キャンピングカー快適化 ~ 足回り強化 その1 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



SHADOU キャンピングカーアフターパーツ開発 ・ 販売 ・ 取付専門店

 

リヤコイルオーバー式ショックアブソーバー
キャンピングカーの不足しているリヤリーフスプリングレートを

ショックアブソーバーにスプリングを組み合わせる(コイルオーバー式)事により解決。

-- コイルオーバー式の特徴 --
・リーフ増しと異なり突き上げ感がなくコイルスプリングによる滑らかな乗心地
・エアーサスペンションと比較して空気圧管理や配管の劣化が無くノーメンテナンス。
・ショックアブソーバーは減衰力固定式で車両重量に見合ったスプリングレートでセッティング。
単筒式の国産ショックアブソーバー(KYB製)を使用する事により複筒式に比べ
 コストは高くなりますがガスとオイル容量が多く安定した減衰力が確保できます。
※ショックアブソーバーはオーバーホール可能なので安心して長期間ご利用いただけます。

※ショックアブソーバーは15,000円/本でオーバーホール可能で

5万km程度でリフレッシュが必要となります。

 



【ショックアブソーバー】


 

ショックアブソーバーは複筒式と単筒式に分かれ複筒式はオイルショック、
単筒式はガスショックと呼ばれています。

複筒式のメリット
・オイル室とガス室が一緒になっていてストロークが確保しやすい。
・封入ガス圧が低いため、乗り心地に優れる。
・量産に優れ、製品コストを抑えることができる。

複筒式のデメリット
・単筒式ほどオイル容量をかせぐことが困難。
・単筒式のようにピストンバルブのサイズを大きくできず減衰力の立ち上がりが遅い。
・オイル室とガス室が分離していない構造なため、キャビテーションを起こす。


単筒式のメリット
・封入オイルの容量が多く熱容量に余裕があり安定した減衰力を発生する。
・ピストンバルブのサイズを大きくすることができる為、受圧面積が大きくなり、
 微小ストロークにおいても減衰力を確実に発生することができる。
・放熱性に優れている。
・オイルとガスが混ざらないため、キャビテーションが起きない。

単筒式のデメリット
・構造的に高圧ガスを封入するため、固い乗り心地になる。
・精密加工された部品を手で組上げるため、量産には不向きで製品コストが高い

 

 


【悩んだ結果】


 

1年以上前、まだコルドリーブスに乗っていない時に考えた足回り強化はこちら

 

長らく足回りの強化はエアサス基本で考えていました。

でっ 実際に半年以上ノーマルに乗って考え方が変わりました。
クライムのエアサスは安くて良いのはわかるのですが、エアの管理が面倒
取り付けたばかりの時期はこまめにエア圧管理もするとは思いますが、
だんだんとエア圧管理も疎かになり本領発揮とはいかなくなる可能性が高い(^_^;)

しかも、タイヤにTPMSを導入するとわかると思いますが、

気温によって空気圧って結構変化します。

それを固定エア圧でエアサスの性能を維持するのは難しいでしょうね。
かと言って、絶えずエア圧を管理できるカーセールス・ワタナベの

エアサスは良いのはわかるのですがいかんせん初期投資が非常に高額です。

カーセールス・ワタナベ

 

悪い話は聞かないし、カムロードベースのベストな選択肢の1つなのかも。
誰からも高評価で確実に失敗しない足回り強化の定番ですね。
でも、予算の関係でカーセールス・ワタナベのエアサスも選択肢になりません。

最終的に横着者の自分が選んだ足回り強化はSHADOUが提案している
リヤコイルオーバー式ショックアブソーバーを用いた足回り強化です。
SHADOUではエアサスと同等の性能が安価で出来ないかと試行錯誤の末に
完成した足回り強化システムとしての提案です。

 

