泣くほどせつなかった

自家組織再建手術の断念から早1ヶ月半。


モヤモヤ期が長かったものの


時間薬とはよく言ったもので


穏やかな日が戻っております。


でも胸の痛みは治まってはくれないわけで。


冷静に、落ち着いて旦那と何度か話し合い


その中でようやく決心がつき


先日、形成外科を受診して


インプラントによる

再建再手術が決まりました。



そう。


結局、自家組織再建ではなく

インプラントの入れ直しとなりました真顔



手術内容としては


皮膜拘縮で圧迫している皮膜を剥がし

今入っているシリコンインプラントよりも

小さなインプラントに入れ替えたうえ

癒着している脇下部分を剥がすとのこと。



放射線治療後なので

再度エキスパンダーなどを入れて皮膚を

伸ばすことはできないので(現時点では)


左右差はより顕著になることは了承済み



もうね


整容性は諦めた。



とにかくこの痛みをとってほしい…。



ならいっその事


インプラントを

抜去してしまえばいいのでは?



うん、それも考えた。



だけど、やっぱりね

ここまで紆余曲折を経て

この左胸とやってきたから


“抜去するしか

選択肢がないよ!”


って言われるその時までは

抗ってみますよ



形成の先生に



「自家組織は

次の一手に残しておきましょう」


そう言われて


これが最後ではないのだと

その言葉、しかと受け止めました。



再建再手術後に


またまた皮膜拘縮しちゃわないか?

癒着しちゃわないか?


これはもうどうなるのかわからんので


かなりドキドキするけれど。


なったらなった時にまた考えますちょっと不満



ってなわけで



2日前に術前検査に行ってまいりました。



因みにこの日は半年に一度の

リュープリンの注射を打つ日でもあったので


手術決定後の

初めてのクマ先生の診察だった。



「自家組織で再建やり直ししたい!」



そう申し出た時以来の診察なので


クマ先生の反応が気になって

ちょびっとだけドキドキ緊張した。




「先生、ご報告が遅くなりましたが

結局今回はインプラントの入れ替えを

お願いする運びとなりました」




あたしがそう言うやいなや




「うん、実はさ…あの後

形成の先生と何度も話し合ったのよ!」




と、思いもよらないクマTの言葉





「…え?ひらめき





「前回すごい勢いで“自家組織再建する!”

って言ってたもんだからさ

色々と…手術方法も含めてね

形成の先生と何度も話し合ったわけ」





「…!不安

まあ!ありがとうございます!」






「それでね、どうしても!

ってことなら…

やっぱりここで!

この病院で遊離をやるよ




半ば諦めたような表情のクマT。





その発言にビビるあたし。






え!!!ポーン


こ…この病院で…遊離を!?



まさか先生方の話し合いの結論が

それとは。



そういえば前回も

チラッとそんなようなことを

言っておられたが。



いや、でもあれはあくまで

不可能ではない的な?

そのくらいのニュアンスだったはず。



うん…



それは……



……有難いよ?



うん、有難いんだけどさ


えっと…


お断りさせていただいても

よろしいでしょうか?滝汗



だって、この病院


そもそも


遊離やれる施設じゃないじゃない〜


そんで設備もないじゃない〜不安



過去に一度もないっすよね?

遊離での再建手術…



それって…つまりさ




あたしがこの病院

遊離穿通枝皮弁法で

自家組織再建する

患者になるってことよね!?




いやいやいや…




無理無理無理無理滝汗



怖い怖い!



リスクありすぎっしょ!!滝汗滝汗滝汗



先生には申し訳ないけれど


自家組織での再建手術をやるならば



ここではやらない。



これはもう断固として揺るがない真顔




って、捲し立てたい思いとは裏腹に

ひとまず何も発さずに

先生の話に耳を傾けた。




ようするに


クマ先生の話をまとめると



この病院は

自家組織再建(腹直筋皮弁法)

力を入れていて

おそらく県内では一番の手術数を誇る。

↑ほんとか?滝汗聞いた事ないっす…



だから

自家組織再建手術はここでやりなはれ!



どうしても遊離穿通枝皮弁法でしたいなら

それもできる!


