DVD放浪記 -344ページ目

「2番目のキス」を観る前に



最近話題の「2番目のキス」が気になっている。


もちろん、ファレリー兄弟の新作だからということはある。ドリュー・バリモアがプロデューサーとしてからんでいるという点も興味深い。だが、なににもまして、ニック・ホーンビィの存在が気になるのだ。なにしろ、あの「ハイ・フィデリティ」(2000年)や「アバウト・ア・ボーイ」(2002年)の原作/制作総指揮者である。そして、この「2番目のキス」の原作は彼の処女作品であり、すでに「ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ」(1997年)としてコリン・ファース様主演で映画化されているのである。

しかも、まったくの偶然なのだが、ちょっと違う筋からの流れで、ちょうどこのDVDを購入していたのもなにかの縁だろう。


コロムビアミュージックエンタテインメント
ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ

で、さっそく観てみた。

別にサッカーのファンというわけでもなく、途中で退屈するかなと内心懸念していたのだが、それはいい意味で裏切られた。子ども時代から20年間にわたって、プレミア・リーグのアーセナルと苦楽をともに歩んできたサポーター人生をつづった原作者の自伝的小説を、本人自身が脚色したストーリーは実に愉快で楽しい。

上司から学年主任になってみないかと打診されても、、「今のままでもシーズン・チケットは買えますからね」とそっけなく応じ、授業中には生徒らからサッカーの話題を振られて思わずそれに乗ってしまい、放課後にはもちろん、サッカー・クラブの指導に情熱を傾ける英語(つまり国語)教師と、そんな彼に恋してしまった新任の女性教師(ルース・ジェメルがなかなか愛らしくていい)とのラブ・ストーリーは、「私とサッカーどっちが大事?」「そんなもの、決まってるさ!?」という、DVDのケースに刷り込まれたコピーが示すように、当然平穏無事で済むわけがない。

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ぼくのプレミアライフ
Fever Pitch

1997年 カラー 102分

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◆スタッフ
監督:デヴィッド・エヴァンス
製作:アマンダ・ポージー
製作総指揮:ニック・パウエル/スティーヴン・ウーリー
脚本:ニック・ホーンビィ
原作:ニック・ホーンビィ
撮影:クリス・シーガー

音楽:ブー・ヒュワーダイン/ニール・マッコール


◆キャスト
ポール:コリン・ファース
サラ:ルース・ジェメル
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               * * * * *

その作品を、原作者自らがアメリカを舞台に移植し直したリメイク作品が「2番目のキス」だ。


はたして、イギリスのサッカーはアメリカの野球と交換可能なのか? ファレリー印の●●●ネタは今回も健在なのか? そして、あの「ハイ・フィデリティ」、「アバウト・ア・ボーイ」などを手がけてきたニック・ホーンビィと「メリーに首ったけ」(1998年)、「愛しのローズマリー」(2001年)、「ふたりにクギづけ」(2003年)で笑わせてくれたファレリー兄弟との相性やいかに? 

個人的には、ファレリー兄弟がやや抑え気味で、ニック・ホーンビィをたてることができるならまずまずの作品になるのではと期待しているのだが……。


とりあえず、「2番目のキス」は今年公開される映画の中で注目度ナンバー1と言っておこう。 (^^)

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ハイ・フィデリティ 特別版

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
アバウト・ア・ボーイ



こ、これは、やばいかも……

わざわざデザイン設定を「2番目のキス」仕様に変え、昨日買ってきて観た「ぼくのプレミアライフ」について書こうとして、はたと、ここ数日、パソコンの液晶モニタ上で、画像の見え方がおかしかったことに気づく。

画面のプロパティは特にいじっていないのだが、フルカラーを256色モードで表示させているようにきたなく見えてしまうのだ。テキスト周りは問題なく見えているので、どこかで設定をうっかり変えてしまったのかもしれないが、万一液晶パネルがへたり始めたということなら、これは並みの怪談より恐ろしい話だ。

うーん、まいった、まいった……。 (ーー)

