こんにちは。

 

昨今の中学受験を見ていて、一つ心配しているのは、燃え尽き症候群です。

 

前回、下記のような記事を挙げました↓が、中学受験ではなるべく余力を残して第一志望に合格してほしいという思いがあるからです。(※中学受験算数でも全て暗記で乗り切る勉強法でなく思考力強化を提言しているのは、結果が出やすいというだけでなく、その方が効率的だからというのも大きいです。)

 

 

 

 

中学受験後も中高一貫校生活がありますし、大学受験に向けてまた新たに勉強が始まっていきます。

 

中学受験で疲れ切ってしまうと、中高一貫校で踏ん張りがききません。

 

 

中学受験の内容が中高一貫校でもプラスになるのでは?と聞かれることもあるのですが、中学受験で習った科目自体は中高一貫校の中身と異なります。

 

また1から新たに中学以降の中身は学んでいく必要があります。

 

もちろん、漢字や足し算引き算などの基本計算は使えるかもしれませんが内容的にはリセットされると思っておいた方がいいです。

 

中学以降は、数学をはじめとして公式や深い思考力をさらに要求されるようになります。

 

入学した時点で、横一線状態です。

 

進学校に行くメリットは、周りが優秀だから彼らと一緒にいることで良い影響を受けやすいという点です。

 

しかし、昨今の中学受験の競争激化・開始時期の低年齢化によって、

 

・体を壊す限界まで追い込む

・質より量の勉強

・睡眠時間を削る

 

などのケースが多々見られます。

 

第一志望に合格して、かつその後の中高一貫校生活でも元気に楽しく過ごせるように、

 

最短効率で合格することを目標に中学受験にチャレンジしてほしいと思います。

 

中学受験で合格ラインギリギリで受かったら、中高一貫校生活についていけなくなるのではないか?と心配されるケースもありますが、

 

中学受験は受かればいいです。合格最低点でも構いません。

 

中高一貫校は基本的にきちんと中学に入学してから課題をこなしていけば、国公立大学に合格できるカリキュラムになっています。

 

入ってからが勝負です。

 

 

ただ多くの中学受験のご様子を聞く中で、中学受験で余力を残して合格するのは実は至難の業です。

 

多くの場合、

 

とりあえず中学受験を始める

→模試の成績に一喜一憂

→小6になって成績が上がらずあわてる

→勉強「量」でなんとかしようとする

→受験直前期も成績が不安定

→さらに勉強「量」を増やす

→それだけやっても第1志望合格にはならず

万が一合格しても、中学以降で頑張る余力が残っていない

→受かっても受からなくても疲弊してしまっている

 

というコースをたどります。

 

難関校である第一志望の合格を勝ち取るには、中学受験を開始するときから、いかに効率よく合格を勝ち取るか戦略を持っておかなければなりません。

 

余程の天才でもない限り、何も戦略を立てずに中学受験を始めて、なんとなくうまく合格になったというケースは見た事がありません。

 

最難関もしくは難関の第一志望に合格して、かつ中高一貫校でも楽しく過ごせている受験生さんは、いかに最短効率で、合格を勝ち取るかの道筋を最初の段階でたてている事がほとんどです。

 

そういった受験生は受験直前期も慌てふためいて、エネルギーを消耗することも、体調を損ねることもありません。

 

中学受験をいかに最短効率で乗り切るか、その戦略を必ずたててくださいね。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございます。

 

 

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