どんな人間にも尊厳がある | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。





今回の相模原市での大量殺傷事件の容疑者は、次のようなことを発していることが報じられています。


・障がい者を見ると嫌な気持ちになった

・障がい者は不幸

・障がい者は安楽死させたほうがいい


障がいを持つ当事者やご家族はもとより、関係する方々にとって、胸がとっても痛む気持ちになられていると思います。


このような考え方を持つ人がいることを知れば、施設やグループホームであろうと自宅であろうと、安心して生きて暮らせるとは思えなくなります。


施設の職員さんは、果たして利用者さんを守れるのか、と不安になったりもされるでしょう。


「もしかしたら、同じような出来事が自分や家族、職場で起こるかもしれない」と思うのも当然です。


今回の残虐な殺人事件は異常です。


しかし、ボクは思います。


・障がいや病気を持つ人々に本当にやさしい社会なのか

・障がいや病気だけでなく、不登校や引きこもり、同性愛者や性同一性障がい者、異文化や他民族の人などの少数の人たちが尊重される社会なのか

・能力や成果ばかりが強調され、その前提となる人の存在を承認される世の中なのか


ボクは、父となり、我が子が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という疾患やダウン症という障がいであっても、「この世に」「ボクたちの元に」生まれてきてくれてありがとう!と心から思っています。

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どの人間もすべて異なりますし、全く同じ存在はありえません。


そして、障がいや病気の有無・種別・程度に関わらず、どんな人間もすばらしい!尊厳がある!と思います。


だから、冒頭に紹介した容疑者の言葉を聞いても、ボクは「だからどうした!」としか思いません。


・障がい者を見ると嫌な気持ちになった

・障がい者は不幸

・障がい者は安楽死させたほうがいい


逆に、「我が子を持ってボクはしあわせ」と思っていますし、自分の狭い考えしか持てずに生きている人の方こそ「不幸」と思ってしまいます。


乱暴な書き方かもしれませんが、障がい児の父親として、この事件の胸をえぐるような行為や言葉に、否定的に反応してはならない!と思うのです。


※写真は、トマトを美味しそうに食べる三人の子どもたち。




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