本日のお買い物

以下購入リスト一覧。すべて量販店で購入したもの。購入価格も各店舗が設定したもので、リンク先のアマゾンの価格とは一致していません。


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
宮崎駿プロデュースの1枚のCDは、こうして生まれた。

「7月1日、2日限定!」として提示されていた1500円の値段につられてフラフラと購入。でも、久しぶりに上條恒彦の歌声が聞けるので楽しみ。


角川エンタテインメント
TAKEN DVDコレクターズBOX

こちらは、当初ユニバーサルから販売されていたものが角川に移って価格を下げて再発売され、それがさらに期間限定と銘打って4935円になっていたもの。商品の帯自体に「¥9975→¥4935」と印刷されていたので、角川側が行った改定である。ただし、アマゾンでは、
参考価格: ¥9,975 (税込)
価格: ¥8,978 (税込)
という価格設定のままなので要注意!


コロムビアミュージックエンタテインメント
ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ

たぶん、「2番目のキス」がDVDになるころに廉価版が出そうな気がするのだが、これは素直に発売当初価格で購入。

                    * * * * *

最後に、「b-mobile hours 50h」のパッケージをお試し版として購入。使えそうなら長期延長ライセンスに切り替え予定。 だが、本当に使えるのだろうか……うーむ。

「交戦の条件」

「英雄の条件」は、全体を作品としてみた場合、物足りない部分も多いのだが、それでも個々には興味深い点がいくつもあった。以下は自分のためのメモ。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント `
英雄の条件

大使一家をヘリに乗せ(だが、まだ離陸させないままにして)、チルダース大佐は大使館の屋上に上がる。すでに隣接する建物の屋上にいる狙撃者からの発砲が始まっており、きわめて危険な状況下にあって、彼は部下とともに、大使館の上に翻るアメリカ国旗をポールから降ろし、それを大使に託したうえで、ようやくヘリを離陸させるのだった。

他の箇所でも、兵士らが国旗に向かって敬意をはらう場面が出てくる。もちろん、軍隊ものにはお約束のシーンである。

※ ※ ※

映画の中で、トミー・リー・ジョーンズ演じる大佐が退役する際、刀剣をプレゼントされる。その由来は簡単に説明はされるのだが、最初観たときはどうもピンとこなかったものだ。この点については、「トリポリ魂」の冒頭部分を見たとき、やっと納得がいった。


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
トリポリ魂-海兵隊よ永遠なれ-

この「トリポリ魂」には、モーリン・オハラとジョン・ペインに加え、ランドルフ・スコットも鬼教官役として登場している(ちなみに、モーリン・オハラとジョン・ペインは、「三十四丁目の奇蹟」でもコンビを組んでいる)。

※ ※ ※

一般に法廷内で裁判長が弁護士、検事に呼びかける際は、lawyer ではなく、counselor と呼ぶが、こうした軍隊の中の裁判でも、同じ呼称が用いられているようだ。これは間違いと分かるのだが、もう少しデータを集めてから項を改めて記したい】

※ ※ ※

この映画の原題 Rules of Engagement は、「交戦のルール」、「交戦規定」という意味になる。「交戦規定」に従ったか否かが、英雄と犯罪者の分かれ目となるわけで、邦題の「英雄の条件」は、まずまず作品の内容を表したうまいタイトルだと思う。

この規定に挙げられたすべての条件を満たさなければ発砲が許されないとすれば、銃弾が飛び交う「現場」にある兵士が窮地に立つことは容易に想像できる。映画ではそのあたりのジレンマを描いたつもりなのだろうが、結果的にはアメリカ的ご都合主義の印象だけが強く残る後味の悪い作品になってしまったような気がする。

engagement は名詞だが、動詞 engage も「交戦する」という意味で用いられるし、この反対語もあるようだ。この映画をもう一度観てみようと思い立ったのは、某ファミリー向け映画のなかに、この反対語が登場していたからである。

 

アメリカの自己弁護?

