遂に正統派バイクパッキングで六甲山でキャンプ | ロードバイクを待ちながら

遂に正統派バイクパッキングで六甲山でキャンプ

自転車でキャンプに行くようになって5年。基本的な装備はあまり変わっていなくて、クロモリ車にキャラダイスの大型の横型サドルバッグを専用キャリアで取り付けて使ってきました。特に不満はないのですが、ちょっと重くて、体力が衰えるなか、坂道登りがつらくなってきました。

 

 

こんな感じの従来型装備。積載量は相当大きいです。

 

そこで、最近流行のバイクパッキング用のバッグ類をそろえてカーボン車の方に取り付けてキャンプすることをトライしました。

 

 

こんな形になりました。サドルバッグはAPIDURAの一番大きいやつです。横幅も長さもあるのですごく入ります。今回はこれにテント(ARAIのエアライズ)タープ、夏用ダウンシュラフ、ペグ、輪行袋を押し込み、上にモンベルのトレイルチェアを固定してます。

ハンドル側もAPIDURAのバッグで、調理用具一式、焚き火台、皮手袋、LEDランタン、小型ウッドボード、小型テーブルなどが入ってます。

フレームバッグは前から使っていたこれもAPIDURAで、ここにポール類のモーラナイフが入ってます。こっちの自転車には小さいサドルバッグが付いていてそこに自転車ツール、スペアチューブとか入れていたのですが、それはツール缶にいれてボトルケージに。

先月この装備をつけて「くろんど池」にキャンプに行こうとしたのですが、サドルバッグがタイヤに接触してしまいうまく走れなかったので断念。帰ってよく調べるとバッグの取り付け方を間違ってました。それをテストしていたら今度はなぜかリアディレイラーが外れてしまうというトラブルで、一回自転車屋さんに預ける羽目に。

 

など、なかなかスタートできなかったのですが、5/1にこの装備でやっとキャンプに行けました。

 

 

ところがこの装備で自宅を出て東に自走しているときにふと手をあたまにやるとヘルメット無い!「努力義務化」されたのに。そのまま行こうかとも思ったのですが、万一事故したときに後悔したくなかったので自転車屋さんを探して買いました。このお店は一般車中心のお店でしたが大人用ヘルメットはこのノーブランドの5000円のが数個、棚のすみにあっただけでした。なんか最近、小さなトラブルが多いです。

 

武庫川サイクリングロードで宝塚付近まで行きます。

 

 

途中「吉野家」で鉄板焼き定食。最近の吉野家はミニファミレスみたいですね。

 

宝塚から有馬温泉に向かう「蓬莱峡」コースを登ります。

 

 

おおきな九十九折のところまでなんとか登りました。装備を後ろからみたところ、バッグはギリギリでタイヤに接触してないのですが、ちょっとでもベルトが緩むとタッチしてしまいます。こっちに重いペグの袋は入れないほうが良さそうです。

 

 

フロントバッグはベルトでハンドルバーから吊り下げるのですが、それだけだと前輪に接触しそうなので、左右の袋をしめるループもハンドルに引っ掛けて吊り上げてます。その上に食材を買っていれるための保冷バッグを固定。

 

 

この登りは5キロぐらいなんですが、最後の1.5キロぐらいは押してしまいました。まあ、これは想定内。

 

 

船坂の自転車乗りにはおなじみのセブンイレブンでキャンプ用の食材を買いそろえます。ついでにアイス補給。

 

 

交差点からちょっと戻って「ハニー坂」に行く道の途中にフットサルクラブの看板があります。そこを曲がってすぐ右側に急坂をくだったところに目的地の「クラブ西宮 キャンプ場」があります。最近、一般公開されたようですが、あまり知られていないようです。

 

 
以前一回、見学させてもらい様子はわかってました。
 
 
予約してあったので受付の人の案内でサイトを選ばしてもらいました。9連休の人も多いはずなのですが、空いてるサイト多かったです。眼下にサッカー練習場がみえる眺めの良いサイトを選びました。全体に竹藪を切り開いた斜面に作ったサイトで結構ワイルドな感じで良いです。
 
