なんでも日記 -37ページ目

郵貯銀行

郵貯銀行の資産として、290兆円の特殊法人貸付分が国債になって、保有されることを知りました。

外資から見たとき、その資産が安く買えれば、買いやすくなるわけですよね。それって、金利上昇の結果、国債相場が値下がりするときだけでなく、円安のときも、買いやすくなるわけですよね。

円安になるときといえば、大地震のときとか、巨額の国債発行残高を、国内で吸収できなくなり、銀行引き受け額が発行額に満たなくなって、未達というときでしたっけ、売れ残るときとか。

そうい場合に、郵貯が民営化されていなければ、郵貯が国債を買えるけれども。

民営化されてしまえば、国債暴落の引き金を引きやすくなるかも。

やっぱりまずいでしょ、それは。

いずれは、そういうときがくるのかもしれないけれども。

衆議院選挙と公明党の面白い話

今回の衆議院選挙は、投票率が高くなりそうだ。

郵政法案が衆議院で否決され、これから参議院で採決という7月27日に、公明党の冬柴幹事長が、こんな発言をした。


以下産経新聞記事

公明党の冬柴鉄三幹事長は二十七日、日本記者クラブで会見し、郵政民営化関連法案が参院で否決された場合の対応について、法案否決なら解散・総選挙は避けられないとの見通しを示すとともに、総選挙後は自民党内の造反組とも協力し、安定した連立政権を発足させるべきだと主張した。選挙結果によっては民主党と連立する可能性にも言及した。自民党の分裂選挙突入など政局流動化への強い懸念から、連立政権の枠組み見直しにも触れたものとみられるが、与党内に波紋を広げた。


 冬柴氏は会見で、法案の衆院採決で反対票を投じた平沼赳夫元経済産業相らが自民党を除名された場合に新党で総選挙に臨む可能性に言及していることに関連し、「自民党と(造反者による)第二自民党の二つが(連立を)やりたいと言うなら拒まない。政治が安定するかどうかだ」と指摘し、造反者グループとの連携も視野に入れていることを明らかにした。


 さらに民主党との連立について「組みたくはないが、国家国民、政治の安定のためにそれしかないなら躊躇(ちゆうちよ)すべきではない」と、その可能性を否定しなかった。

記事引用終わり



つまり、公明党が民主党と連立することもありうるといったわけだ。

ところが、その後、同じ日に神崎代表がこれを否定した。



萬晩報記事引用

同じ日、冬柴発言の後に記者会見した公明党の神崎武法代表は、「自公両党で選挙結果に責任を負う。過半数を取れなければ自民党と一緒に野党になる」(朝日)と、冬柴発言を言下にに否定した。
記事引用終わり


また萬晩報では、

以下萬晩報記事引用
自民党が政権政党ではあり得ないと判断した場合、公明党は即座に、しかも躊躇なく自民党を見捨てる。そのことは、地方自治、地方選挙の実態をを見れば、疑問の余地のないほど明らかなことである。(2005年7月29日記)
萬晩報記事引用終わり


と分析している。冬柴発言と神埼発言は、やらせであり、民主党に仁義を切っておいたのだという。

私は、そこまで深読みするのかと驚いた。




東京12区では、8月29日の、八代栄太議員の出馬表明で、動揺が広がっている。



以下読売新聞引用

 東京12区で自民党が太田氏を全面支援する代わりに、都内の他の選挙区で自民党候補が公明党から支援される構図も崩れつつある。神崎代表は党本部で記者会見し、「自民党内で調整ができなかったことは非常に残念だ」と自民党執行部への不満を口にし、「(東京12区は)自公選挙協力のシンボル。(他の選挙区への影響が)全くないとは言えない」と指摘した。

 公明党幹部も記者団に、「こんなことでは、都内全域で自民党候補の支援なんかできない」と怒りをぶちまけた。

 危機感を強める自民党では、東京都連の幹部が29日午前に緊急参集して対応を協議した。保坂三蔵会長代行は「八代氏を支持しないよう自民党支部に警告書を出す。支持したら除名処分だ」と記者団に強調した。

