大国主再生の琉球の旅 〜遊女の涙が沁みた場所 伊江島のゲニウス・ロキ
大国主再生の琉球の旅 〜 デジャヴからのつづき。
事件は待ち合わせ現場で起きた交通事故だった。
おともだちが車にはねられて骨折した。
だから予定していたライブには行けなかった。
那覇の警察とのやりとりの電話の最中に東京の警察からも電話がきて、
「伊勢平氏おじさんに電話をかけた」っていう注意だった。
朝雨の中スマホの誤作動でかけたみたい。
まさかと思って確認したら発信履歴があった。
「もちろん自分からかけたつもりはありませんが、着信拒否になっているのに、かからないはずですが?」
「着信はわかるようになってます」
・・・。
伊勢平氏おじさんはもうずいぶん長い間、わたしを騙していたんだ。
わたしからの着歴は知っていて、無視を決め込んでいたとは。
本当に、これほどまでに卑怯な人なんているんだ。
今までの人生に。そんな人に会ったことがなかった。
これほどまでにバカなわたしを騙すなんてあの狡猾なおじさんにはたやすいことだったろうな。
でも不思議と腹も立たない。
平維盛まんまの人。
自分より弱い立場の人を人柱にして、自分は助かろうとするおじさん。
そして、瀬織津姫に自分の受ける報いをおしつけて、富も力も我がものにしたおじさんの先祖。
そこまでして生き延びたい、ってガッツがわたしにはないからある意味羨ましくもある。
警察の一言目の確認が
「今どこですか」
「沖縄です」
おじさんに遭遇しただけで「待ち伏せした」って言われかねないんだなと悟った。
警察でも言われたけど、言ったものがち。
怒る感情が薄く、そもそも目が悪いわたしはあえば反射的に会釈くらいするだろう。
そしたら誘ってきたとかいうかもね。
もしもそうなったなら司法の手にゆだねたい。
あのとき沖縄に飛んだおかげでわたしは助けられた。
「今日会えますか」にこたえてくれた彼女に感謝している。
そして、彼女の1日も早い回復を心から願っている。
「結びつけるな」って何人もが言ってくれた。
そしてわたしのチームは本当に心のきれいな人たちが支えてくれている。
おじさんは「秘め事」にしたかった。
「ひめ」か。
ひめ様は間違いなくその役割だったはずである。
遊女、采女。
赤いべべ着た かわいい金魚♫
事故を目撃してた人からブルーシールアイスをもらったり、同室の人が何か察して黙って味噌汁とお餅をくれたり。
船乗りの友人が沖縄にいるなら会おうと言ってくれてデート。
定食屋のフーチャンプル。
なにか、しようと思って、ガンガラーの谷。
ひとりで行ってもよかったんだけど、今は誰かと一緒に過ごすってことをしてみようって思った。
ちょうど、船乗りの友人も行ったことがないっていうしちょうどよかった。
伊江島タッチューという、女陰をみたあと、男根をみる。
ちゃんと調ってる?
ちなみにガンガラーには女の神様(ホトと乳房)と男の神様。
伊江島タッチューは女陰ってわたしは思っているんだけど、
そもそも「ゆり」だし、やっぱり三輪山を彷彿とする。
ゆりは、もちろん神武天皇の后になるホトタタライススキヒメの印。
今日港に行ったときに、みた船には、首里城の新しい正殿の木材が運ばれてきていた模様。
夜は居酒屋さんで魚料理。
そしてカラオケに行って新年のくじで当たったものは、タワシ。
擦り落としなさいってことだよ!って同室のひとが言ってくれる。