まぁとはいえ


腋窩リンパ節をごっそり取ったとこに

ガッツリ放射線もあててるので

遊離で繋ぐ血管が脆くなってる可能性が高く

壊死の確率が高いと思われ

(脇からの血管を持ってくる場合)


だからそうなると

別の血管と繋ぐことになると思われ


で、大変な手術になるだろうし

色々なリスクを考えると


やっぱり遊離ではなく


昔ながらの腹直筋皮弁法をオススメする!


…と。




で、締めの言葉が




でもね

自家組織再建をする

タイミングは

今じゃないのよ




って…あれ?


前置きめっちゃ長かったけど…




終着点は結局前回の診察時と

全く同じという…ニヤニヤなんなん?





きっと、あたしがまだ

遊離穿通枝皮弁法でやりたくて仕方なくて


その思いで

今、来ていると思っているのかな…?


クマ先生が必死に説得してくれてることは

ちゃんと伝わっております。




「先生、大丈夫です!

とりあえず自家組織は

次の一手に残しておくことに決めました。

先生の話に納得できたので

今回はインプラントの入れ替えで

気持ちも固まってますウインク




そうこたえると

クマ先生もうんうんと頷く




「そうだね、

まあ今回は痛みを取るための

手直し程度だと思って。

今入っているインプラントより

小さいものに入れ替えてあげるだけでも

かなり楽にはなると思うから。

ただ見た目には

さらに左右差が出てしまうとは思うけど…」





「はいニコニコそれは理解してます。」




「うん、わかった。

入院は19日だね、また病室にいくから」




「いつもありがとうございますデレデレ




クマ先生の診察が終わり



次は形成の先生の元へ。




一通り手術の説明を受けたあと


前回の手術前と同様に

胸の写真を数枚撮った。



そこで

先生から思わぬ発言が。



「インプラントのサイズですが…

小さくする予定だったけど

体積は前回と同じで

いけるかも…




ん??


どういうこと!?





「皮膜拘縮してる皮膜をはがすと

その分皮膚が伸びるんです。

つまり多少余裕ができる。

前回のインプラントより幅広で

でも体積は同じくらいのものを

使おうと思います。

一応2〜3サイズ取り寄せて

手術のときに合わせながら

一番合うものを入れます。


もしかしたら


今より左右差

なくなるかもしれません






なんですと!!!ポーンポーンポーン



整容性は諦めていたのに


そんなことを言われたら

ちょっと期待しちゃうじゃないか!!



いや、でも期待すると

その落差に凹むのが目に見えてる。



落ち着けあたし。




シリコンインプラントの種類は

今入っているものは

テクスチャードタイプ(ザラザラした触り心地)

しずく型だけど


これも変更となり



スムーズタイプ(ツルツルした触り心地)

おわん型(?)になるそうだ。


柔らかさでいえば

スムーズタイプの方が若干柔らかいらしい。



どうなるのかな?


なんかちょっとだけワクワクしてきた。



ちなみに

今回のインプラント入れ替え手術で


あたしが求めていることを明確にすると



第1に

痛みを取ってほしい。


第2に

左胸のアンダーの位置を下げて

大きさは左右差あってもいいから

位置は合わせてほしい!



この2点!



入院は6/19で翌日20日に手術です。




それはそうと


今回の血液検査では


白血球、ヘモグロビン、血小板と

これら全てが基準値よりも低く

貧血が強め(?) だった。


元々ずーっと慢性的な貧血なとこに

ベージニオの副作用も相まって

より貧血が進んでいる印象…。


来たる入院にむけて

しっかり鉄分をとって

体調整えておこうと思いますニコニコではでは









クローバー私の乳がん記録クローバー 

ステージⅢC
ルミナールB
HER2…陰性
ki67…28.8%
リンパ節転移数…16/27

2021年
11.5 
乳がんの告知
12.7 左乳房全摘手術+リンパ節郭靖+同時再建(エキスパンダー挿入)

2022年
1.18CVポート造設手術

1.26抗がん剤治療開始(FEC・6クール)

6.1抗がん剤治療開始(ドセタキセル・4クール)

8.20 ホルモン療法開始(タモキシフェン)
9.8
左乳房再建手術(インプラント)

11.2放射線治療開始(全25回・50グレイ)

※2回やったところでコロナに罹患し中断

11.17 放射線治療1回目から再開(全25回)
12.23 リュープリン注射(24週間製剤)

2023年
1.20ベージニオ服用開始

5.16 CVポート抜去

6.16 リュープリン注射(24週間製剤) 左差しイマココ