VR元年と呼ばれた2016年から早一年…

 

2017年は大豊作の年になりました!!

 

いや~、PSVR発売前はソフトが配信されなくなるのでは?と心配していたけれど、蓋を開けてみるとリリースラッシュだったね。遊んでいる時間が全然足りなかった。

 

俺が買っただけでも100本ぐらいあるのかな…? とにかく、相当の数のソフトが配信されたよね? 満足です。

 

という事で、今日は総決算!! 今年1月1日~12月19日までにリリースされたソフトの中から、ベスト20を発表するよ。12月20日以降に配信されたソフトは来年のランキングに回すつもり。

 

んで、軽くルールについて説明しておくと、今回実写系コンテンツは基本的に除外します。何故なら、明日発表する予定のワーストランキングの上位が実写系コンテンツで埋まってしまうから(笑)

 

あと、ゲームに限定していません。VRコンテンツであればOKです。

 

そして、俺が買ってプレイしたのは今年なんだけど、リリース自体は2016年だったソフト。これも除外します。例えば「EVE: Valkyrie」なんかも今回のランキングにはカウントしません。

 

はい!! 前置きはここまで。それじゃあ、いよいよ発表です。いってみよ~!!

 

 

 

見出し第20位:ヘディング工場

 

 

超美しい世界観と予想だにしない2つのエンディングでPSVR界の『風ノ旅ビト』の座についた国産VRゲームの傑作。ヘディングのチューニングもバッチリで、ゲームとしてもしっかり楽しめる文句なしにお薦めの一本。まだ買ってない人は是非買ってプレイしてみてよ。

 

 

 

見出し第19位:眠れぬ魂

 

 

実写系作品だけどゲーム要素も含んでいるという意味で今回特別にランクイン。プレイヤーの見ている場所によってストーリーが分岐するという"VRならでは"のシステムはまさにインタラクティブシネマ。今後影響を受けた作品が作られる事で、より高い評価がされていくであろう野心作。

 

 

 

見出し第18位:アンアーシング・マーズ

 

 

理屈抜きに愛おしい一本。クオリティーに多少の問題はありつつも、SFをテーマとしながらファンタジーを感じさせる世界観が何故か懐かしくて好きにならずにはいられない。人間ドラマにスポットを当てている所もいいし、台湾のインディーレーベルがこんな壮大な物語に挑戦したという事実にも心を揺さぶられる。多くの人が否定しても、俺にとっては特別な作品だよ。

 

 

 

見出し第17位:MEGATON RAINFALL

 

 

PSVR史上最も大規模な破壊合戦が行われる馬鹿ゲーにして、超馬鹿ゲー。『ドラゴンボール』の世界をVRで再現したらここまでカオスになるという、他のゲームでは絶対に味わえない究極のオリジナリティーに震えよ。

 

 

 

見出し2第16位:Skyrim VR

 

 

満を持してリリースされたVR史上最大のボリュームを誇る超大作。俺が「スカイリムVR」を評価している最大の理由は、TVのゲームをそのままVRに移植するだけでも、元のゲームが面白ければ成立するという事を証明してくれた点に尽きる。"VRらしさ"の定義が確立していないにも関わらず、「あれは意味がない、これも意味がない」と可能性の芽を摘んでいるメーカーが多い中、ゲームの内容で勝負に挑んだベセスダは偉大。"TVでやるぐらいならVRでやる"という価値観が早く浸透して欲しい。

 

 

 

見出し第15位:Accounting+

 

 

スラップスティックコメディーをAVGに落とし込んだ野心作。Fワード連発のイカれた台詞が飛び交う中、食糞、殺人、メタネタ、エログロが渾然一体となって醸し出すハーモニーはカオスの極み。ストレスを感じさせない操作や、深読みも可能な構成など、美点を称賛する声に中指を立てながらツバを吐き掛けるような、開発者からのプレイヤーとPTAへの挑戦状。

 

 

 

見出し第14位:CroixleurΣ

 

 

