俺がPSVR初期の思い出を語る上で絶対に外せない一本がこの「RIGS」だね。

 

初めてのVR酔いを体験させられたソフトであり、ドハマリしてぶっ続けで5時間遊んだソフトであり、たくさんのボタンを使うことを学んだソフトであり…

 

PSVRで大事なことは「RIGS」から学んだ

 

いや、マジでそのぐらい俺にとっては大事な一本だよ。

 

ロボット不感症で、映画の『パシフィック・リム』なんかを観てもまったく熱くならなかった自分が、まさかこのソフトを朝から晩までプレイするようになるとは、本当によくわからんもんですな~

 

因みに、今日この日記を書くためにちょっとだけプレイしようと思ったら、2時間ぐらい遊んでしまったでござる。

 

購入直後の生々しい(笑)感想はこちら。

 

・「RIGS」でVR酔いの意味を知る

・酔いで「RIGS」を諦めたあなたへ

・寝起きで5時間「RIGS

 

 

概要

 

購入先:国内ストア

ジャンル:ロボットスポーツ(バトル)

言語:日本語

コントローラー:デュアルショックのみ

視点:常時一人称視点

移動方式:自由移動(スムーズ方向転換)

 

 

--RIGSとは?-----------------------------

 

「RIGS」は一言で言うと、ロボットを操縦してスポーツの試合をするゲームだね。

 

プレイヤーはゲーム開始時に所属するチームを決めて、自分を含め3人のパイロットで試合に臨む。10試合を1シーズンの区切りとして、それを勝ち抜き最終的に一次リーグでの優勝を目指すのが主な流れかな。

 

他にも、リーグ戦の合間に挟まれるトーナメント戦や、オンラインでの対人戦、一人で指定されたミッションに挑戦するチャレンジモード、試合で得た報酬を使って新たなリグ(ロボット)を買ったり、パイロットの衣装を変えたりする要素もあるね。

 

正直、カスタマイズ要素は面白みに欠ける内容で個人的にはいまいち納得がいかないし、チャレンジモードも難しくて放置しているんだけど、メインとなるリーグ戦とトーナメント戦が楽しいから、その部分だけで遊んでも問題はないはず。

 

(手前のボードが敵の戦力、左後方が味方パイロット、右後方がリーグ戦のスコア)

 

(勝利のコツは…強力な味方を雇うこと。これマジだから)

 

(リーグ戦の合間に特定種目のトーナメント戦が行われる。W優勝を目指そう)

 

(様々なミッションに一人で挑むチャレンジモード。これは的を撃つチャレンジ)

 

 

--白熱必死!!3つの種目-----------------------

 

「RIGS」の試合には3つの種目が用意されていて、ゲーム側がランダムで種目をチョイスする。だから、特定の種目だけを遊び続けることは出来ないのよね。個人的にこの点は大いに不満。

 

1:パワースラム

これはバスケットボールみたいなルールだね。敵を倒したりステージ上のアイテムを取る事でオーバードライブモードが発動。その状態でステージ中央に設置されたゴールに飛び込めば得点って感じ。

 

(オーバードライブ中に中央に見えるリングをくぐれば得点)

 

(リング前までやってきた。当然激しい敵の妨害が待っている)

 

2:エンドゾーン

これはアメフトみたいな感じなのかな?ボールを奪い合って敵のゴールに突っ込めば得点。シンプルながら緊張感溢れるゲームだね。俺はこのエンドゾーンが一番好き。

 

(味方にパスを出したり、隠れてゴールを狙ったり、戦闘嫌いでも楽しめる)

 

3:チームデスマッチ

名前の通り、延々と敵を倒し続ける種目だね。最終的に倒した数が多いチームが勝ちとなる。個人的には一番つまらない種目。

 

(とにかく潰し合う。悪循環に陥ると勝てないから、引くことが大事)

 

んで、肝心な「RIGS」がゲームとしてどう面白いか?という点なんだけど、先ず言えるのが、勝つための戦略が無数に用意されていて、自分なりに色んなパターンを試行錯誤する頭脳戦の要素が含まれていることだね。

 

リグ毎にアビリティがあるからそれを活かした立ち振舞いをしたり、物陰に隠れて味方が囮になっている隙にゴールに突入したり、場合によってはわざと敵にやられて別のポイントにワープしたりと、次々に試してみたい戦法が生まれるのよね。

