いろいろありすぎて、メモを見ながら 思い出しながらざざっと書いてきました。
なのでこの闘病記の最後も自分の思いを 思うままに書いてみようかと思います。
入院と一言に言ってもいろいろあると思います。
わたくし如きが偉そうには言えませぬ。
娘ッコがお世話になったところは、子ども達皆んなが皆んな必死で闘っているところです。
もちろんご家族も。
生きるってことがギュッと凝縮されたような、それでも笑顔もあったり。
言葉にするとあまりに安っぽくなってしまうのですが、命ってもんがどれほど大切で 当たり前じゃないものだと言うのに気づかされました。
この9ヶ月間で、ボク達は特別な経験をしました。
そう。特別な経験なんです。
ウチらだけじゃなくて入院して頑張っているみんな。
しんどかったり 怖かったり 不安だったり 悲しかったり。
その分ちょっとの事でも 楽しかったり 嬉しかったり 笑ったりできるんじゃないでしょうか。
ボクはつきっきりだったわけではありません。
それでも、彼ら彼女らに対して 特別な絆を感じずにはいられません。
本人たちや 付き添った親御さんたちはもっと感じるんじゃないでしょうか?
平成の終わりに みんなで共に過ごした 非日常な生活。
退院できた子も、悲しくて残念で苦しいけど退院できなかった子も、ボクは一生忘れないです。
お前んちは退院できたけ言えるんよ。
そう思う人たちがいる事も知っています。
浮かれてええ加減な事ばっか言うなよって気持ちも十分解ります。
決して浮かれているから、ええカッコしたいから言うわけでもなく、本当に 心から彼らの事を尊敬しとるし、愛しく思うし、大切に思うし、忘れないし、特別な絆だと思っています。
何不自由無くプラプラと生きてきた自分。
今後は一日一日を大切に、全力で生きないといけないのだと教わりました。
そう言う状況に直面して 初めて生きることを意識もしました。
30くらいまでは自分の事だけで必死でした。
人の事なんか心底気にする余裕もなかった気もするし、そんな事思いもせんかった。
自己実現のみが目的で。
娘が生まれて病気が解ってからは、その事ばっかでこれまたマジで余裕が無かった。全く。
けど、少しずつ そんな事を考えるようになり、感じるようになり、今は誰かのために少しでも力に、励みにでもなれたら嬉しいなと思ってます。
そう言いながら大したことはできんし してもないけど(笑)
人生を全うする。
これって 何なんでしょ?
自問自答を繰り返してました。ずっと。
自問自答を繰り返してました。ずっと。
まぁ答えなんてないんですけど。
いつか読んだ誰かのブログ。
人間 いつかは必ず死ぬ。
遅いか 早いかの違いだけ。
考えようによっては 長生きするって事は 辛い事や 親しい人達との別れをたくさん経験しないといけない。
なんて感じの事が書いてあったんです。
その人自身、大病されて、その闘病記をボクはたまたま読んだんですね。
いつか読んだ誰かのブログ。
人間 いつかは必ず死ぬ。
遅いか 早いかの違いだけ。
考えようによっては 長生きするって事は 辛い事や 親しい人達との別れをたくさん経験しないといけない。
なんて感じの事が書いてあったんです。
その人自身、大病されて、その闘病記をボクはたまたま読んだんですね。
これね、考え過ぎるとパンクします(笑)
答えなんかありゃせんのに考えすぎる悪い癖🤣
考えすぎる。
そんなアナタにわしから一言。
突き詰めない
これにつきますよ(笑)
それができりゃなんぼか楽に生きれるかと思うけど、それがなかなか難しいんじゃけどね

娘の気持ちは娘にしか解らない。
当たり前。
だって自分が闘病したわけじゃなし。
じゃあ、オレは???
オレの人生を全うするとは?
ず~っと考えてました。
ほんで 今の自分の 1つの、何かそれらしきものにたどり着いたような気がしておりまして。
それは
『引き受ける』
って事かなと。
所詮 自分の事しか解らんじゃないですか。
否っ!
自分の事すら解ってないじゃないですか。
仕事とか、そんな話じゃなくて、なんと言いましょうか…
攻める事も、もちろん大切じゃし 時には攻め一辺倒なカンジが必要な時もあると思います。
ほいじゃけど基本 受け身でいいのかなと。
だから引き受けるんです。
生きるって事は、何かしらの役目がある。
いつだったか以前TVでノーベル賞とられた先生が言ってました。と、思う。確か(笑)
んじゃあオレの役目ってなんじゃい。
って事ですよね。
引き受ける事が 自分の役目で
引き受ける事で 人生を全うする。
ほいじゃあ何を引き受けるんか?
物事から逃げない。
目を逸らさない。
諦めない。
事かなと。
みんな生きてりゃいろいろあるじゃないですか。
家族や友人知人にナニゴトかが起これば、逃げないし そらさないし 諦めないし って事になりますね。
あっ、当たり前か(爆)
これで終わりじゃない。終わりじゃないけど1つ大きな山を越えた。
同じように、これからも皆さまのお力を借りながら乗り越えていけたらなと思います。
よろしくお願いします。
今ではたまに病院に行くと、まるで里帰りしたような気持ちになります(笑)
この拙い闘病記が、同じような誰かの目にとまり、何かの足しになればと思います。
連絡いただければ何でも詳しくお伝えしますので!!!
最後に。
担当してくれた先生方。
ウチも珍しい病気です。同じ病気の方やそのご家族に会ったことすらありません。
嫁さんは同じ病気のご家族に出会えたけど

