北米ストアの今週の新作は「メガトンレインフォール」だね。今朝ストアで購入したんだけど、その時点で既に11件の評価が。しかも星5だったね。PVを見ると一人称視点で上空から都市をガンガン破壊している感じで超面白そう!!
んで、これから感想を書いていくんだけど、メガトン級の凄いやつがきたね。全てが過剰で超面白いよ。しかも日本語字幕付き。
おそらく遠くない将来国内ストアに並ぶと思うから是非プレイして欲しいね。素晴らしい一本だよ。
概要
購入先:北米ストア
ジャンル:破壊神シューティング
言語:日本語字幕対応
コントローラー:デュアルショックのみ
視点:常時一人称視点
移動方式:自由移動
『ドラゴンボール』? 超光速の旅
ゲームを起動するとタイトル画面にたどり着くんだけど、背景が流れていくようなインパクトのある映像。掴みはOKだね。
メニューから【ニューゲーム】を選択すると、謎の声がこちらに語りかけてくる。どうやらプレイヤーは執行者となって侵略者から地球を守るのが目的のゲームみたいだね。何故か「VRワールド」の『スカ便』を思い出す。
うん、さっきも書いたんだけど、テキストは日本語化されているのよね。ただ、ところどころ誤字もあるし訳もおかしいね。意味はわかるからいいんだけどね。
(うごめく光の道を走り抜けていくような映像。綺麗です)
(テキストがすぐ消えて読みづらい。でも立体感があって面白い)
その後、地球をバックにした宇宙空間で声の主から【スーパーソニックフライト】という"スーパーパワー"を授かるんだけど、なんつー馬鹿っぽい用語なんだよ(笑)
まぁ、いいや。早速その【スーパーソニックフライト】を使うトレーニングが行われる。その名の通り空を飛ぶ能力みたいだね。画面にマーカーが表示されてそれを追い掛けるんだけど…
なんかこれ凄ぇぞ!!
あのね、一番近いのは「イーグルフライト」。ただ、それを何十倍にも過剰にした感じ。
「メガトンレインフォール」のフライトは、高度の概念が他のゲームとは全く違う。地上から大気圏を突破して宇宙空間まで急上昇するし、隕石みたいに地上に急下降も可能。これはマジでギャグのレベル。
そして、その速度がとんでもない。それを感じるのは背景の縮尺によるもので、大気圏より高い場所で飛んでいると、地球半周ぐらいあっという間(笑) 高度を下げて「イーグルフライト」と同じ高さを飛んでいる時も速過ぎてよくわからない。この過剰さは「ポリビウス」みたいだよ。
うん、これは『ドラゴンボール』の世界だね。
悟空になるVR体験だ。
因みに、初期設定では視界制限やら何やら酔い対策機能がONになっているから、オプションで片っ端からOFFにしてきた。その設定で3時間ぐらいプレイしたけど、酔いは全く感じない。
(これは是非体験して欲しいね。今までに無かったおかしなVR体験)
(視界のエフェクトと音で速度を表現しているね。街に接近中)
(数秒後に街に到着。地上に降り立つ事も可能)
(設定はこれがお薦め。たぶん酔わないゲームだと思う)
俺が破壊神だ!!
謎の声の指示に従って超光速の空の旅を終えた後、新たに【メガトンブラスト】という"スーパーパワー"を手に入れる。これを使って侵略者達との戦いがスタートするんだけど…
これまたトンデモねぇな(笑)
【メガトンブラスト】は右手からメガトンなブラストを発射する(嫌になってきた…)所謂通常攻撃に当たる技だね。ヘッドエイミングで発射ポイントを決めてR2ボタンで発射する感じ。
因みに、敵の侵略者は宇宙船のようなメカ。サイズはかなりデカいんだけど、破壊神であるプレイヤーもビルに迫るサイズだからね。なんか色々とおかしな事になっている。
(これは比較的小さい敵。それでもビル1個ぶんのサイズ)
(こいつはボスだね。引きの絵だけど背景を見ればデカさがわかる)
(コイツは中ボス扱いかな?花弁が開いて強力なレーザーを発射してくる)
うん、戦闘に関して詳しく書いていくよ。単なるプレイヤーVS敵の戦いではないから説明しておく必要がある。
「メガトンレインフォール」でのダメージはプレイヤーが受けるものではなくて、侵略者が街を破壊して市民を殺した人数でカウントされる。画面の左には常に死亡した人間の数が表示されていて、これが一定数に達するとゲームオーバー。チェックポイントからやり直しに。
そして、このゲームの最大の特徴として、破壊神であるプレイヤーの攻撃でも街が破壊され人々が死んでしまう事が挙げられると思う。
侵略者がビルの隙間を縫うように移動しながら破壊活動に勤しむ中、いかに街に攻撃を当てずに侵略者だけを撃墜出来るかが鍵になってくる。侵略者には赤い弱点が存在していて、そこを狙って攻撃すれば比較的早く破壊する事が可能。
これね、ビル群の中で巨大になった視点で戦うという意味で「アークエンジェル("アーチ"じゃなかったね)」と絵面は似ている部分もあるんだけど、実際にプレイすると全然違う感覚。
一つ言えるのは、今まで体験してきたどのVRゲームにも似ていない圧倒的なオリジナリティーがある。
(アームで繋がった2つのボール型の侵略者。倒すのが難しい)
破壊神の日常
うん、そんな感じでゲームを進めていくんだけど、これはやっぱり『ドラゴンボール』の世界だ!! そして"バカゲー"と言える内容。
大爆発でド派手に崩れ落ちる建物と、悲鳴を上げながら逃げ回る住民。ステージをクリアして新しいスーパーパワーを手に入れていく度に破壊の規模はどんどん過剰になっていって、もうわけがわからない(笑)
ただね、これだけ大規模な戦闘が行われているにも関わらず、爽快感のようなものは薄い。上にも書いた通り、自身の攻撃によって街が破壊されて市民が死んでしまうもんだから、迂闊にメガトンブラストを撃ちまくるとすぐゲームオーバーになってしまう。
途中で手に入る新技【ギガトンブラスト】に至っては(どんだけ馬鹿なネーミングなんだよ!!)、一撃で都市が壊滅する威力(笑) こんなもんどうやって扱うんだよ!!