カムロードのショックアブソーバーの仕事量は重量配分からして

ヤが70%と考えられリヤのみの交換でもかなり良くなるとのことですが、

コイルオーバーだけでもリヤのロールは減らせるけど、

縦の乗心地を失いたくないのでリヤスタビライザーは必須アイテムで、

ロールの低減はリアスタビライザーが受け持つとの考えですね。

 

まっ 自分がクライムのエアサスを選択しなかったもう一つの理由はこれですね。

ロールを抑えるのはリアスタビライザーの役目だと実際に乗って感じました。

そのリアスタビライザーを物理的に装着できないクライムのエアサスは

自分的には足回り強化の選考範囲外になりますね。

ワタナベもリアスタビライザーを推奨していないので自分と考えが合わないかも。

 

SHADOU提案の足回り強化システムとしては

公式HPにも商品価格・交換工賃が全て載っていますが、


・リヤコイルオーバー式ショックアブソーバー:140,000円
・フロント14段調整式ショックアブソーバー:45,000円
・リヤスタビライザー:77,000円

・フロントスタビライザー+強化ブッシュ:50,000円

 ※税別・別途取付工賃

でも、残念ながら予算の都合上、一気に交換せず各パーツ毎に交換しようかと。
エアサスより安いと言ってもそれなりに高額ですからね(^_^;)

一度の交換でセット割引になるってことも無いようなので面倒だけど、

一つ一つ交換して効果の程を確かめたいとも思っています。

順次交換するとその強化パーツの効果の程も確かめられるしね。


以上の事から今回はリヤコイルオーバー式ショックアブソーバーのみの交換です。

なんとフロントのショックアブソーバーはノーマルのままで今回は交換しません。

リアだけの交換は珍しいケースだと言われました。

まっ 次回はフロントショックを交換しますので(^_^;)

 

ショップの公式ブログ

 

 


【交換作業】



足回り強化は購入前から1年間ノーマルに乗ってからと考えていました。

確かにノーマルの足回りはギリギリ最低限の走行性能です。

ま~ のんびり走るってーならノーマルでも問題ないでしょう。

実際慣れてきたらノーマルでも不都合を感じなくなってきたのは事実です。

でも一般道路ではノーマルでも不都合を感ませんが、

高速道路だと80km以上出すとフワフワして怖いのも事実。

我が家では一年で一番お金のかかる冬を乗り切ったので、

予定よりちょっと早いけど足回りの強化を行いました。

足回り強化は埼玉県にあるサーキット倶楽部さんで取り付けです。

所在地:〒347-0014 埼玉県加須市川口3丁目13-6

 

リヤコイルオーバー式ショックアブソーバーの交換作業だけなら

2時間という事でスノートリップの帰りに立ち寄って交換しても良かったのですが、

交換後、効果の程をじっくり確かめたかったので休みの日に交換しました。

 ※交換作業は予約制

 

サーキット倶楽部の全ての強化パーツを取り付けたデモカーもあります。

交換作業の合間に試乗させていただきました。

確かにまるで乗用車のようにスイスイ走ることが出来ます。

これが目指す完成形の状態と言うことをしっかり確認できました。

 

実際の交換作業は40分で終了しました。

ま~ リアショックの交換だけですからね。

待ち時間の待機は待合室もあります。

 

待合室に有ったこのCARBOYのステッカー自作したな~(笑)

毎週末、峠に走りに行っていた頃が懐かしい。

 

リアを持ち上げて作業開始。タイヤは取り外しません。

すべての作業は下に潜って作業をします。

 

程なくしてノーマルショックの取り外し完了。

作業開始から10分もかかっていません(^^)

作業を見ているのは楽しいですね。

 

ノーマルショックの代わりに太さもゴツさも全く違うコイルオーバー式の

リアショックを純正のショックが有った位置に取り付けます。

専用の工具を使ってコイルを縮めたり、個人で交換は難しいですね。

 