 

そして、CPUの強さが適切に設定されているとも感じる。一次リーグのドラゴンやリーパー辺りは簡単には勝たせてくれないんだけど、上手く流れが出来て勝利を飾れた時の達成感はひとしおだね。

 

あとは、試合中とにかくドタバタになるから退屈している暇がないのよね。モードを切り替えたり、レーダーを確認したり、飛んだり跳ねたりで大忙し。試合が終わる度に、もっと続けたい!!って思わせる中毒性があるね。特に試合で敗けた後は、すぐにでもリベンジマッチがしたくなる。

 

おそらくゲームを始めてすぐの時は中々試合で活躍するのが難しくて、その楽しさを知る前に諦めてしまう人も多いと思うんだけど、エンドゾーンなら初心者でもMVPを狙えるから、先ずはそこで「RIGS」の楽しさを知って欲しい。

 

背後から襲う敵の猛攻をくぐり抜けてゴールへ向かって突進する時の緊張感と、ゴールを決めた瞬間の快感は本当のスポーツをやっているみたいでマジ最高!!

 

(試合後の控室。チームメイトと喜びを分かち合う。動きがとても良く出来ている)

 

 

 

--完成度抜群のリグ-------------------------

 

「RIGS」のゲームシステムの部分はたしかによく出来ているんだけど、それをより強調しているのは何と言ってもリグのグラフィックの素晴らしさだね。

 

リグをショールームで観賞するのはもちろん、プレイヤーがコックピットに搭乗した時にも間近でそのデザインを楽しむ事が出来る。

 

これは「ドライブクラブ」にも似た要素があって、車を外から観賞する時と運転席から観賞する時で異なった楽しみ方あるのよね。

 

(リグには様々なクラスとアビリティがあって、種目毎にそれを使い分ける必要がある)

 

(もちろんステータスにも違いがある。これを眺めているだけでも楽しい)

 

(武器の特性を知る事が勝利への鍵だね。出来ればカスタマイズしたかった)

 

(画像ではわかりにくいんだけど、リグのサイズによって視点の高さも変わる)

 

(コックピットから見るリグもカッコイイ!!画質もめちゃくちゃいいね)

 

 

 

--実は不満点も多い-------------------------

 

「RIGS」の最大の問題点はやっぱ試合の前後に挿入されるスキップ出来ないムービーシーンだね。これはおそらくPS4への負担を減らす為に必要なのかもしれないけれど、個人的にはすぐにでも次の試合がしたいもんだから、これはストレスになっちゃうのよね。

 

あとは、さっきも少し触れたリグのカスタマイズが出来ない点だね。これはオンラインプレイでのバランスを考慮した上で実装しなかったと思うんだけど、貯まったお金で装備品を購入してマシンを育成していく要素が欲しかったというのが本音かな。

 

そして、SSDに換装していない人はロードの長さにも悩まされるかもしれない

 

(正直、パイロットのヘルメットやスーツを変更してもな~)

 

 

 

--満足度:星5★★★★★----------------------

 

あのね、「RIGS」は決して完璧な作品だとは思わない。おそらくプレイすれば誰もが、もっとこうして欲しかった!!といった改善要望を出すと思う。ただ、そういった部分も含めて、個人的には愛しくて仕方のない一本なのよね。なんやかんやで病みつきになってしまう。

 

VR酔いに関しても、チュートリアルさえ乗り越えれば一気に慣れる可能性が高いし、「RIGS」の酔いに慣れてしまえば、他の自由移動VRゲームも大半はプレイ出来るようになるはず

 

自分が「ロビンソン」や「ヒアゼイライ」をプレイしてもまったく酔いを感じなかったのは、「RIGS」をずっとプレイしていたからだと思うよ。

 

そして最後にどうしても書いておきたいのは…

 

ゲームの進行をサポートしてくれるチーフを女性設定に変えたローカライズ班の有能過ぎる判断に感謝!!あの人懐っこい声にどれだけ励まされたことか…

 

(チーフは俺の嫁。既成事実にして定説)

 

とにかく、ハマればデカい作品であるのは間違いないと思うし、クオリティーの面で現行トップの一本だから、買った人達には是非やり込んで欲しいね。お薦めです!!