数年前に入試で出題された問題も収録されていたりと、基礎問題プラスアルファのレベルの問題集になっています。
そのため、新小6になった時は、急に大変に感じるかもしれません。
新小6に上がりたては、要注意です。
四谷大塚のテキストは、標準問題を取り揃えた良問が多いです。
ただ、注意点としては、小5のちょうど今の時期からテキストの内容が急に難化する点です。
グノーブルのテキストは、サピックスと似たカリキュラムになっています。
関西の塾の1番手は浜学園ですが、とにかくテキストの問題量が多いです。
基礎問題から灘レベルの問題まで広く載っています。
自分が基礎固めをしたいのか、もう少し難しい問題まで取り組みたいのかを明確にした上で、テキストは取り組んだ方がいいでしょう。
希学園のテキストは、基礎をしっかり固めるのに適しています。
例題や類題も使われている数値が難しすぎないので、例題の解き方を理解しやすい印象です。
関西の塾のテキストの特徴は、濃度計算で使われる天秤算が記載されている所です。
関東の塾では記載されておらず、授業でも習わないのですが、関西の塾では当たり前のように受験生さんは解いていかれます。
関東からも、関西の学校を受けることがあると思いますが、個人的には天秤法は習得しておいた方がいいと思います。天秤法を使いこなせれば、食塩の問題でできないものは無くなります。
共通して言えるのは、どのテキストも基礎知識の定着に非常に役立つ点です。
志望校が中堅校の場合は、塾のテキストの完成度を上げることで合格に近くなるでしょう。
一方で、思考系の応用問題が出る学校を受験する場合は、塾のテキストで基本を固めつつ、思考系の応用問題対策も小5くらいから並行して行う必要はあります。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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