キャンピングカー快適化 ~ 足回り強化 その3 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



SHADOU キャンピングカーアフターパーツ開発 ・ 販売 ・ 取付専門店


所在地:〒347-0014 埼玉県加須市川口3丁目13-6

※交換作業は予約制

 

SHADOU提案のカムロードベース車両足回り強化システムとしては

HPにも商品価格・交換工賃が全て載っていますが、

 

SHADOUオススメのフルセットはこちら
・リヤコイルオーバー式ショックアブソーバー: 140,000円
・フロント14段調整式ショックアブソーバー: 45,000円
・リヤスタビライザー: 77,000円

・フロントスタビライザー+強化ブッシュ: 53,000円

※税別価格、各パーツは取付工賃別途必要

 

Zilやクレア5.3等の重い車種は14段調整がオススメですが、

コルドリーブスのような軽い車種は固定式でも問題ありません。

固定式の固さは14段調整式の7段目相当です。

・フロント固定式ショックアブソーバー: 27,500円

 

一度にフルセットの強化パーツを組むのも良いですが、

予算に合わせて一つずつ交換していくのも問題ありません。

 

 


【第三弾】


 

納車されて1年を目前にこれが最後の大きな快適化となるだろう、

コルドリーブスの足回り強化第三弾を行いました。

結局、1ヶ所づつ確認しながらの足回りの強化となりました。

面倒と感じるかもしれませんが、自分の好みに仕上げる楽しさもあります。

パーツ交換による変化も試せるので車好きには面白いと思います。

アルミはインセット+5を選んでギリギリまで外に出してワイドトレッドを狙い、


スタッドレスですがタイヤはワイドタイヤに履き替えて、


足回り純正ノーマルの状態で納車から約12,000km走りました。

ステアリングダンパー付きのハンドルに交換したこともあり、

純正ステアリングとは違いハンドルが振られることも無くなり、

一般道路で制限速度以内なら言うほど不満はなかったのですが、


高速道路で80km以上出すとフワフワしてスピードが安全に出せません。
飛ばして走ろうとは思いませんが、せめて高速道路の制限速度以内なら
安心してスピードが出せるくらいにはしたいという思いから、
足回り強化第一弾としてリヤコイルオーバー式ショックアブソーバーの
交換作業を行い3,800km程度走りました。

 

その後、フロントのショックを固定式の強化ショックに交換して

前後強化ショック+リアコイルオーバー式の状態で更に2,000km走りました。

 

人間・・・慣れって怖いですね(^_^;) 
交換当初は毎回これで十分と思っていましたが、やはりまだ不満が出ます。

まっ SHADOU提案の足回り強化システムとしてはまだ未完成ですからね。
より完成形に近づけようと足回り強化の第三弾としてスタビライザーの取り付けです。

SHADOU製強化フロントスタビライザー
最大で純正対比をφ2mm太くして剛性を純正比業界最大の36%アップ
コーナーでのロールを押さえて横風・高速走行に優れてます。
強化ブッシュとの併用によりさらに効果が高まります
価格: 39,960円 税込 ・ 強化ブッシュ付 57,240円 税込
工賃: 12,960円 税込
小計: 70,200円 税込(強化ブッシュ付)

SHADOU製強化リアスタビライザー
適合車種:200系カムロード リヤワイドトレッド車
ねじれ剛性:他社製品の2.5倍(計測値)
中空構造により軽量化を実現、高品質で安全な日本製です。
※取付にはあたってはフレームにφ10.5mmの穴あけ作業が左右各1か所必要です。
価格: 83,160円 税込
工賃: 17,280円 税込
小計: 100,440円 税込


SHADOU製フロントスタビライザー + 強化ブッシュ + リア強化スタビライザー
合計: 170,640円 税込(工賃含む)


--- 比較対象としてL.T.キャンパーズ製前後スタビライザー ---
L.T.キャンパーズ製フロントスタビライザーは青棒・緑棒の2種類があって
オリジナルに比べ剛性が17%UPした青棒と、36%UPした緑棒があります。

SHADOU製強化フロントスタビライザーはL.T.キャンパーズで言うと緑棒相当です。

L.T.キャンパーズ製リアスタビライザーは青棒相当なのかな?

SHADOU製強化リアスタビライザーはL.T.キャンパーズの更なる強化版だから緑棒相当?