 それでも、自民党内には「公明党の次期代表候補ともされる太田氏への支援が不十分だと、公明党と創価学会による自民党支援の動きが全国的ににぶるのではないか」といった懸念が広がっている。

読売新聞記事引用終わり



しかし、太田氏らが、衆議院選挙はないとの見通しを、池田名誉会長に伝えていたのに、衆議院選挙になってしまったことから、池田名誉会長が激怒しているという話もある。見通しを誤って報告したため、学会プリンスの太田氏らは見捨てられたというような週刊誌の記事を読んだ。

いったい何が本当なのだかわからないが、今回の衆議院選挙は、どうなるのだろうか。



私は、自公連立でも、民主党も、過半数を取れないと思う。

やはり、私としては、自民党を追い出されて、新党日本や国民新党を作った人たちに、がんばってほしい。

首をかけて、何かをするというのはとても潔いことだ。

選挙で公認を得られないからと、賛成に回って、結局自殺を図った永岡議員はかわいそうだった。



民主党の岡田代表の発言は、ある意味で確かに、正論ではあるし、小泉よりも筋は通っている。だが、あらっというところが、だんだん増えてくる。ちらっと流れた情報では、沖縄を手放そうというようなことを民主党は言っているそうな。

また、変に経済専門家をそろえて、グローバリズム賛成のようなことを言っているのも気に食わない。グローバリズム批判をしているジョン・グレイ教授の文章を、ブログに掲載した。グレイ教授の説のごとく、グローバリズムは、やがて崩壊するだろう。やはり、日本の風土と文化、社会を守ってくれる政治家にがんばってほしい。

岡田代表は、政策論争をしたら、小泉よりも上だそうだ。通産省出身であれば、政策論争には強いはずだ。だが、ジャスコの会長のご令息であれば、お金持ちのボンボンなのだ。才におぼれているような印象でもある。貧乏人の気持ちなどわからないのだろう。



亀井さんの浪花節のようなしゃべり方がやはり、私は好きだ。

アメリカの金融資本が本気になったら、日本は赤子の手をひねるように、すってんてんにされるだろう。




今回の衆議院選挙は、いろいろな人が予測したり、予測不可能といったりしている。いったいどのような結果になるのか、興味津々である。

これから11日間の小泉劇場に、日本国民が釘付けになる。
下手なテレビ番組よりもはるかに楽しみだ。

ハゲタカについて

私は、数年前、経済関係の翻訳のアルバイトをしていた。その中で、格付け会社のレポートも十数件翻訳したことがある。そのレポートの内容は、いわゆるハゲタカが、不良債権をどのように料理するかということや、債権回収会社の評価と宣伝、などであった。


不良債権処理は証券化という方法を使うのだが、結局のところ、そのプロセスでは、不良債権を、大きく三つに分類する。

ハイリスク・ハイリターンの部分

ミドルリスク・ミドルリターンの部分

ローリスク・ローリターンの部分

である。

ローリターンでも、かなりの利回りを確保するように、仕組まれる。仕組み債ともいわれるゆえんである。

不良債権を安く買い取ることが、その大前提である。

デュー・ディジェンスという前調査で十分に債権の内容を吟味し、どのくらいの利回りが見込めるかを、徹底的に分析、予測し、その結果、買い取り価格を決める。だから、思い切り安く買い叩けば、ぼろもうけできるのである。ハイリスクの部分は、もしかすると0になる可能性のある部分であり、これは、債権を売却したい側か、その関連会社が引き取ることになる場合が多い。つまり、新生銀行の瑕疵担保特約で、日本政府が、追加してお金を払わなければならなくなったような仕組みと似ている。

不良債権は大きなビジネスチャンスなのだ。

アメリカで、証券化がはやりだしたのは、かなり前からである。この手法のおかげで、銀行危機から脱出した。アンバンドリングとか、最初のころは言われていた。だんだん洗練されてきて、さまざまなテクニックがどんどん追加されてきた。証券化の対象も、ありとあらゆるものまで、拡大されてきた。