先生方もそうなんじゃないかな?
数が少ないし。
それでも全力で向き合ってくれて、笑わせてくれて、今回命を救っていただきました。
ボクは他をよく知りませんが、こんなにステキないい先生たちに出会えて心から感謝しています。
今後もいろいろとあると思います。
どうかこれからもよろしくお願いいたします。
先生たちも元気でおってくださいね(笑)
看護師の皆さま。
言ってはいけないけどあえて言う。
辛気臭いですよ。病院って。無機質で。
だけど看護師の皆さまの笑顔に何度救われたことか。
皆さまがおらんかったら病院とはなんと辛気臭い所になるのかといつも思っておりました。
楽しくてしっかりサポートしてくれる看護師さんたちに囲まれて、娘ッコも、ボクら夫婦もその点安心して過ごす事ができました!
ホント皆さまに良くしていただきました!
ありがとうございました!
院内学級の先生。
元の小学校に戻る時、戻りたくないって言ってました。
それくらい院内学級が楽しくて、先生たちの事が大好きだったんだなと思いました。
楽しく勉強を教えていただきありがとうございました。
これからも子どもたちに楽しく笑顔と勉強を教えてあげてください。
病院で働いている皆さま。
いつもきれいにそうじしてくれてるおばちゃん達をはじめ、いつも声をかけてくれて話をしてくれてました!
おかげさまで快適に過ごす事ができました!
体に気をつけて今後も元気で頑張って欲しいです!
骨髄や輸血用の血液を運んでくれる人。
お会いした事はありませんが、そりゃあ相当なプレッシャーのもとお仕事されてると思います。
運んでるモノが命に直結するモノだったりしますからね!
ホントにありがとうございます!
チャイルド ライフ スペシャリストのCちゃん。
入院生活はこのCちゃん無くしては有り得ないほどの存在です!
チャイルドライフスペシャリストって何???
って思いますよね?
わしも最初思った(笑)
けどね、初日からウチの娘ッコは懐きまくっとるし、やっぱ凄いんですよ!
ずっと遊んでくれたり、優しく解りやすく治療の説明してくれたり 子ども達の不安を取り除くようにしてくれたり。
ボクも話を聞いてもらったりしました。
Cちゃんがおってくれたので、子ども達はもちろん 付き添ってる親御さん達も 凄く助かってた所が多々あると思います!
特にウチの場合 Dressingさんに来ていただいた時や夏祭りとか、無理を言うてせんでもいい仕事まで増やしてしまったし(笑)
ホントにありがとうございました!
これからも子ども達を笑顔にしてあげてください!
支えてくれた家族や友人知人たち。
優しい言葉をかけてくれた友人たち。
何気なく返事をしていたけど その優しさに実は泣きそうになったりしてました(笑)
男同士、言葉は無くとも態度で感じる所もいっぱいありました。
金が大変じゃろう。遠慮せんといつでも言うてよ とまで言ってくれる親友もいました。
その度にわしは鼻の奥がツーンとなって目頭が熱くなってました。
ヤバいと思い話をそらしてました(笑)
無理を言うてDressingさんの事で動いてくれたのも、また友達でした。
ヤツらには、ヤツらに何かあった時に こそっとヤツらに解らないように恩返ししようと思ってます。ありがとう!
自炊ができない自分に 何度も食べ物や飲み物や差し入れをしてくれたり優しい言葉をかけてくれた人もたくさんいました。
事あるごとに気にかけてくれてありがとうございました!
そして家族。
この9ヶ月間ほど親の有り難みを感じた事はありませんでした。
遅いよって言われるかもですが(笑)
強く感じたって事ね(笑)
この歳になって親から飯代だとお金をもらったり タバコを買ってもらったり(笑)してもらうとは思いもしておりませんでした。多謝。
親孝行なるものがどんなもんなのか知りませんが、それっぽい事をしていきたいと思ってます。
長生きしてくれい!
ありがとう!
同じ時に入院してたお友達みんな。
ホントに仲良くしてくれました。
心からありがとう。
辛い入院も、そりゃしんどいのはしんどいけど、それでも楽しく遊べたりする時間もあってよかったです。
自分が病気をして入院したわけじゃないので偉そうには言えないのはわかっているけど、願わくば皆んなが経験したこの入院生活や病気の事。