リアは剛性の設定値が書いてないので比較するのは難しいかもしれません。

 

L.T.キャンパーズ製 フロントスタビライザー 青棒

実売: 45,900円(販売店で工賃含む)

 

L.T.キャンパーズ製 フロントスタビライザー 緑棒

実売: 53,136円(工賃別途)

 

L.T.キャンパーズ製 リア強化スタビライザー

実売: 86,800円(販売店で工賃含む)

 

L.T.キャンパーズ製フロントスタビライザー青棒 + リア強化スタビライザー
合計: 126,700円 税込(販売店で工賃含む)

 

フロントは緑棒と比較するとSHADOU製強化スタビライザーのほうが
強化ブッシュ分安くなるイメージです。
リアは緑棒相当のスタビライザーがL.T.キャンパーズに無いので比較は難しいかも。
価格だけで比較するとL.T.キャンパーズに軍配が上がりますが、
SHADOU製はL.T.キャンパーズ製の更なる強化版と考えると妥当な価格です。

 

SHADOU製のリアスタビライザーはHPの情報からすると

他社(L.T.キャンパーズ?)の2.5倍と説明が書いてあるので

ねじれ剛性に関しては別次元の強化版だと思います。

 

こんな記事も見つけたのでSHADOUの2.5倍のねじれ剛性っていうのも

それほど大げさな表現ではないと思います。

他社(L.T.キャンパーズ?)のリアスタビライザーのねじれ剛性の

初期設定値が弱すぎるだけかもしれません。

 

 


【施工】


 

今回はリアスタビライザーのみの交換作業になります。

 

フロントは純正でも装着されているけど、リアは付いていません。

って事でリアスタビライザーの装着は明確な足回り強化となります。

フロントスタビライザーを交換するかはもう少し走り込んで決定する予定。

・・・というか多分フロントのスタビライザーは交換しないと思います(^_^;)

その位、現状で自分が求めていた足回り強化の効果が確認できました。

 

取り付け作業には約2時間必要と言うことを伺っていました。

実際に作業に費やした時間は1時間半でした。

その後、試乗をして各部チェックでトータル2時間丁度でした。

 

これが今回取り付けるリアスタビライザーの部品です。

L.T.キャンパーズのリアスタビライザーと比べて明らかに太くてたくましい。

スタビライザーの製造は国内の純正パーツを製作している会社です。

 

リヤスタビライザーの取付は一度リヤの足回りを全て伸ばす必要があります。

リヤの足回りを走行状態(1G状態)から上げて0G状態にするためにウマをかけます。

こうしないとリアスタビライザーが所定の位置に取り付けできないようです。

 

所定の位置に仮組み状態でスタビライザーが組めたら、

今度は走行状態(1G状態)にしてスタビライザーを水平にセットします。

 

フレームに左右各1カ所の穴開け加工をするので個人での作業は難しいでしょう。

助手席側はこの位置に穴あけをしました。

 

運転席側の穴あけはFFヒーターのマフラーの傍です。

この後、穴を開けた箇所に錆止めで養生します。

 

アジャスターを介してフレームとスタビライザーを連結したらほぼ作業は終了

 

各部の位置を微調整して増し締め作業を行います。

一番最後は最も重要なステッカー貼りの作業です(^^)

 

ん~ コイルオーバーとリアスタビライザーが超かっこいい

これだけ見たらトラックの足回りには見えないですね(^^)

 


【インプレッション】


 

以下はあくまでも素人の個人的な感想です。

カムロードベースの明確な足回り強化の正解が無いので、

アプローチの仕方は人それぞれだと思います。

 

コルドリーブスが納車される前、足回り強化はこんな感じで考えていましたが、

カムロードベースはリアのロールが思った以上に酷い乗り物でした。

実際にオーナーとなりキャンピングカーに乗ると考えも変わります。

 

今回選んだこの強化型リアスタビライザーを取り付けるために

コイルオーバー式ショックアブソーバーにしたと言っても過言ではありません。

リアスタビライザーでガッチリとリアのロールを抑制する効果を狙っています。

取り付け報告も多く評判の良いクライムのエアサスは取り付け位置の関係上、

残念ながらリアスタビライザーは取り付け出来ないですからね。
 

フロントスタビライザーの強化をするよりリアスタビライザーの取付けは

体感的に5倍の効果があるとの説明をショップから伺っていました。

ネットで検索するとフロントスタビライザー + トーションバーの

組み合わせで交換する報告が多い中、

フロントには手を付けないでリアを集中的に締め上げていきます。

今回もあまり見かけない足回り強化の選択です(笑)

フロントもやったほうが良いのはわかるのですが金銭的にねっ。

リアスタビ同等の投資で体感2割アップはコスパが悪いかな(^_^;)

効果の小さな交換や調整より効果の大きな部品で一気にボトムアップを狙います。

 