日本のサラ金の金利のグレーゾーンのことまで、レポートに詳細に書いてある。これは、大蔵省の管轄する貸金業法という法律で定められている。債権回収に関わる部分は、大蔵省ではなく、通産省に関係している。競売で自己競落というすごい方法があることも、レポートで知った。

その他もろもろの不良債権ビジネスに必要な法律は、財務省と経産省が定めている。片山さつき氏は、財務省側で法案を作成した人であり、関連した解説書を執筆、出版している。

そして、彼女の夫の会社が、倒産し、再生するとき、「リスクをとってくれといわれて、株式を購入した」と言う記事が、週刊誌にあったが、リスクをとる場合には、株式を購入することはないはずだ。劣後債などがハイリスクの部分であり、株式はローリスクのはずだ。そして、その株式が再上場したときに、大金に化けたというが、化けるのは当たりまえだ。創業者利益と同じ理屈だ。未公開株を持っていて、株式公開したのだから。


銀行資産について

プロパンガス様のブログから

http://ameblo.jp/propanegas/

から引用させていただきます。

以下引用

国民から郵貯や簡保で預かっているおカネ、郵政の側からすれば国民から借りているおカネ=負債が350兆円だけだ。

「資産が350兆円ある」というのは「なければならない」というだけのことで、実際には、ない。

いや、正確には、なかった。

なぜなら、郵貯・簡保で集めたカネを永遠に返ってくるアテのない特殊法人につぎ込んでいたからだ。

ただこれは、財投改革で、2007年までに全額が返ってくることになる。

ただし、現金で返ってくるわけではなく、財投債という名の国債に置き換わるだけだ。

2007年末で、郵貯・簡保の持つ国債は290兆円。

もしもこれを海外の金融機関が買収するとなると、シングルA格付けの債権は20%をリスク計上しなければならなくなる。

58兆円だ。

資本金がたった6兆円しかない郵貯・簡保が担えるリスク量ではない。

計算の方法にもよるが、50兆円以上もの債務超過に陥っている金融機関を買いたいと想うハゲタカ、あるいは買うことの出来るハゲタカなどいない。

ここまで金額になると、日本国政府が資本注入してまでプレゼントすることも不可能になる。

でも、まあ、こんなことでウケが狙えるということは、今でも日本人の中で新生ショックが尾を引いているんだろうな。

新生疑獄の問題点は偏に、安く売りすぎたことと持参金をあまりに多くつけすぎたことにあるんだけど、それを「外資」あるいは「ハゲタカ」の問題だと混同しているんだろうな。

あれは売り方だけが問題なんだけどね。

納税者としての日本人は大損こいたけど、預金者が何か損をしたわけじゃないんだから。

売り方さえ間違えなければ、もしも郵貯を買い取ってくれるような外資の金融機関があったら、買ってもらったほうが利用者にとってはきっと、いまよりずっと便利な金融機関に作り直してくれるだろうね。

期待薄だけど。

引用終わり

後でTBしますね。


350兆円の預金残高があっても、債務超過であるというのは驚きですね。

特殊法人への貸出残高が多額であり、かなり焦げ付いているというのは知っていましたが。

その貸出残高を、2007年末に財投債という国債290兆円に振りかえると。

そうなんですか、知らなかった。

プロパンガス様は、為替ディーラー一筋とのこと。

資本金が6兆円の郵貯が、シングルA格付けになるためには、20%すなわち58兆円以上資本金が必要だから、52兆円債務超過ということなんですか。

いや違うかも。

プロパンガス様がおっしゃっているのは、国債はシングルA格付けだから、290兆円の国債を資産として持つ郵貯を外資が買収するときに、20%をリスクとして計上しなければならないということですか。

つまり、債務超過だから、もし外資が買収するとなれば、瑕疵担保特約をつけるとすると、万が一の場合(国債暴落のリスクに対して)日本の政府が、20%、つまり58兆円を補填しなければ、外資は買ってくれないということなのでしょうか。

とんでもない数字でびっくり!!!!