 
下のサッカー場では時々子供サッカースクールがドリブルの練習とかしてました。主に、屋内コートでフットサルをしているみたいです。
 
 
いつもと同じポール一本でタープをテントに連結する方式です。今回軽量化でタープやめようかと思ったのですが、持ってきて良かったです。
 
 
焚き火台はずっと定番の「ピコフレーム」を使っていたのですが、フロントバッグに入りそうになかったので、新しく超小型のNINJA Firestandというのを買ってみました。手前の黒いケースに入ってしまいます。この焚き火台はうまく使えたのですが、一つだけ要注意なことが後で判明します。
 
右のは愛用のスノーピークのミニテーブル。軽量化のためにはこれではなくプラスチックの折り畳み式のほうがいいですね。
 
 
いつものように装飾要素ゼロの殺風景なミニマム装備です。
 
 
このキャンプ場は珍しくビールとかを売る「バーカウンター」が夕方まであるので瓶ビールでまずは一杯。
 
 
そろそろ焚き火に火をつけるか、と思ったら雨が降ってきました。タープ張っていてよかった。焚き火台をタープ下に動かして焚き火開始。ちょっと煙たいですが。ここは標高が500メートルぐらいでちょっと気温が低く、雨がふるとさらに肌寒くなるので焚き火してよかった。
 
 
いつもなら焼肉とかステーキを焚き火で焼くのですが、仕入れがコンビニなのでチョリソソーセージです。ビールに良く合います。
 
 
続いてコンビニお惣菜の麻婆豆腐を加熱。「チリビーンズ」だと思って食べます。
 
 
最後にコールスローサラダを買ったままいただいて夕食終了!
 
 
 
丁度、食事中が雨で遠くで雷までなって結構降りました。日が沈むころには晴れました。
 
 
後は焚き火みながらコンビニで買ったウィスキーの小瓶を飲むだけです。
 
 
周りにはキャンパーはいなかったので静かです。
 
 
ここで問題発生。焚き火台が崩壊!この焚き火台は数本のフレームを差し込んで四角い形状になっているのですが、ちょっと引っ掛けてそのフレームが一カ所抜けてしまうと、ぐらついて火床のメッシュが地面に落ちてしまいました。下には耐火マットがあり、地面は小石と砂で芝生とかないので、このまま放置しました。耐火マットは一部穴が開いてしまいましたが。
 
 
 
 
 
いつものように酔って早く寝てしまい、早起き。アルコールストーブでホットサンド。これもコンビニ食材でメロンパンにバナナ挟んで焼いてみました。禁断の味がしました。
 
 
続いて自宅から持ってきた抹茶と和菓子で野点ごっこ。やはり茶筅は必要ですね。
 
 
朝食後にキャンプ場内を散策。結構広いです。どうも最近まで「知り合い専用」で運営していたらしく、いくつかのサイトは「Reserved」になっていて会員の専用になっているようです。
 
 
昨日ビール買ったバーコーナーです。セルフでお酒買えそうでした。
 
 
こんなおしゃれなエアストリームに泊まることもできるようです。
 
 
 
チェックアウトして帰ろうとすると、親切な管理人のお兄さんが自転車しか通れない裏口から坂道をバイパスするコースを教えてくれました。
 
 
船坂の交差点まで戻って有馬温泉に向かいます。先月、ここの道は大雨でがけ崩れがあって通行止めだったのですが、今回は工事が始まっていて交互通行でした。
 
 
その後、今回は初めて「太閤の湯」という高級日帰り温泉に入ってみました。10時の開店を待って入りました。休日価格で一人約3000円。中は、赤い金の湯、透明の銀の湯、サウナ、スチームバス、露天、岩盤浴と色々あってつい2時間ぐらい温泉三昧してしまい、館内の食堂で昼食までいただき、すっかり体から力が抜けてしまいました。ということで帰りは神戸電鉄で輪行して帰りました。
 
 
 
今回のキャンプ場までのコース。31キロ、獲得標高500メートル。

 

 
この装備で今年は五條から熊野大社に抜ける山岳コースにキャンプツーリングしたいと思っています。もう少し軽量化すればいけるかな。本人も軽量化が必要ですが。

このキャンプ場は直線距離で言えば自宅から最短距離なのでまた来ると思います。