ドナー様の体調はどうなんじゃろ?
その時になってドナー様の体調が良くなくて骨髄が取れない。そんなこともあると聞いていました。
それは当然です。ドナー様の体調が第一ですからね-★
だけど欲しい!提供していただきたい!!!
身勝手にもどうか骨髄提供してもらえますように。
そして事故なく無事届きますように。
そう祈るばかりでした。
そして無事 骨髄が届き、血液型が違うためクリーニング?って言うのかな?
なんかいろいろ分離してもらい、ついにいただいた骨髄を入れてもらいます。
入れてもらう直前。
3人で手を合わせて、提供してくれた方にありがとうを言いました。
感謝です。
そしてついに入って行きます。
管の中を赤い骨髄が進んで行き、娘っこの身体の中に。
驚くほど静かに、粛々と、入って行きます。
骨髄移植と言うと皆さんどんなイメージですか?
ホントね、ただの点滴と一緒です。
少しびっくりしました。
いつもと違うのは先生方や看護師さんが、ずっと付いていてくれると言うこと。
アレルギーが出たりする事もあるそうで、血圧や脈拍などをずっと計り続けてくれてました。
娘っこの身体にいただいた骨髄が入っていってる間。
今までのことをずっと思い出してました。
この時まで 長かったのか?あっと言う間だったのか?
最初に心臓やら耳やらの事がわかった時からこの日まで。
長かったし あっと言う間だった。
そしてただただうまく行ってくれと。
神様なのか仏様なのかわかりませんが、何かに祈る気持ちでいっぱいでした。
なるべく笑顔でニタニタしながら。
移植してもらう時を待っていたような 来てほしくなかったような…
これから起こるであろう大変な時間を、解らないからやたらでっかく想像して 1人ぐっと性根入れてました。
とにかく不安以外の何もなくて…
気持ちだけでも無理くり前向きにしようと思うのですが、こんな時って性格が出るんでしょうね(笑)
わし…前向きになりにくいタイプ🤣
とは言え、ボクは先生たちをはじめ、看護婦さんたちやチャイルドライフスペシャリスト、関わっていただいた皆さんを ちょびっとの曇りもなく 心底信頼しているので その辺は凄く気楽でした

気楽って言うのはちょっと違うかもですが(笑)
さて、一般的にこれからが大変な時期です。
それでもここまで来ました

信頼できる先生たちに出会え、優しいステキな看護婦さんたちに凄い良くしてもらい、チャイルドライフのCちゃんにボク達親もサポートしてもらい、そしてドナー様に巡り会えた。
沢山の人達のおかげでここまで来れたんです。
じゃけぇ頑張るしかないっ

骨髄移植に限った話ではありませんが、治療と言うのは大変な事です。
けどね、当たり前じゃけど1人じゃないんよ。
患者さん1人1人に全力で向き合ってくれる人たちがいて、入院中は特にその皆さんのサポート無しにはありえない。
ホント感謝しかありません。
娘ッコよ。頑張ってくれ。
そんな気持ちでした。
続く。