金融のことは、英文エコノミストをずっと読んでいたので(勉強代わりだから眺めていたというべきか)、岡目八目くらいには、わかるつもり。でも、読んでいたのは、1985年から1997年くらいで、最近はwebで斜め読みする程度ですが。



昔々、日本の銀行が海外から撤退せざるを得なくなった原因のBIS規制で考えると、


注)BIS規制とは:BIS規制とは、国際業務を行う銀行の自己資本比率に関する国際統一基準のことで、バーゼル合意ともいいます。BIS規制では、G10諸国を対象に、自己資本比率の算出方法(融資などの信用リスクのみを対象とする)や、最低基準(8%以上)などが定められました。自己資本比率8%を達成できない銀行は、国際業務から事実上の撤退を余儀なくされます。BIS規制は、国際間における金融システムの安定化や、銀行間競争の不平等を是正することなどを目的として、1988(昭和63)年7月にバーゼル銀行監督委員会により発表され、1992(平成4)年12月末(日本では1993年3月末)から適用が開始されました。
また、日本の金融機関が自己資本比率を計算する場合には、自己資本に有価証券の含み益の45%を参入することが認められました。


だそうだから、290兆円x0.08=23兆2000億円以上の資本金がなければ、国際業務から撤退しなければならない!!!

つまり!!!!郵貯を民営化すると、国際的に認められない銀行になる!!!

BIS規制を満たすには、その財投債という名の日本国債を売る。すると日本国債が暴落する!!!

日本国債を売らずに持っているなら、債務超過である。これは、

tooBIG tooFAIL(巨大すぎで、もし取り付け騒ぎが起きると金融システムが揺らぎ経済に甚大なる悪影響が及ぶ)なので、1990年代の銀行国有化や資本注入のときと同じように、国有化しなくてはならない!!!!!

なななーんと、郵貯は、民営化する前から、国有化しなくちゃならないじゃないか!!!

またしても朝令暮改!!!!

今の若い人たちには、金融危機なんて言葉を言ってもわからないかもしれない。山一證券が倒産したことを覚えているのは、何歳以上の人なのだろうか。

中国の秘密結社続き

昔々に読んだ本は、絶版になっているのか、リストに出てきませんでしたが。

時間があったら読んでみたい本をリストアップします。

石田 収
中国の黒社会
田 雁, 鈴木 健一
BLACK CHINA(ブラックチャイナ)-中国黒社会―規範なき大陸の暗黒年代記-
石田 収
黒のネットワーク―世界に拡がるチャイニーズ・マフィア
長山 治一郎
サギ読本―中国マフィアの手口
泉川 オーシャン
中国マフィア100の謎
西 爾梟, 河添 恵子
中国マフィア伝―「上海のゴッドファザー」と呼ばれた男
マーティン ブース, Martin Booth, 田中 昌太郎
龍の系譜―中国を動かす秘密結社

中国の秘密結社

すごく面白い本でした。
お勧めします。
事実は小説より奇なりといいますが、こんなすごい世界があるのかしらと驚くでしょう。
でも、麻薬密輸や、暗殺など、東南アジアや香港の話だから、安心して読めますが、身の回りでこんな話があったら、嫌というか、恐ろしいというか、怖いですね。
やはり日本は平和だなあと思います。
宮崎 学
「幇」という生き方―「中国マフィア」日本人首領の手記
宮崎 学
血族―アジア・マフィアの義と絆

