Excel(エクセル)の標準のシリアル値では、マイナスの時間を表示することができません | 滋賀県大津市の小さなパソコン教室「ぱそこんる~む123」

滋賀県大津市の小さなパソコン教室「ぱそこんる~む123」

滋賀県大津市にある小さなパソコン教室「ぱそこんる~む123」を主宰する竹内よしひろが教室のこと、エクセル、ワード、の技、日常を語ります。

テーマ:
こんにちは、滋賀県大津市のちいさなパソコン教室「ぱそこんる~む123」の竹内よしひろです。

受講はありませんでした。

明日のビール講座の準備をしていました。




そのために明日はパソコンインストラクター養成協会の月例研修会ですが、欠席です。



先日、

「Excel(エクセル)の「1904年から計算する」オプションとは」


で、「通常はあまり必要の無いオプションです。


と書きましたが、あえてこのオプションを使うことで都合の良いこともありますのでご紹介させていただきます。


シリアル値は1900年1月1日を基準にした場合、マイナスの値としては扱えません。


たとえば、次の様に、基準労働時間から実働時間の過不足時間を計算する場合を考えてみます。

過不足時間 = 実働時間 - 基準労働時間





 この場合「過不足時間」は「マイナス1時間30」分なので、シリアル値は「約-0.062496」とマイナスの値になります。







 しかし、Excel(エクセル)の標準のシリアル値では、マイナスの時間を表示することができませんので、書式設定を時刻にすると次の様に、「###########・・・・・・・」となってしまいます。(これは桁がオーバーフローしているのではありません)




そこで、





でご紹介したオプションを使って、「1904年から計算する」に変更すると、マイナス時間で表示されます。




注意
 この「1904年から計算する」のオプションは、すでに入力済みのブックで変更すると日付や時間の計算結果がずれてしまいますので、必要なら最初に変更しておくようにしなければなりません。