おいっ!! 北米ストアに「アイマス」が並んだぞ(笑) 大丈夫なのか!? 向こうで笑い者になってないか?
まぁ、そんな事はどうでもいいんだけど、「アイマス」と共にもう一本「アーチエンジェル」というロボットゲームが配信されたから、早速買ってプレイしてきた。
始めに書いちゃうと、以前国内ストアで配信された「アクエリオン EVOL」を、より本格的な世界観で一本のゲームにまとめたような内容になっていて、今後高い評価がされていく事がほぼ確定的だと言える作品だね。
特に、映画の『パシフィック・リム』みたいな巨大ロボットに憧れを抱く男の子達なら、泣いて喜ぶゲームに仕上がっているはず。
んで、全9チャプターを5時間ぐらい掛けてクリアしてきたから、感想を書いていくよ。
概要
購入先:北米ストア
ジャンル:2足歩行ロボットシューティング
言語:日本語非対応
コントローラー:デュアルショック&Move対応(実質Move2本必須)
視点:常時一人称視点
移動方式:オート移動
英語でも惹きつけられる導入部分
ゲームを起動すると、先ずはオプションボタン長押しでキャリブレーション設定から。
因みに、今回は基本的にずっとMoveを使ってプレイしたね。デュアルショックも試してみたんだけど、「アンティルドーン」なんかと一緒で左右の撃ち分けが出来ないのよ。このゲームは左右それぞれの手に違う武器が装備されていて、それを使い分ける事が必須だから、正直デュアルショックではまともにプレイ出来ないと感じた。開発側もデュアルショックでの操作は諦めているみたいで、かなりテキトーなボタン設定になっていると思う。
んで、その後メニュー画面に到着するんだけど、メニューの構成はシンプルだね。ニューゲームやコンティニューやチャプター毎のプレイ、設定って感じ。
とりあえずニューゲームを選択すると、主人公の性別とゲームの難易度を決める画面が。今回は男主人公で難易度はノーマルを選択したよ。
(アイコンを手で握る事で決定となる。VRゲームではお馴染みだね)
(性別選択。クリア後に気付いたんだけど、ストーリー上重要なのよね)
そんなこんなで、いよいよゲームがスタート!! 舞台は近未来かな? プレイヤーは「モータルブリッツ」を思わせるような電車の中に座っていて、目の前で黒人の男の子がゲームをしている。
うん、画質は特に良いとも悪いとも感じないんだけど、このグラフィックの雰囲気はかなりいいぞ。男の子がホログラムのようなゲームを見せびらかしてきたり、赤いレーザーで身体をスキャンされたり、映像的にも楽しめる作品である事は間違い無いね。
因みに、英語でよくわからないんだけど、どうやらこの男の子は主人公の息子みたい。
そんなこんなで電車は終点へ。
(空間の作り方もそれなりにいいぞ!! )
(のっけから面白い映像が続く。これはかなり期待出来そう)
でっけぇ~!! 巨大ロボットに大興奮
電車が止まると、プレイヤーの前方のドアが開くんだけど、そこには巨大な2本の足が…。
電車のシーンでカットを使わずにちゃんと時間の経過を表現した事もあってか、このロボットの足が現れるシーンはかなりのインパクト。「ロビンソン」のタールエリアで首長竜の足を見た時の感覚に似ているぞ。
そして…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
でっけぇ!! これはかなりガチなロボットだぞ。「ロボゴルフ」とも「RIGS」とも違っていて、ちゃんとデカく見える。
あのね、ロボット不感症な俺でもこんなに喜ぶんだから、ロボット好きの人なら、この映像だけでも買ってよかったと思えるんじゃないかな?
(ライトアップされた巨体。格納庫の雰囲気もかなりいい感じ)
しかも、「アークエンジェル」はそれだけでは終わらなかった。巨大ロボットを見た後、プレイヤーの乗っているクレーンが動き出して、ロボットのコックピット(頭部)に実際に搭乗。ここをしっかり見せてくれるのは嬉しいね。
(これはロボットの後方かな?搭乗までのシーンがきちんと存在する)
(暗くてわかりずらいけど、これがロボットの頭部。後ろから乗り込む)
んで、その後いよいよロボットをプレイヤー自ら操作をする事に。
因みに、コックピットの作り込みは中々いいね。プレイヤーの身体は表示されていないんだけど、計器なんかも含めてそれなりによく出来ている。操縦桿の役目をするコントローラーは「Korix」を思い出したね。
そうね~、全体的にはこの前からちょいちょいプレイしている「Jackal Assault」レベルのグラフィックかな?ハッキリとはしないけれど。
んで、ここから操作に関するチュートリアルが始まるんだけど…
操作はやや直感性に欠けるかな…
プレイヤーの手の動きとリンクしてロボットの手も動くんだけど、照準がロボットの腕の延長線上に表示されていなくてわかりづらいし、Mボタンで手を握るっていうのがなんかな~
これはトリガーで手を握って、ショットをMボタンにした方がよかった気がする。
ただ、これは慣れもあるだろうしね。もうしばらくプレイしてみないと何とも言えない。
(○や×ボタンでシールドを使ったりもする)
実戦スタート!!