基本的に一般道を制限速度以内で走っているなら

リアスタビライザーはそれほど必要性は感じていませんでしたが、

高速道路や高いスピードでのカーブへの侵入や

曲がりくねった山道での走行でその威力が発揮されます。

轍が激しい悪道だと車体が振られるのも気になります。

強い横風やトラックに追い抜かされるのも車体が振られる原因です。

やはり我が家の基本は快適に雪山まで行けるのが目的です。

雪山に行くのは高速道路を多用するし轍の激しい箇所もあります。

寒波が来ると横風も強くなり、滑りに行くのはキャンピングカーには最悪な状況

その際にリアスタビライザーの恩恵がビシッと効いてくるのが狙いです。

リアのロールを重点的に抑えたいのが自分の基本的な考えです。

 

硬いサスペンションの設定にすればロールは抑えられますが、
乗り心地が悪化するので、この辺りのセッティングが難しいところ。

SHADOUではコイルオーバーで縦の乗り心地は確保しつつ、

ロールを減らすのはリアスタビライザーと役割を分けたセッティング。

という事でコイルオーバー式リアショックとリアスタビライザーは

基本的に同時装着が望ましい足回り強化パーツです。

 

試乗させて頂いた強化パーツを全部載せたSHADOUのデモカーが10点満点、

純正ノーマルが1点だとするとリアコイルオーバーへの交換で5点くらいに仕上がり、

フロントショック交換で7点まで上がった状態でしたが、

今回のリアスタビライザー装着で9点まで来ました。

もうほぼデモカーと同じレベルまで足回りは強化されたことになります。

我が家のコルドリーブスはフロントのスタビライザーが純正のままなので、

デモカーと比べてクイックなハンドル操作が足りない感じです。

ワンテンポ遅れてフロントが旋回を開始する感じは気になりますが、

リアスタビライザーの効果により細かなフワフワしたロールが完全に消えます。

轍の道を走って感じる車体の振られも殆ど無くなりました。

ショップから伺っていたフロントとリアのスタビライザーの効果の違いは

体感的に5倍は違うって言うのも今回の交換で理解できた気がします。

 

リアコイルオーバー式リアショックの比較対象はクライムのエアサスでしたが、

追加でリアスタビライザーが入った状態だと比較対象は

エア圧調整式を採用したフル装備のエアサス仕様車だと思います。

どちらが良いかは好みの問題かもしれませんが、

コスパと性能を考えたらSHADOUの足回り強化は「オススメ」だと思います。

気になる人はSHADOUのデモカーが試乗できるので試してみるのも悪くない。

我が家のコルドリーブスを試乗して頂いてもかまいませんけどね。

あっ ちなみに私はSHADOUの回し者ではありませんよ(笑)

 

元々Zil系と比べて快適装備が少なく車重の軽いコルド系、

しかもリアに重量物を配置しないリアエントリーのコルドリーブスは

重量バランスがバンテック車の中では良好な車種。

収納が少ないので必然的に荷物も厳選して軽量コンパクトになります。

車重が軽いのでブレーキはノーマルでも比較的よく効きます。

足回りを強化したコルドリーブスはかなり快適に走れるようになります。

やはり軽さと前後バランスは車における重要な性能です。

って言っても快適な装備と大きな収納も魅力ですけどね(笑)

 

同じカムロードベースでも車重も前後バランスも車種によって違うので

最適な足回りのセッティングも各車違うでしょう。

どんなセッティングかビルダーさんの考えでアプローチが違います。

SHADOUの足回りはサーキットで鍛えたノウハウが生かされています。

エアサスを採用したレーシングカーや乗用車は見かけないですからね。

 

 

 

【まとめ】



今回はL.T.キャンパーズ製で言うところの緑棒相当以上の強化版リアスタビです。
販売店で取り付けると取付工賃がほぼかからない金額なのですが、
あえて工賃は別途かかりますが強化版相当のSHADOU製を選びました。

とにかくリアを重点的に締め上げたかったからです。

リアが重いキャンピングカーだからこそリアスタビライザーの装着が

リアのロールを抑え込む足回り強化の必須パーツになると思います。

 

我が家は年間通してスタッドレスなので完璧な足回りは求めていません。

タイヤの剛性の低さのほうが気になりますからね。

3回の強化でトラックの乗り心地から乗用車の乗り心地に完全に変わりました。

走りもほぼ乗用車と同じ感覚で走れるようになりました。

って言ってもクルマの限界性能自体に変わりはないけど、

長距離を走ることが多いキャンピングカーには

足回り強化は必須だっていうのが実感できました。

これでスノートリップも楽して運転が出来るようになりました。

 

コルドリーブスの足回り強化第四弾は未定です。

 

 

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