米国の海兵隊を描いた映画は無数にあるが、ある映画(ひ・み・つ)を観たついでにもう一度観なおしてみたくなったのがこの作品「英雄の条件」(2000年)だ。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
英雄の条件
◆「英雄の条件」予告編

舞台はイエメン。一般市民のデモ隊に取り囲まれた米国大使館の大使(ベン・キングズレー)からの救出要請を受けて、近傍海域(たぶんペルシア湾?)洋上のヘリ空母から海兵隊が出動する。彼らが大使館に到着してみると、状況は悪化の一途をたどっており、投石に加え、火炎瓶や銃撃が始まっている。

まずは大使をヘリコプターで退避させ、彼らは屋上に上がる(この意味がよくわからなかったのだが、基本的に高所を確保するほうが守りやすいということなのか、それとも、最悪の場合、屋上からヘリコプターに搭乗し脱出を図るということなのか)。

だが、彼らは隣接する建物の屋上に陣取る狙撃兵からの銃撃によって釘付け状態になり、部下に死傷者が出始める(ここまで海兵隊員は応射を控えている)。群集の中にも銃を持ち発砲してくる者が多数いることを認めたチルダーズ大佐(サミュエル・L・ジャクソン)は、遂に部下にデモ隊への発砲を命じる。副官は、女性や子どもを傷つけずに銃を使用することはできませんと一度は発砲を躊躇するのだが、大佐の命令に変更はなかった。

圧倒的な火力の差によって、瞬く間に暴徒を鎮圧はしたものの、犠牲者の中には多数の老人、女性、子どもの姿があった。チルダース大佐は殺人容疑で軍法会議にかけられることとなる。

一般市民を巻き添えにしたことで、国家の威信失墜を恐れた国家安全保障担当補佐官(ブルース・グリーンウッド)は、チルダーズ大佐をスケープゴートにするよう画策する。大使館の外壁には複数のビデオカメラが据え付けられており、外部の模様が24時間体制で録画されており、そのテープには群集から発砲が行われていた映像が残されていたのだが、補佐官はビデオテープの存在をもみ消したうえで、大使にも偽証をするよう迫るのだった。

チルダーズ大佐は、かつての戦友、ホッジス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)に弁護を依頼するが、圧倒的に形勢不利の状況下にあって、アル中気味で、弁護士としての力量もいまいちのホッジス大佐が、切れ者の検察官(ガイ・ピアース)を向こうにまわし、チルダーズを救うことはできるのか……。

※ ※ ※

監督はウィリアム・フリードキン。役者はそろっているし、原作者のジェームズ・ウェッブは、軍の中枢部にいた人物であり、期待できる作品だったのだが、実際には……。

軍の協力を取り付けることができた(強襲揚陸艦タラワでの撮影に海軍が協力している)段階でこの作品の限界は明らかだが、それでも、チルダーズ大佐が群集からの発砲を目撃した部分を一種の「藪の中」的に処理し、それを後半の法廷場面で検証していく形をとっていたら、もっと引き締まった作品になったのではないだろうか。

もちろん、軍事法廷ものだからといって、いつもいつも「ケイン号の叛乱」クラスのものを期待できるわけではないことぐらいわかってはいるのだが、テーマがより現代的、かつ切実なものとなっているだけに、その最終的な出来栄えが残念でならない。

ケイン号の叛乱 [DVD]/バン・ジョンソン,ハンフリー・ボガート,フレッド・マクマレイ

¥1,480
Amazon.co.jp

ちなみに、初めて「ケイン号の叛乱」をテレビなどで観るときは、間違っても、もう物語の決着がついたと思われるところでチャンネルを変えたりしないこと。本当のドラマはそこから始るのだから。


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英雄の条件
Rules of Engagement

2000年 カラー 130分
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◆スタッフ
監督:ウィリアム・フリードキン
製作:リチャード・D・ザナック/スコット・ルーディン
製作総指揮:アダム・シュローダー/ジェームズ・ウェッブ
脚本:スティーヴン・ギャガン
原作;ジェームズ・ウェッブ
撮影:ウィリアム・M・フレイカー
音楽:マーク・アイシャム

◆キャスト
ヘイズ・ホッジス大佐:トミー・リー・ジョーンズ
テリー・チルダーズ大佐:サミュエル・L・ジャクソン
マーク・ビッグス大佐:ガイ・ピアース
ムーラン大使:ベン・キングズレー
ソーカル補佐官:ブルース・グリーンウッド
大使夫人:アン・アーチャー
ペリー大将:デイル・ダイ(*)
カオ大佐:バオアン・コールマン
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* もちろん、あのデイル・ダイだ。この映画の軍事アドバイザーでもある。

 

 

酒飲みの自己弁護?

