昨日は病理検査結果を聞きに行く日だった。


病院へ向かう車の中で

まずは旦那と乳ガンのおさらいをした。


今の時点でわかっていないことは


・リンパ節転移の数

・核グレード

・ステージ

・抗がん剤の種類


これらについてざっと旦那に説明。


リンパ節の転移は一般的に

4個以上で高リスク

と言われているため、

なんとか3個以内であってほしいと

願っていること。


核グレードとは、

病理学的悪性度のことをいい

3段階に分類されていて

1→2→3 と数字が大きくなるにつれて

悪性度が増す。

なのでこちらも当然1が良いということ。


ステージ…癌は進行度に応じて

ステージ0~ステージⅣまでの

5段階に分類されている。

病状が進行するに従って

ステージが上がっていく。

↑さすがにこれは旦那も知っている。


とにかくまずは

リンパ節転移の数が気になっていた。


私は車の中で両手を組み、


「リンパ節転移はなんとか

3個まででお願いします!!」


と何度も何度も神頼みをした。


旦那はそれを横目に


「そうやって言葉に出すとさ

今のところ…

全て裏目に出てるからやめとけ滝汗


と及び腰。


「いやいや、やっぱこうやって

声に出してお願いしたいじゃん?」


私はそう答えて

再びお祈りスタイル。←無宗教だけど真顔


都合の良いときばかり神頼みで

すみません。



病院に着き、

自分の番号が呼ばれるのを待った。


この待ち時間がまた嫌なのだけど、

半分諦めモードだったこともあって

意外とリラックスして待つことができた。


30分ほど待ったところで

ようやく自分の番号が呼ばれた。


旦那とともに診察室へ。


2日前のぎっくり腰は

大分良くなったものの

まだまだヨチヨチ歩き。


私のその様子をみてクマ先生が言った。


「ぎっくり腰になってしまったんだって?

気の毒だし…

更に追い討ちをかけるような話を本当は

したくないんだけどね。」


この一言で、

あぁ…良くない話なんだなということは

分かった。


先週の戦闘態勢とは打って変わって

今日は捨て猫のような眼差しで

クマ先生を見つめた。


先生…

どうか…ご慈悲を!!!



「まず…リンパ節転移の数だけど…

これが思っていた以上にあってね。


27個中…

16個に転移があったよ」


……



………ポーンポーンポーン




じゅっ…



じゅうろっこ!?ポーン



は??



ちょっと待って。


そんな数…


乳ガンの闘病ブログでも

なかなか目にしたことがない。


 一瞬16個の意味がわからなくなるほどの

異常な数字に目が点になった。


「正直、5~6個はあるだろうという

読みだったんだけどね。

まさかここまで多いとは予想外だったから

僕らも驚いたよ。」



ええ…。


私もお口あんぐりですよ。


16…


16個て、えげつなすぎない?ゲロー



言葉を失う。


先生は癌そのものの大きさは

前回トータルで4cmくらいと説明したけれど

本来、散らばっているタイプの癌は

合算して大きさを出したりはせずに


複数の中から

1番大きなものだけを記録として

記載するとの説明をしてくれた。


そうなると私の最大サイズの浸潤がんは

19mm。


その他、非浸潤がんも合わせて

複数個の癌が43mmの範囲の中に

あるとのことだった。


とにかくリンパ管に入り込みやすい

タイプの癌ということを強調された。


針生検のときの病理結果では

ki-67は13%だったのに対し


こちらも今回の病理結果では

グッと数字が上がって

28.8%ととなり、


乳ガンのサブタイプも

ルミナルAから

ルミナルBへと変更された。


核グレードは2。


先生はステージについては

とくにいわなかったけれど…


リンパ節転移の数から


ステージ3Cってことかな…。


あと、遺伝子検査もすることになった。



そこまで色々と説明を聞いて…


私はずっと気になっていたことを

勇気をふりしぼって先生に聞いた。


「先生…肺の病変は

転移ではないんですか?


実はこのブログに

まだ一度も書いていないことがある。


それは…


手術前の全身検査で

造影CT検査をした際、


肺に僅かな病変があることを

指摘されていたことだ。



とても小さなすりガラス状の病変で、

肺がんの疑いがあるけれど、

そうではない可能性もあると

言われていた。


「画像を見る限り転移ではない」


あの時クマ先生は

ハッキリとそう言った。


「転移ではないということは…

乳がんの他に

もう1つ原発巣の癌があるかも

ということですか?」


「そういうことです。」




チーン


すごいよね。




なかなかにすごい展開。


あくまで画像上だけだから

まだ肺癌確定ではないけれど…


これについては経過観察で

今後様子を見ていくと言われていた。


癌の疑いがあるのなら


きちんと調べてほしい。


ずっとそう思ってきたが

クマ先生曰く


同時に治療はできないとのこと。


たとえ肺がんだったとしても

乳がんの治療をしながら

肺がんの手術はできないため、

1つずつクリアしていかなければ

ならないらしい。


まずは乳がんの治療。


抗がん剤と放射線治療が終わってから


肺の治療にとりかかる。


そんなに放置していて大丈夫?


いや、そもそも癌なのか

そうじゃないのか。


転移なのか

そうじゃないのか。


もしも、転移だったとしたら

それは遠隔転移を意味することとなり…


私の乳ガンのステージは

Ⅳになってしまう


不確かなことが多すぎて


不安ばかりが募る。


肺という臓器は

乳がんのように組織診がしずらいらしく、

更に私の病変のある場所に至っては

内視鏡での組織診は不可能とのこと。


そうなると

確定診断は手術をするしかないらしい。


まずは乳がん治療をすすめつつ

時々造影CTで肺の様子を見て、

もしも病変が無くなれば

癌ではなかった!ということ。


病変が大きくなったり変化があれば

いずれ手術で取って病理診断に出さねば

ならないとのことだった。


そうなるともう、


ただただ

肺の病変が自然消滅してくれることを

祈るのみ!えーんお願い神様!



尚、乳がんの抗がん剤は


FEC療法 6サイクル

          +

タキソテール 4サイクル


に、決まった。


クマ先生からしこたま副作用についての

デメリットを聞かされて

すでに心が折れかけた。


あたし…

完遂できる自信が


ない!えーん



CVポート設置のため

18日に1日入院し、


26日に

いよいよ第一回目の抗がん剤投与が始まる。



今日はクマ先生、

私たち夫婦に1時間以上も時間をさいて

たくさん説明してくれた。


ほんと、いい先生…悲しい



少しでも長生きするために、


頑張りたい…


けど


がんばれるのか?



不安しかないえーん










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