赤裸々実録*田舎暮らし 11/20(我が子への影響) |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

田舎での暮らしにくさについて

たくさん書いてきてしまいました。

 

苦痛ポイント1:てんこ盛りの「お付き合い」

 前編 中編 後編

苦痛ポイント2:濃い人付き合い

 前編 後編

苦痛ポイント3:わがままな発言者

 全編

独特の力関係

 全編

(青字をそれぞれクリックすると別窓で記事が開きます)

 

 

今思えば、イヤなことを拒否して

孤立して暮らす道もあったと思います。

でも当時は「この地に家まで建てて永住を決めたからには

周囲の人たちとうまくやっていかなければ・・」

そんな思いで必死でした。

 

当時は私たち一家が受け入れてもらうことに精一杯で、

我が子への影響というものについてじっくり考え

明確に言語化する余裕はあまりなかったのですが、

今になって落ち着いて振り返ってみると

子どもの情操教育という点でみても

あのとき地域住民の一員として認められるべく
頑張ったことは正しかったのだと思います。
 
私たち親が地域住民として受け入れられることで
我が子たちも他の子と変わらぬ扱いを受け
周囲の大人たちから可愛がられてのびのびと育ちました。
夫と私のどちらの出身地でもないけれど
我が子たちはこの地を自分の故郷と認識し
地域の一員としての存在感と自己肯定感を持って
安心して過ごすことができたと思います。
 
また、子どもは子どもたちだけの世界で
学んだことも多かったと思います。
クラスメイトの人数が片手の指で足りるような
小さな小さな学校で過ごすことは
互いが兄弟のようによく知った仲で
気安いところがある反面、
いちど拗れてしまうと逃げ場がないので
少人数ならではの気遣いも必要で、
苦労したこともあったようですが
他人との絶妙な距離感を保つ術を
我が娘たちは身につけたと思います。
 

長女も次女も、高校生のときにいちど

友だちを家に連れてきたことがありました。

小さな田舎の小中学校から都会の高校に通うようになり、

何十人もの中で学び過ごすことが当たり前の友人たちと

どのようなやりとりがあったのかはわかりません。

田舎者とバカにするような人がいたのか、いなかったのか。

ただ我が家に遊びにきてくれた子たちは

片道2時間かけて高校まで通うような生活、

そんな山奥の自宅ってどんな環境?と

純粋に興味があっただけで

娘たちのことを慕ってくれている様子でしたし、

そうした友人たちに囲まれて

娘たちは勉強も部活も頑張っていて

成績がいいので一目置かれていたようですし

もちろん友だちと一緒に遊んだりもして

高校生活を大いに楽しんでいる様子でした。

 

この地域の住民としての暮らしを通して
都会にはない地域性(自然の厳しさと美しさ)を知り、
人との繋がりの中で暮らすとはどういうことかを
身をもって学んだことはもちろん、

高校、大学と進学してこの地を飛び出し

徐々に広い世界を知るにつけ、

土地や人には多様性があること、

そのような多様性が大事であること、

多様性を認め合い他を思いやる心が大切であること、

そのようなことも理解してくれたと思います。

親である私がいうと親バカに聞こえそうですが

(誰だって親バカよ〜親バカ上等!笑)

我が子たちは世の中を俯瞰する目を持ち思慮深く

思いやりのある優しい人になりました。

 

 

今日の一言  猫しっぽ猫からだ猫あたま 猫しっぽ猫あたま

 

猫息子を撫でたらなぜか指をしつこく舐められました。