自分が自分であることの証明 | DVD放浪記

自分が自分であることの証明

おとといの金曜夜にTUTAYAからDVDを借りてきたのだが、そのために携帯電話の請求書を持参して係員に提示した。


実は、その1週間前にさかのぼるのだが、久しぶりにTUTAYAにDVDを借りにいくと、すでに私の会員資格は失効しており、新たに会員証を作り直さねばならいという次第となった。たまたまカード式の健康保険証を持っていたのでそれを提示したが、さらに、現在の住所を示すものが必要だというのだ。


私は、あいにくと自動車を運転しない。また、以前はパスポートを提示していたが、それもすでに期限切れで、こうなると、自分自身を証明することが非常にやっかいなことになる。


人間は、組織に属していれば、その構成員であることによって知らぬうちに多くの便宜を受けているが、ひとたび、そうしたものを離れ、本当に個人ひとりとなったとき、いろいろな肩書きや勤務先、いや職業等の属性をすべてはぎとったうえで、自分自身が何者であるかを示すことができるのだろうか?


……とふと思う今日この頃である。 (ーー)