大国主再生の琉球の旅 〜遊女の涙が沁みた場所 伊江島のゲニウス・ロキ
またしても当日思い立っての飛行機。
福岡空港。
窓のない席だったんだけど、ふと目を覚ましたら富士山上空。
福岡空港から空港バスで佐世保。
タイムズカーシェアを借りて生月島へ。
すでに案内板に従って走ると何故か迷う。
目的地は、カトリック山田教会。
残念ながら聖堂は閉じられていた。
中江ノ島。
ここに隠れキリシタンは連れていかれて、処刑されたという。
そのときから401年。
殉教は3年に渡って行われたらしいから、昨年の400年を境に今もまだ400年の節目の年である。
なんと、城主も宣教師も多くの人たちは島から逃げた、のだそうだ。
信者を置いて。
前にも書いたけど、伊勢平氏おじさんの先祖(というか本人も)と同じ匂いのするストーリー(「不自然」と「多様性」がうみだすちから 〜代々木の森に思うこと)。
伊勢平氏おじさんの先祖だっていう平維盛は、倶利伽羅峠の戦いでも臣下を置き去りに京都に逃げたっていう(倶利伽羅(くりから)出たものは )。
また熊野に落ち延びて、五ヶ所湾で塩を焼く竈方をしていたときも「忽然と」姿を消す(五ヶ所アゲイン)。
力ある人が逃げるって、あり得ないと思ってたけど、最近ようやく理解してきた。
立場ある人の方がずるいというか。
だからこそ、立場ある人になれるというか。
遠藤周作の小説「沈黙」でも、殉教する司祭しか描かれていないから、司祭はみな一緒に殉教したと思っていた。
まさか、純粋な信仰をもつ信者が「置き去り」にあっていたとは。
でもその恨みもかんじない。
彼らは、信仰の喜びの中に殉教したと思う。
わたしは、そうかんじる。
それが、ザ・縄文。
「沖縄空手に先手なし」っていうけど、縄文人は「戦わない」んだって。
っていうか、そういう縄文人もいるみたい。
そして、北のアイヌ、沖の縄文(沖縄)へと別れていった、らしい。
いろんな場所を旅してきて、縄文人がみんながみんな争いを好まないとは思わないけど、
そういう人たちも一定数いる、とかんじる。
なんでもどんな酷い仕打ちも受け入れる、瀬織津姫のよう。
でも、瀬織津姫は、どんな仕打ちにも耐えて許す力があるから最強だとも思える。
もしかして菊理媛神も。
ケツァルコアトゥル(ククルカン)ってそういう神なのかもね。
ん?
伊勢平氏おじさんが「殉教のビジョンがある」って言ったのはもしかしてこれ?
結構な重いのがどっかりのってきた感じがする。
わたしたちふたりの共通のテーマは「洗脳」(洗脳と日本人 〜 ひみつと、ひふみと、諏訪の神)。
そして、宗教。
わたしたちは、時期も同じく阪神淡路大震災をきっかけに、この不思議な世界に誘われた。
もちろん私たちが実際に出会うよりずっと前。
しかもわたしは当時の激震地に、おじさんは東京でテレビでそれをみて「これは東京への警告」って思ったと言っていた。
なんで東京が生み出したカルマを、遠く離れたわたしたちが?
自分でまいた種は、自分で刈り取るのが筋だと強く思う。
東京は、東日本大震災でも東北に身代わりを強いた。
それでも、東京が倒れることは、日本が倒れることと同じ、とも思う。
東京は、「首都」だから。
首都は、みなの「首」なのである。
実際に福島の原発が発電していたのは、首都で使われる電力である。
ある集落は宗教は何でもウェルカムで、カトリック、大本教、天理教、創○学会などなどの拠点があるのに、島内の別の集落に対しては閉鎖的で、それほど交流がない、ってことをきいていた。
この島は、同じようにキリシタン、仏教、お太子様、荒神さま(三宝荒神)、神道など排除しないで受け入れてきたようなかんじがする。
「カクレ」の祭祀は、夜に行われることが多かったみたい。
あと、「自分の代で終える」って人も多い。
上皇陛下のお言葉とリンクする。
令和は新しい御代になる、ってどこで神事に触れても確信する。
博物館にいたときなんとなく、もう少しいたくなって目に留まった民宿に電話。
「急に言われても、ご飯の用意できないよ」って言われたけど、結局作って出してくださった。
しかも、宿に向かう途中、わたし借りていたクルマがパンクしてしまい、自走不可能に。
タイムズさんの対応を待ってたら近所の人たちが心配して集まってきてくれて、わたしは一躍有名人に。
宿のおかみさんは、海女さんらしくて今も海に潜るし、
おまつりには、とった天草で、「かがみ」というお菓子?をつくるみたい。
鏡餅?