一部機能制限を除き、ほぼ全編をVRで遊べるように作り上げた国内インディーの意欲作。シンプルな操作ながらも一筋縄ではいかないゲーム性はやり込みがい満点。かわいい女の子達とのコミュニケーション、ゲームを飽きさせないキャラ同士の掛け合い、アニメ絵を上手くVR空間に落とし込んだグラフィック。3人称VRゲームでも意味がある事を証明してくれる一本

 

 

 

見出し第13位:Castle Storm VR

 

 

全4章からなる圧倒的なボリュームと、少ない素材で多くの遊び方を提供したZenstudiosの傑作。目線の移動を左右に絞る事で、自然にVRの利点を活かしたゲームデザインはめちゃくちゃ洗練されている。派手さだけを追い求めない一歩先を行くVRゲーム。

 

 

 

見出し第12位:Manifest 99

 

 

VRを通して"今やるべき事"が端的且つ最も理想的な形で表現された、VRゲームにしてVRドラマ。ある列車事故を通して語られる美しくも悲しい物語は強いメッセージ性を有しており、視線を使った操作がそれをより強調させる作りになっている。映像的にもため息が出るほど綺麗。『Allumette』同様、VRを手にしたら先ず体験するべき傑作として、今後も長く愛されていくと思う。

 

 

見出し第11位:The Invisible Hours

 

 

屋敷で起こった殺人事件の一部始終を、プレイヤーが透明人間になって見届けるというオリジナリティー溢れるミステリー。VR空間での視点の置き方に多くの作り手が苦心惨憺する中、そこに斬新且つ高度な概念を持ち込み、物語を一方的に見せつけられるという問題を見事に解決している本作は、リアルタイムで進むストーリーの中、"歩くザッピングシステム"で今までにないゲーム性を提示してみせた文句なしの超傑作。

 

 

 

見出し第10位:Infinite Minigolf

 

 

圧倒的な画質と背景の作り込みで、強力な"そこにいる感"を生み出したZenstudiosのパターゴルフゲーム。ディズニーのCGアニメを連想させるカラフルな世界観が、俺的には超ツボ。キャラクリやコースのエディット等、ゲームとしてもまったり長く遊べる作りになっている上、その全てがシンプルで親しみやすい。このクオリティーで1000円ちょっとというコストパフォーマンスも見事。

 

 

 

見出し第9位:Fantastic Contraption

 

 

2017年に発売されたPSVRソフトの中で、個人的に最もゲームとして面白かった一本。動作の安定性に問題を抱えながらも、全50ステージをクリアし終えた時の達成感は半端なかった。開発者が用意した世界で開発者が望む正解を求められるゲームが多い中、イマジネーションを働かせて"作る喜び"をゲーム性に結びつけた本作は、真の意味で自由度の高いゲームといえる。

 

 

 

見出し第8位:Statik

 

 

ボタンが多くて慣れるまで複雑とも言えるデュアルショックの特徴を完璧にゲーム性に昇華させた超傑作パズルゲーム。箱で両手を拘束された姿勢が、デュアルショックを握る現実世界のフォームとシンクロしているのも見事なアイディア。パズルの内容やバリエーションもとんでもない完成度で、そんじょそこらのパズルゲームでは到底太刀打ちできない圧倒的なクオリティー。現時点で体験出来るVRゲームの最高峰。

 

 

 

見出し第7位:JAPAN Studio VR音楽祭

 

 

「ヘディング工場」のジェムドロップが開発に携わるコンサート観賞コンテンツ。分割されたスクリーンに映し出される高画質なコンサートの模様とゲーム映像。さらに、それを一緒に観賞してくれるキャラクターと背景の変化は、未来の音楽鑑賞に他ならない。VRでこんな事も出来る!!という将来性を誰でもわかりやすく体験出来る超最高の一本。VRの普及に懐疑的な人がいるなら真っ先にこれを見せるべき。

 

 

 

見出し第6位:The Lost Bear

 

 