辛かったと思うししんどかったのはわかっとるけど、じゃけどマイナスに考えて欲しくないなと。
この経験をプラスにして、どんどん優しい人になってくれたらなとおじさんは思います。
辛くて思い出したくもないかも知れんけど、何事も考え方1つでプラスにもマイナスにもなると思うんよね。
自分次第。
だったらプラスにした方がいいじゃん。
皆んなが経験した この特別な経験も、自分次第で人生の肥やしになるはず。
どんな肥やしになるかも自分次第。
皆んながどんな人になって行くのか楽しみです。
また会いたいです。
病院以外でね(笑)
おじさんは皆んなの事が大好きです。
そして親御さんも。
これまた良くしてもらってありがとうございました。
同じ経験をした親の1人として気持ちは痛いほどわかります。
特にお父さん方。同じ男同士‼️
お互い頑張りましょう!
そして骨髄を提供してくれたドナー様。
見ず知らずの他人のため、仕事も休んで痛い思いをして提供してくれた。
顔も解らない貴方様ですが、心から感謝しております。
骨髄が無事に届いてから、娘ッコの体内に入れてもらう直前、3人で手を合わせて心からありがとうを言いました。
その時 骨髄を抜くだけじゃなく、それまでの生活も気をつけないといけない事とか大変じゃないですか。そんな事を思いつつ心の中で何度も御礼を言いました。
後日、骨髄バンクからドナー様からのお手紙が届きました。
仕事が一段落してから速攻で読ませてもらいました。
ボクは店で1人誰憚ることなく泣きました。
ただただ感謝しかありません。
貴方様のおかげで娘ッコは命を繋ぐことができました。
今後は娘ッコに 貴方様のおかげで今があるんだ。
助けてくれた人がたくさんたくさんおるんだ。
だから大切にしようね。
このご恩は一生忘れず、人に優しく、貴方様のように損得なしで誰かの為になれる人になろうねって伝え続けて行くつもりです。
縛りがあるのでお互いどこの誰かは解りません。貴方様だけじゃなく ここに感謝の気持ちを書いた先生方や看護師さんたちなど 皆さんこのブログを目にする事もないでしょう。
けどあえてここに書きました。
もしかしたらどこか別のお医者さんや看護師さんとかチャイルドライフの人たち。
そして闘病中の子ども達や骨髄バンクに登録されている方や提供した事のあるドナー様がこのブログを目にするかもしれない。
そう思い 感謝しているって事を知っていただけたらなと思い書いた次第です。
特にドナー様。骨髄バンクに登録されている方。
先生方たちとかと違い 提供してもらう側の人たちと直接会う事がないので手応えとか もしかしたら無いかもしれませんが、提供していただいた こちら側は、心から感謝しております。
ドナー様皆さまのおかげで生きれる命がある。
本当にありがとうございます。
提供して良かったって思ってもらえるような人になれるよう 娘ッコには話していきます。
当時はいろいろと余裕も無かったのであれですが、じわじわと 今 思っています。
苦しくて、しんどい9ヶ月間でしたが それだけじゃなく沢山のいろんな事にも気付かされた日々でした。
それは 感謝だったり 人のあたたかさだったり優しさだったり。
そんな 日々なんとなく漠然と感じでいた事とかが、凄く明確に感じた実りも多い9ヶ月間でした

ドナー様たちを見習い 自分も骨髄バンクに登録しました。
わしの骨髄が誰かとマッチして くれと言われたらしこたま取ってもらおうと思ってます。
たくさん輸血もしていただいたので 献血もしていこうと思ってます。
朧げながらではありますが、考えている事もあります。
まだまだ手段も何も解らないのですが

とにかく動いてみようと思ってます

長々と書いてきましたが、何が言いたいのかわからんでしょ(笑)
自分でもよう解ってないし(笑)
解らないままひとまずおしまいにします

たくさんたくさん助けていただきました。
助けてくれた皆さま。
本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。
ふりつもる
み雪にたえて いろかへぬ
松ぞをゝしき
人もかくあれ
クネクネ曲がった 人生のデコボコ道を
いつも全力で未来へ向かって歩いて行こうぜっ!!!
感謝
おわり。