小泉首相の詭弁性

論理学というか、数学に詭弁的推論というのがある。

矛盾する内容を主張して、相手を煙に巻いてしまう方法だ。

有名なものとして、クレタ人の話がある。

「クレタ人はうそつきだとクレタ人が言った」

というものだ。

もしクレタ人がうそつきだとすると、「クレタ人はうそつきだ」という文章は正しい。

よってクレタ人はうそをついていない。

これは、クレタ人はうそつきだという仮定と矛盾する。

また、もしクレタ人がうそつきでないとすると、「クレタ人はうそつきだ」という文章は正しくない。

よってクレタ人はうそをついている。

これは、クレタ人がうそつきでないという仮定と矛盾する。


このような論理的な矛盾をはらんだことをいう人間は、狡猾なペテン師である。

聞いている人は、何がなんだかわからないが、わからないから、降参しました、と思うかもしれない。

権威主義の人は、権威ある人が言うのだから、そうなのだろうということになる。

これが、小泉の演説方法である。

あえて、小泉といわせてもらおう。

郵政事業民営化について、いろいろといっている。

官は効率が悪いとか、官にまかせておいたら、構造改革はできないとか。

しかし、現在小泉は、官の人間である。

しかも、総理大臣として堂々官のトップであり、

官のすべてについて、全責任と全義務を負う立場である。

その小泉が、すでに四年もその立場にあって、4年間の自分の実績を棚に上げて、

さんざんに、官の悪口を言っている。

わかりやすくするために、少々表現を補足する。

(小泉=官)は、(小泉=官)は効率が悪いといった。

(小泉=官)は、(小泉=官)にまかせておいたら、構造改革はできないといった。


現在、自分のリーダーシップを最大限にアピールするかのごとく、

「・・・・・・について、指示しました」と、新聞記者の前でしゃべっている小泉。

官の長である小泉であれば、すべての閣議メンバーとそのしたにあるすべての行政府は、

小泉の命令により動いているからだ。

「自民党をぶっ壊す」という発言についても同じである。

自民党総裁として、自民党のトップであり、全責任を負う立場でありながら、

そのような発言をしている。

この意味するものは、自民党の自分以外の派閥を抹殺するという意味か、

自民党員ではなく、本当はどこかの人間であるということか。

とすれば、スパイか、回し者か、操り人形か。

官についての議論でも同様である。

官の組織を破壊するという意味か、あるいはスパイか回し者か、操り人形か。

この事実を、わかる人はわかる。

だから、いろいろな人が、そのように小泉を糾弾している。


郵政事業の公社化は、小泉自身が2年前に実行したものである。

それなのに、4年間据え置きという公社化時点の約束をチャラにして、公社化自体を否定し、他人事のように非難するなんて、信じられないほど、最悪の政治家だろう。

朝令暮改もいいとこだ。国民を愚弄するものだ。

このような場合、一昔前の内閣総理大臣なら、総辞職したはずだ。

昔の人は、そのくらい潔かった。ところが、政権にしがみついて、さらに反対派の追い落とし工作をするなんて、ヒットラーも真っ青の、独裁者だ!!!!邪魔なんですけど


わざわざ、国家公務員の組織を総動員して、公社化し、法律も組織も変えてきたのに、それを2年で反故にするとしたら、前の公社化で使ったあらゆるリソースの無駄をなんと考えるのか。

小泉そのものが、大いなる無駄だろう。

実際のところ、野中氏がテレビで語ったところによると、アメリカからあの程度の公社化では、不十分だという圧力があったから、小泉は、今回しゃにむに郵政民営化を進めているらしい。