チュートリアルを終えた後、ストーリー的に一展開を挟んで、いよいよ実戦が始まるんだけど、ステージは映像的に明るくて迫力もある。やっぱりかなり気合の入ったゲームだね。
んで、これはチュートリアルの時からずっと気になっていた移動についてなんだけど…
まさかのオート移動でした。
ロボットが自動操縦で前進や方向転換をしてくれて、プレイヤーはシューティングの部分に集中出来る作りになっている。
巨大ロボットという事もあって、スピードは遅いんだけど、ちゃんと鈍重な2足歩行が表現出来ているんじゃないかな?滑るように滑らかに動かないところが好印象。
(改めてスクショを見るとけっこうスゲーな)
(腕を動かして戦車や兵士を倒していく)
(戦闘の合間にストーリーが挿入されたりもする。英語だけど映像で少しはわかる)
んで、しばらくプレイしていたんだけど、このゲームは「DEXED」をプレイしている感覚に近いかな…。 もちろん映像的には全然違うんだけど、右手と左手がこんがらがる操作性は似ている。
そして…
かなりドタバタ操作だわ(笑)
(い、忙しい~!! 両手を上げたり下ろしたり)
敵は上下左右のいたるところから現れるのに、シールドで守れる範囲は決まっているから、両腕を激しく動かして攻防しないと、わりとすぐ死ぬ。難易度はノーマルでもそこそこ高い。
あと、周囲を飛んでいる味方の戦闘機(?)が回復アイテムを投げてきて、それをキャッチする要素があるんだけど、あれが全然キャッチ出来ないんですが(笑)
そんなこんなで最初のチャプターはクリア。
すると、まさかの機体強化要素が!! これは嬉しいね。
(戦闘で手に入れたポイントで武器やシールドをアップグレード出来る)
(最初はロックされている要素が多いね。徐々に開放されていく)
(共に戦っている仲間と通信したりも出来るね)
ラストまでプレイして
うん、そんなこんなでラストまでプレイしてみたんだけど、映像的な面白さ、ステージのバリエーション、物語と絡めたバトルの盛り上げ方、武器を使い分ける必要性…
どれをとっても抜群にいい内容じゃないかな?
パンチを使って敵を倒したりもするし、派手な爆発のシーンなんかもある。
その中でも、ラストバトルは熱い展開で、かなり没入してプレイしていたよ。俺が「ファーポイント」に足りないと思っていたのは、こういうヒューマンドラマを絡めた熱いストーリーだったのかもしれない。
あと、「FATED」の感想日記で書いた、同時に複数の事を進行するアプローチが随所に盛り込まれていたね。戦闘中にリアルタイムで会話が進んでいくのはとてもいいと思う。
(後半は武器も増えて、ゴリ押しでは通用しなくなってくる)
ただね…
難易度イージーでプレイすればよかった(笑)
と言うのもさ、このゲームはチェックポイントが極端に少なくて、途中で死んだらかなりの巻き戻しを喰らってしまうのよ。
移動が自由に出来るわけじゃないし、テンポもそこまで良くないから、頻繁に死んでまた10分前からのやり直しになると、正直ウンザリしてしまうね。
(ここは苦労した。10回ぐらい死んだ気がする)
あとはそうね~、音かな。ロボットの足音とダメージを喰らっている時の音がごっちゃになるし、ショットのSEが小さい。BGMも中途半端に存在していて、イマイチ効果的じゃない。ただ、最終チャプターはこの辺も上手くいっている。
個人的な満足度:星4★★★★
これは日本語だったら星5も狙えるソフトだったかもね。完璧な作品だとは思わないし、操作周りに不満な点もあるけれど、現時点でここまでユーザーの期待に応えた作品を世に出してくれた事に感謝。
ん~、俺はロボットや戦闘にそこまで興味がない人間だからこのぐらいのテンションなんだけど、人によっては人生が変わるぐらいの素晴らしい体験になるんじゃないかな?
一応、機体の強化ももっと試してみたいし、主人公を女にした場合のストーリーも見てみたいから、難易度イージーでもう一周ぐらいはしたいね。
もちろん、文句なしにお薦めの一本だね。英語でもいいから絶対に国内ストアに持ってくるべき。喜ばれると思うな~