本当に久しぶりに「酒とバラの日々」(1962年)を観る。たった一度テレビで観ただけなのだが、アルコール依存症の問題を真正面から描いた作品として強く印象に残っている映画だ。ヘンリー・マンシーニの曲はもちろんご存知だろうが、その甘いメロディとは裏腹に、展開する物語は実にシビアで、ラストも安易なハッピーエンドではないところがアメリカ映画にしては珍しい。


注目すべきは、主演のジャック・レモンが「アパートの鍵貨します」(1960年)の主人公C・C・バクスターを思わせる役柄で、コメディではなく、シリアスな演技に挑戦したところだろう。惜しくもこの作品ではオスカー(主演男優賞)を逃しているが、受賞しても当然の熱演だったと思う。このDVDに特典映像として収められている長めの予告編には、脚本を見てこの役はぜひやりたいと思ったと語るジャック・レモンのコメントが収録されていてたいへん興味深い。


監督がブレイク・エドワーズというのもやや意外な気がするが、その製作意図などについては、彼の音声解説で確認してみようと思う。

ワーナー・ホーム・ビデオ
酒とバラの日々

アルコール依存症の悲惨さを描いた作品はほかにもいろいろある。ビリー・ワイルダー監督の「失われた週末」(1945年)などはその筆頭だろう。多くのコメディ作品で親しまれるワイルダー監督だが、これは「社会派」系列のもので、かなり覚悟して観る必要があるだろう。

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
失われた週末

このアルコール依存症の問題をもう少しソフトタッチに扱ったのが、ジェームズ・スチュアート主演の「ハーヴェイ」(1950年)である。ファンタジー風なつくりが施されているあたりがミソで、前の2本ですっかり気が滅入ってしまったという方は、お口直しにこちらをどうぞ。もっとも、その「ファンタジー」がまさしく主人公の「妄想」であるとしたら、これはこれで怖い話ではあるのだが。

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ハーヴェイ

新しいところで、この手のものとなると、ニコラス・ケイジとエリザベス・シューが主演した「リービング・ラスベガス」(1995年)やサンドラ・ブロック主演の「28DAYS」(2000年)あたりになるのだろう。もちろん、どれを観ようが観まいが皆さんの自由ではあるわけだが、これらすべて未見という方には、私としては、最初の3作をおすすめしておきたい。そして1本だけ観るとするなら、やはり「酒とバラの日々」だろうか……。

ジェネオン エンタテインメント
リービング・ラスベガス

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
28DAYS コレクターズ・エディション

自分が自分であることの証明

おとといの金曜夜にTUTAYAからDVDを借りてきたのだが、そのために携帯電話の請求書を持参して係員に提示した。


実は、その1週間前にさかのぼるのだが、久しぶりにTUTAYAにDVDを借りにいくと、すでに私の会員資格は失効しており、新たに会員証を作り直さねばならいという次第となった。たまたまカード式の健康保険証を持っていたのでそれを提示したが、さらに、現在の住所を示すものが必要だというのだ。


私は、あいにくと自動車を運転しない。また、以前はパスポートを提示していたが、それもすでに期限切れで、こうなると、自分自身を証明することが非常にやっかいなことになる。


人間は、組織に属していれば、その構成員であることによって知らぬうちに多くの便宜を受けているが、ひとたび、そうしたものを離れ、本当に個人ひとりとなったとき、いろいろな肩書きや勤務先、いや職業等の属性をすべてはぎとったうえで、自分自身が何者であるかを示すことができるのだろうか?