VRゲームをするのではなく、"VR世界で"ゲームをするというメタ的な視点のトリックを使った横スクロールアクション。童話の中に飛び込んだような美しい映像とハートフルな物語。、そして、スクリーンの向こう側で起こる出来事がプレイヤーのいる空間に影響を与えるという、2つの世界を使ったからこそ実現した体験も素晴らしい。程よいボリュームも含め全体のまとまりがとても良く、濃密で完成度の高い一本。

 

 

 

見出し2第5位:Polybius

 

 

奥行き型シューティングという一見地味で古臭いジャンルが、VRを通して革新的なゲーム体験に変わった。とにかく圧倒的な映像世界と異常なスリル。ストロボを焚いたような超強烈なフラッシュ映像の中を異次元のスピードで走り抜けていく様は、人類を超えた何かになってしまったようなトリップ感。ハッキリ言って、劇薬注意のシールを貼る必要がある。難易度がそこそこ高いけれど、諦めずに最後までプレイして欲しい。中盤以降その凄みを増してくるから。

 

 

 

見出し第4位:BIOHAZARD resident evil

 

 

これこそがVRゲームの頂点。恐怖をテーマに複合的なゲーム性を超高クオリティーでパッケージングした驚異の一本。個人的には屋敷を抜けた後の展開に一言も二言もあるんだけど、そんな事で評価が揺らぐようなヤワな作品じゃない。それぐらいに全てが高次元。追加コンテンツも内容が良く、『エンドオブゾイ』で見せた新しい戦闘パターンや『ベッドルーム』のギャルゲー要素等、まだ引き出しあんの?と本編終了後も楽しませてくれた一本。そして、「怖過ぎて部屋から出れない」と嘆く人達の気持ちをお察しします。

 

 

 

見出し第3位:GNOG

 

 

VRの可能性を立体視に託し、それを最大限に活かすグラフィカルな映像で驚きの体験を提供する「GNOG」は、本当の意味でVRの可能性を追求している作品。そこに現実との錯覚を追求する気は微塵も感じられず、あくまで凄い映像で勝負しようという強い信念が表れている。また、心地よいSEやお話も含め、ゲーム全体がとてもポジティブで優しい作りになっていて、HMDを外した時に「いい体験をしてきた」と心から気持ちよくなれるのはとても大切。

 

 

 

見出し第2位:傷物語 VR

 

 

2017年の瞬間最大風速はコレ。VRにもすっかり慣れたと思っていた自分が、初めて体験した時に放心状態になってしまった究極の作品。そして、VRの明るい将来を確信した一本でもある。とにかく凄いとしか言いようがない。多くを語る必要も無いです。ただやってみて下さい。

 

 

 

見出し第1位:The Solus Project

 

 

はぁ!?」と言う人が沢山いるのはわかります。

 

でも、俺にとってはコレなんです。

 

漂流した無人の惑星でサバイバルをしながら星の謎を探る「The Solus Project」は、長時間プレイして初めて感じる没入感とリアルを体験させてくれるとんでもないVRゲーム。突如襲う超ド派手な隕石や竜巻、延々と移動してようやく辿り着く馬鹿みたいにデカい建造物、プレイヤーの自由を奪わないまま展開されるイベント、水や食料や体温を管理しながらのサバイバル生活。その全てに"時間経過"の概念があって、リアルを増幅させるために機能している。次第に「俺、この世界にいる…」という妙な感覚に陥ってしまうちょっと恐いゲームでもあり、異質な体験でもある。万人受けは絶対にしない。ただ、俺にとってはコレが2017年のベストVRソフトなんです。

 

 

 

見出しまとめ

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いかがだったでしょうか~? 1位に文句があるやつは俺の家まで来い!! 説教してやる(笑)

 

しかし、こうやってランキングを作ってみたけど、やっぱ順位を付けるのは難しいね。その日の気分で変動するような曖昧なもんだよ。

 

因みに、次点というか…、ギリ20位に入れなかったのは「Psychonauts in the Rhombus of Ruin」「StarBlood Arena」や「THESEUS」辺りだね。両方とも超いい作品。

 

さて、じゃあ明日はワーストランキングだね。予定では20本じゃなくて10本にするつもり。悪い作品って少ないし。

 

うん、それじゃあまた明日~