ポチ外交もいいところだ。

私は、横須賀の近くに住んでいる。

1,2時間くらい離れている。それでも、横須賀というところは、ガラの悪いところだ、という印象がある。

横須賀へ行くとアメリカ兵が、大きな顔をして、女性に声をかけたりしている。

ずいぶん危ないところだ。

小泉は、そのような横須賀で育ち、女性蔑視、アメリカ崇拝が骨身にしみているのかもしれない。

本当に国を滅ぼす最悪の政治家だと思う。


アメリカの命令のひとつをここにあげておく。

規制改革・民間開放会議におけるジェームス・P・ズムワルト経済担当公使の意見表明

アメリカの命令


ある噂では、小泉はCIAに脅されているという話もある。

小泉のスキャンダルを、CIAがつかんでいるのだそうだ。

それもありうるかも。

あの小泉の顔の、うつろな目と、冷酷そうな表情を見ると、わたしはぞっとする。

人間味がまったくない。

素敵だという人の気が知れない。

パーマをかけないときの小泉の顔は、もっと露骨に酷薄無残な印象を与える。

祖父が刺青を彫った人だったらしい。

小泉は3代目の政治家であり、家族全員で支えてきたという。

その大事な大事な政治生命を絶たれるようなネタを握られているのだろうか。

私もある噂を知っている。それを主張している人がいることも知っている。

だが、あまりにもすごい話なので、ここに書くことは、はばかられる。

それくらい、すごくひどい話なのだ。

私の祖父も政治家だった。

田舎の県会議員と村長をやっていただけで、国政には関与していない。

私は、子供のころから母によく政治の話を聞かされて育った。

きれいごとではすまない政治のどろどろした話を聞いて、怖い世界だなあと思っていた。

そのような怖い世界でも、今回の小泉のしていることは、過去現在未来、空前絶後の所業であろう。

権力の座にあるものが、その地位を利用して、反対派の政治生命を絶つということである。

小泉が正統であればいいが、残念ながら、そうは思えない。

確かに現在の状況は、あらゆる面で行き詰まりの状況である。

本当に優れた政治家がやっても、かなり困難な状況だろう。

すべての人間がハッピーになれる回答はあるかどうかわからないのは事実だ。

そういう状況では、誰かにリーダーシップを発揮してほしいという気持ちもわかる。

だが、小泉には、その役は無理である。

実際に、この後どうなるか、小泉劇場の先が楽しみである。


金融危機と国有化、そして郵政民営化

つい数年前まで、金融危機だった。そして、経営危機に陥った銀行を国有化した。

民間銀行は、最大手の東京三菱銀行以外、どこも危ないかもしれないという噂もあったため、一番安心な郵便貯金に預ける人が多かった。

そして、その郵便貯金を民営化したら、将来どうなるのだろうか?

日本の銀行は、世界に進出し、日本マネーがアメリカの象徴を買いあさっているといわれたこともあった。その頃アメリカは、景気が悪かった。そして、日本マネーが、アメリカの不動産を買ってくれたおかげで、助かったという。しかし、その後、日本の買った資産は円高の進行とともに、日本円での資産価値が、どんどん下がり、日本の銀行は、日本の景気悪化とともに、買った値段よりはるかに安い金額で売却するはめになった。日本の資産デフレだけではなく、対外投資の失敗も、日本の金融危機の原因である。

また、日本が所有するアメリカ国債も、円高になり、莫大な含み損をかかえた。

マイケル ルイス, 東江 一紀

ライアーズ・ポーカー―ウォール街は巨大な幼稚園  

は、アメリカ投資顧問会社の実態を教えてくれる非常に面白い本である。

私がこの本を電車の中で読んでいたら、よそのおじさんが、その本は面白いですかと聞いてきた。面白いに決まっているのだが。読むと、びっくりするだろう。

取り付け騒ぎのおきそうな銀行は国有化して、莫大な資産を抱える郵便貯金は民営化するって、なんかおかしくないですか?

郵便貯金を民営化して、何年か後に、経営危機になったら、どうするんですか? 取り付け騒ぎが起きるかもしれないからって国有化するんですか?

郵貯銀行の貯金総額は大きくても、その預金を貸し出ししますよね。寝かせておくわけにはいかないでしょう。民間企業はもうけなきゃいけないから。そして、その貸出先が焦げ付いたらどうしますか?いくら大きな銀行でも、景気悪化すれば、経営危機になる可能性はあるのです。今、世界最強を誇るシティバンクだって、80年代には、経営危機でアメリカ政府が救済したのです。

郵便貯金が民営化されて、そのあげく、破綻したら、国有化するんですかね?

お勧め本と読みたい本

目からうろこが落ちる本

皆さんにお勧めします。絶対に読むべき本です。
ベンジャミン・フルフォードさんは、もとフォーブス日本支局長でした。
内橋 克人, 佐野 誠
ラテン・アメリカは警告する―「構造改革」日本の未来
ベンジャミン フルフォード
日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日
ベンジャミン・フルフォード
ヤクザ・リセッション さらに失われる10年
ベンジャミン・フルフォード
泥棒国家の完成