……とふと思う今日この頃である。 (ーー)

本日の購入品

新宿の量販店でアミューズ系の廉価版のいくつかを拾って返ろうとしたときに,、BOXセットの処分品満載のワゴンセールを発見。本日は大散財の一日になってしまった。以下はその一覧である。

「ピーター・セラーズの愛し方」

アミューズソフトエンタテインメント
ピーター・セラーズの愛し方~ライフ・イズ・コメディ!

これは実はすでに購入済みのものの「スペア」買い。ピンク・パンサー以前のピーター・セラーズに少し興味を持っているので……以下説明面倒なので省略。

「砂漠の戦場 エル・アラメン」

アミューズソフトエンタテインメント
砂漠の戦場 エル・アラメン

これは、大昔にテレビで一度観ただけの作品。「砂漠の鬼将軍」、「砂漠の鼠」などでジェームズ・メイスンが演じたロンメル元帥をロベール・オッセンがどう演じているか、またイギリス側のモンゴメリー将軍をマイケル・レニーがどう演じていたかという興味で購入。

「サハラに舞う羽根」

アミューズソフトエンタテインメント
サハラに舞う羽根

これは、完全な衝動買い。もっと自制しなくてはいかん、いかん。

「ネバーランド」

アミューズソフトエンタテインメント
ネバーランド

これは廉価版になるのを待っていた作品。
ここまでは通常の廉価版商品だが、以下はワゴンセールで発見したもの。

「刑事タガート」DVD-BOX Vol. 1-5


ビデオメーカー
刑事タガート DVD-BOX vol.1

ちょっと事情があって以前から押さえておきたかったものだが、1セットの価格が税込み13440円で、それが11520円に値下げされていても、とても購入は無理とあきらめていた。ところが、ワゴンの中には、それぞれ3940円のシールが貼られたBOXセットが1から5まで並んでいて、思わず息をのんでしまった。シリーズものは、欠品があるといやなので、まとめて買ってしまう。

「成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS 2」

東宝
成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS 2

「なぜにこのようなものを?」と思われるかもしれなkが、自分の知らない時代の日本映画が気になり始めた時期に、ちょうどうまいタイミングで目の前に飛び込んできてしまったのだ。もちろん、税込価格21000円のままではとても手が出せない。7350円のシールは、きっとDVDの神様が貼ってくださったのだろう。感謝。


ついでに、黙々とリストと見比べながら、各パッケージにオリジナル価格とセール価格のラベル打ちをしていた店員さんにも感謝。



「WW2 第二次世界大戦 全記録」


ジェネオン エンタテインメント
WW2 第二次世界大戦 全記録

時系列を追った形で第二次世界大戦の跡をたどることができるというのにひかれ、内容の質的な部分はいっさいわからないまま、ジェネオンの名前を信じて購入。税込みで42520円のものが19160円だったので半ばギャンブルのつもりではあったが、これは大ハズレだったかも。アマゾンではぼろくそのコメントがついている。やはり事前の情報収集は大事だということか。ワゴンセールでの購入はここが難しい。その日限りで売れてしまい二度と好機はおとずれない場合もあるから、その場で即決しなければならないのだ。


うーむ、神は我を見捨てたか……それとも、残り物に福ありなのか……。

観るのが怖い。 (ーー)


以上、購入にはすべてポイントを当てたので、とりあえず現金の出費はゼロ。

BOXセット半額セール

このところ、アマゾンでは、特典付きBOXセットのセールが行われている。 このセールは私もよく利用しており、「宇宙家族ロビンソン」のファースト・シーズンやセカンド・シーズンなどはここで50%引きで入手している。だから、


参考価格: ¥23,100 (税込)
価格: ¥9,240(税込)
OFF: ¥13,860 (60%)


なあんて数字があると、すでにDVDは買っていても、思わず引き込まれてしまうのだ。だが、その肝心の「まさか!の時に役立つエマージェンシー・グッズ付き豪華プレミアム」の実態が、これほどまでにトホホなものだとは。 (^^;

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
宇宙戦争 エマージェンシーBOX (5000セット限定生産)