家紋は、蝶で、これって岡山藩主と一緒らしい。
おかみさんは、色も白くて、おひめさまみたいな顔つきだった。
おかみさんがくれたおまんじゅうは菊水の紋が入っていた。
思い出すのは楠木正成。
朝ミサにあやかって、聖堂をシスターに案内していただいて、これは伊江島の神様のはからい?
神様ではなくたしかに生きている人の貢献によりVIP待遇。
そこでお会いしたマリアさまは、薄い水色の布をまとったお姿のハートに7本の矢がささった木像だった。
伊勢平氏おじさんが、唯一くれたプレゼントの青い布。
まさにその色で驚いた。
玉置山縁起の川合神社(ヨミガエリの旅 その4 〜 熊野・玉置 川合神社編 夢でみた、あの場所へ)といい、この布といい、やっぱり伊勢平氏おじさんとわたしが重なり合うときは、重要な何かの徴がひらかれる。
そもそもおじさんは、「殉教のビジョンがある」って言っていたからね。
まさか隠れキリシタンがくるとは思わなかった。
7本の矢。
北斗七星って思うのはわたしだけ?
ひしゃく星。
豊受大神。
ハーベスターがそのまま入れそうなきちんとした段々畑。
まるで大東島。
この島の石工(せっく)は港を作る技術集団で高い技術力があったらしい。
遠くに見えるのは上値賀島と下値賀島。
小値賀村とおなじく値賀と書いて「しか」と読む。
このあいだ中央構造線の飯田付近でみた「蓬莱」を報復とする地形。
ここのランドスケープはダイナミック。
ここはCMの撮影にも使われたらしい。ドライブ楽しい。
六角柱!!
玄武(安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へ その10) 〜 麒麟はくるか!?)。
とにかくこの島は自然豊かな地形である。
赤い地層の縞模様に「たたら」をかんじる。
そういえば、「山田」だし。
♫やーまだーの なーかーの 一本足のかーかーし♫
あと、雲津諏訪神社(ヨミガエリの旅 その1 〜美保関から出たものは・雲津諏訪神社編)の
「西の負けよ〜」
「東の負けよ〜」
区長さんは、朝早くに教会に送ってくれたり、パンクしたクルマの修理を呼ぶのを忍耐強く待っててくれたり、ずっと世話してもらったのに、お家でちゃんぽんをご馳走にまでなる。
しかもおみやげまでもらう。
なんなのわたし?
午後は、町を散策。
法善寺。
なんか町を歩いていると厳島(姫神を訪ねる旅〜その1 厳島・弥山)そっくりに「遊郭のにおい」を感じる。
ので聞いてみたらやっぱりあった、という話。
厳島に行ったときわたしは骨折したが、伊勢平氏おじさんも同じタイミングで骨折して動けなくなっていたっけ。
わたしは旧正月、彼は新正月で、彼の方が先だったけど。
私の方は寝たきりになれないからその間も旅を続けたけどね。
姫神社。比売神社。
元々は豊玉姫神社と呼ばれていた。
豊玉姫といえば、ウガヤフキアエズの母で、神武天皇につながるおひめさま。
そしてある三猿。
気が動転してて、パンクしたクルマの写真撮り損ねた。
応急修理してもらって走れるように。
そうそう、ここは「田中」姓の方と知り合って、やはり家紋は梅鉢紋。
土佐山内氏からの流れ。
なんだろ、会津とつながる?
そのほかにも「市杵島姫」あたりで会津とは共通点があるような気がする。
牛頭天王
スサノオ
そしてカッパ。
祇園祭の日にはきゅうりを食べないって聞いた。
この島にはかっぱ伝説がある。
99匹の鰻になったとか?
その辺よくわからないんだけど、鰻ときゅうりってくみあわせの、うなきゅうと関係ありそうな気もするし、
観音信仰のところでは鰻を食べるとか関係あるのかも?
スサノオと鰻。
鱗のついてない魚を食べない、っていうのはユダヤ教の教え。
99匹。
99といえば、菊理媛神であり、9月9日。重陽。
九十九島なんかも近くになるし。
夕日
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