あと、異常な速度と高度によって変わりまくる縮尺の性もあってか、侵略者に攻撃を当てるのが大変。というか、敵を発見する事自体が大変(一応敵のいる位置にマーカーは表示される)。
言葉で説明するのは難しいんだけど、グーグルマップ上を高速移動しながらビルサイズの敵を見つけて、尚且つ弱点を狙って大急ぎで倒す感じ。これは「EVE」みたいなフライトシューティングともちょっと違う。
うん、そんなこんなでゲームとしての難易度はやや高いと感じる。一筋縄ではいかない。
この辺のゲーム性は人によって好みが別れると思うんだけど、個人的にはちょっと変わっていて面白いと思う。もちろんもっとこうして欲しい!!という要望はあるんだけど、あくまでも俺好みに変わるだけだからね。
(ゲームはミッション性。クリア後に評価が貰えるんだけど、D~Bだね)
(背景はローポリ系。引きの絵は普通だけど近付くと「ローラーコースタードリームズ」)
あとこれも書いておきたい。次から次へと"スーパーパワー"を手に入れていくんだけど、それによって戦闘にも幅が生まれるね。
例えば、敵の落とした爆弾を拾って投げたり、レーザーで撃墜したり、ダッシュで体当りしたり、かなりのバリエーションがあって、毎回それらを駆使したミッションが用意される。新システムの導入のやり方はスムーズでいいと思う。
中でも、ダッシュを使って地表に穴を開けて地下にトンネルを作れるのは馬鹿っぽくて最高。
ただ、これらのシステムを削ってMoveで操作するゲームにしたらどうなっていたかも気になる。良い悪いではなくて、全く違うゲームになるだろうね。
(ボスの巨大UFOの真下から撮影。赤く光る窓を攻撃)
(オプションでカメラの揺れをONにするのがお薦め)
色んな遊び方
うん、とりあえず全16ミッションの内の6番目(6番目が難しかった)までは終わらせた。けっこう疲れるゲームだと思うから、ちょっと休憩を入れる意味で宇宙中を観光してきた。
まぁ、宇宙空間はスカスカだから飛んでいて楽しくはないんだけど、火星やら土星やら太陽やらの惑星の周辺を飛べるのは凄いね。
(木星へ向かっている途中。この過剰で異常な感じが馬鹿っぽくて好き)
その後、地球に戻ってスフィンクスとピラミッドを破壊したり、海中に潜ったりして遊んでみた。自由度はかなり高いと思う。
続けて、都市に降り立ち破壊神として愚かな人間どもの粛清に取り掛かるんだけど、人を殲滅する度に謎の声が聴こえてきて、「そんな事は止めろ」と咎めてくる。しかも、このメッセージが毎回変わるもんだから面白くて何十回とそれを繰り返していると、ペナルティーとしてミッション時の市民の数が減らされてしまった。これで攻略がさらに困難に。
(海中には魚がいるね。BGMがピタリと止むのもいい演出)
(スフィンクスとピラミッドを破壊。ストレス解消です)
(これがピラミッド跡地です。『ドラゴンボール』と言った理由がわかるでしょ?)
(地上に降りて街を破壊。グラフィックはショボいです)
(昔のRPGみたいに繰り返すと徐々に変化していくメッセージ)
(人を殲滅し続けるとペナルティーが。人を殺めてはいけません)
現時点での感想まとめ
おそらく星5を付ける事になるだろうね。それぐらい強烈なインパクトとオリジナリティーを持ったゲームだと感じる。VRでプレイする意味もある。
自由度が高いが故にバグも多いんだけど、バカゲーだし"味"の一つだよね?(笑) 全体の印象はとてもいい。
まだゲームの半分もクリアしていないから、今後経過を書いていくつもり。ボリュームも十分だね。
そうね~、国内ストアに並んだら迷わず買ってプレイして欲しいと思うよ。また凄いゲームが現れた事に感動。PSVR絶好調です!!