いざというときに備え、いったいどれだけの映画(トム・クルーズ)ファンが、これを持ち歩くのだろうか? いや、実際、阪神大震災の際に役立ったものだそうだから、あまり茶化してはいけないが、個人的には、素直にDVDは単品で購入し、防災グッズは個々に(あるいはより充実したセット商品を)買い求めることをおすすめしたい。これに比べれば、お次の品物のほうがまだしも(映画ファンにとっては)プレミアム度高しと言えそうだ。まずは価格。


参考価格: ¥52,290 (税込)
価格: ¥20,916(税込)
OFF: ¥31,374 (60%)

と結構なお値段。で、内容物はというと、アマゾンの説明書によれば以下のとおり。


商品内容(外箱サイズH337×W488×D130)
■トップガン スペシャル・コレクターズ・エディション(デジパック仕様2枚組・16P解説書付)
■ヘルメットバッグ(H500×W480+取っ手70mm)
■MA-1(Mレギュラーサイズ・着丈672×身幅648mm)
※左胸のTOPGUNパッチは、マジックテープで着脱でき、パッチをはがすと地にパラマウント・ロゴが入っています。

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
トップガン スペシャル・コレクターズ・エディション MA-1 BOX

私のようなじじいオヤジがこんなもの着て歩けるわけもなく、せいぜい箱ごと室内インテリアとして置いておくのが関の山かと……。というわけで、私は、以下のDVD2枚組みだけを購入。
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
トップガン スペシャル・コレクターズ・エディション

価格: ¥4,179(税込)


となっているが、量販店では2360円で売られているもの。私がそちらを購入したことは言うまでもない。


なんかけなしてばかりのようだが、同じボックスセットでも、次のようなものなら、私でも購入対象として検討しないでもない。


リュック・ベッソン監督作品集 DVD-BOX

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BEYC3Q/ref=pd_sxp_elt_l1/503-1227121-6243167


参考価格: ¥19,950 (税込)
価格: ¥7,980(税込)
OFF: ¥11,970 (60%)

という価格なら、5作品入っているので、1枚1600円、箱代込みと考えれば、食指が動こうというものだ。


振り返ってみると、これらはいずれも同じ会社のものばかり。たしか「スタートレック」シリーズでも、プレミアムBOXセットのオン・パレードだったと記憶しているが、P社では、BOXセット企画案が山のように積み上がっているのだろうか。


で、最後に目にとまったのが


パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
チーム★アメリカ ワールドポリス DVD-BOX (限定生産)

参考価格: ¥8,925 (税込)
価格: ¥4,463(税込)
OFF: ¥4,462 (50%)

おおーっ! こ、これは欲しいっ!! 思わずショッピングカートに入れてしまったではないか。だが、ここは冷静に、冷静に。こういう時こそ理性が重要な役割を果たすのだ。たしかに、価格はオリジナルから半額になっていて、これはDVD単体の価格とほぼ同じである。つまり、名目上フィギア代がタダになった計算にはなる。フィギアが欲しければ、タイミング的にはここで決断するしかないだろう。だが、それでいいのか?


DVD単体は廉価版の登場が予想される。最初はおそらく1500円(そこからさらに下がるにはもう少し待たなければいけない)だろう。だから、4463円がタダになったというよりは、「1500円のDVDに3000円を追加してでもフィギアが欲しいか?」と問い直すべきなのである。しかも、BOXセットには、特典ディスクの類はないから、基本的に廉価版のディスクで省かれるものはなにもないはずだ。わざわざ通常版のために(特典映像の少ない)別バージョンを作ることなどまずありえないだろう。


うーむ、(ーー)

と考えていたら、何のことはない。アマゾン自身がすでに廉価版の告知をしているではないか。


パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション

参考価格: ¥1,500 (税込)
価格: ¥1,350(税込)
OFF: ¥150 (10%)

だが、私のショッピングカートには、そのBOXセットが入ったままになっている……。

懺悔……

単に「承認待ち」のタブをクリックすればよかったとは!

皆さま、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。


m(_ _)m