交換後、ノーマルショックの時と比べて12mmリアの車高が上がりました。

自分のコルドリーブスは軽量級だからか車高の上がりは少な目らしい。

まっ 軽いは正義と思ってオプション装着も少な目ですしね。

 

取扱説明書と調整用の工具を頂きましたが、多分使わないでしょう(笑)

 


【インプレッション】


 

今回の足回り強化はまだSHADOU提案の足回り強化メニューの

完全版ではないので、今回で評価するのも悪いのですが、

リアの交換だけでこんなに劇的に改善するとは思っていませんでした。

 

ちなみにプロのライターが書いた詳細な交換記事はこちらです。

このての記事って表現大げさじゃないのか?っていつも思っていましたが、

ここに書いてある通りの素晴らしさで嘘偽りなしですね。

 

とりあえずカムロードのノーマルの足回りから何か一つでも

強化パーツに交換すると必要以上に良く感じますね(笑)

リアのショックのみ交換でこれだけ変化するとは思ってもみませんでした。

作業が終わり車に乗り込んだ時点でもう揺れが少なくなっているのがわかります。

工場から車を出して段差の乗り越えて揺れの収まりが早い。

走り出した時点でもう交換前とは別の車に変わった感じです。

助手席に乗っている奥でも違いがわかると二人で大騒ぎ(笑)

 

交換後、現時点で3週間、2,000km走りました。

高速道路での確認も行いましたが、高速の振られも激減して

これでスノートリップの移動が楽になりそうです。

高速で制限速度まで安心して出せる事はクリアーしています。

横風やトラックに追い越されての風の影響も激減ですね。

轍のハンドルが取られるのもノーマル時よりだいぶ低減しました。

って事で自分が望んだ最低限の足回り強化は早くも目標達成です。

クライムのエアサスとどのくらい違うか確認したいですね。

 

おまけとしてノーマルの足はバンクで寝返りをうっただけでも揺れていましたが、

今は寝返りうっただけでは揺れず安眠できるようになりました。

足回り強化が眠りにまで影響するとは予想外ですね(笑)

 

まだリアしか交換していませんが正直な話、

もうこれ以上足回りを強化する必要が無いかもと言えるくらいです。

試乗させて頂いたデモカーが10点、純正ノーマルが1点だとすると

リアショックの交換だけでも5点くらいの仕上がりな感じがします。

やはり交換していないフロントのフワフワ感が今度は気になりますが、

リアと比べたらフロントのフワフワ感はまだ我慢できます。

まっ 乗り慣れてくるとどんどん不満に感じてくるでしょうけど(^_^;)

 

今の所、コイルオーバー式ショックに交換した台数は20台程度とのこと。

自分は案外早い部類で交換したことになるようですね。

このシステムが認知されたら今後は台数も増えていくのかな?

コイルオーバー式ショックは悪い選択肢ではないと思います。

 


【まとめ】



足回りは何処で妥協するかが重要なポイントですかね。

但し、足回りはノーマルでも自分は問題ないと思っています。

自分はSHADOU提案のフロントショックとリアスタビライザーの交換までは行う予定です。

カムロードベースのキャンピングカーにはリアスタビライザーが必須と感じたので

このリヤコイルオーバー式ショックアブソーバーを選択したんだし。
それで満足できない場合はフロントスタビライザーの追加交換ですかね。

現時点でフロントスタビライザーの交換までは必要ないかなって感じはしてます。

効果の程を見極めながら足回り強化をするのは無駄がなくて良いですね。


とりあえず足回り強化第二弾のフロントショック交換は次回・・・

時期は未定ですが近日中に予定しています。
リヤコイルオーバー式ショックアブソーバーのみの交換でも現時点は満足してます。
やはりノーメンテでエアサス並みの足回り強化は魅力的ですね。

エアサスに頼らないコルドリーブスの足回り強化という事で、
ちょっと人とは違うアプローチになっていますが、

自分好みの足回り強化の快適化を実践・模索中です。

 

 

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