これまでのお話はこちらから
※その１の続き
自宅に時間ぴったりに来た
協会の方から、まず手短な説明を受け
私名義の金融機関全ての
お金に関してチェックして良いですよ
という書類にサインした。
そして、面談にあたって
内容全て録音して良いかと
確認があった上でレコーダーを
テーブルの上に置かれ
融資申請の理由を聞かれた。
本来なら、自分の事業に対する思いを
語るべきところだろう。
そんなことは重々分かっていたんだけど
事業計画書に気持ちを込めたつもりなので
質問の答えになってないかもしれないけど
きっかけについて話すことにした。
『融資を受けようと思った理由、
長くなってもいいですか？
正直、そんなに融資を受ける
つもり無かったんです。
融資使ってみたら？って
複数の方から聞いて
とりあえずどんなものか聞くだけ聞こうと
センターでの説明会というか
セミナーに主人にも
付いてきてもらって行きました。
その時の協会の講師の方が最後に
仰ったんです。
「。。。ここまで色々説明致しましたが
我々が見たいのは事業計画書に乗る
ご本人の想いです。
最近、事業計画書を作成する
プロに頼む人が多くて。。。
ググれば出てくるんですよ、
融資獲得のポイント押さえた
計画書を作りますって。
そういうのって、こちらもプロなんで
初見数秒で分かるんですよ。
もっと言っちゃうと
ああ、これ、有名なとこの社員さんが
幾らのパターンで作ったんだな、とか。
そりゃ立派ですよ、でも、それで通ると
思わないで下さい。
所詮、他人の作った計画書です。
良いように書いてくれても
私たちが見たいのは事業者さん本人です。
この人は、事業に真摯に
向き合える人なのか
例えこの事業が上手くいかなかったとしても
誠実に返せる人なのかそれを見てます。
忙しいと思いますよ、仕事しながら
計画書を作るのは。
寝る間も無いかもしれない。
大変ですがそこを頑張ってもらいたい。
そのガッツを我々に
評価させていただきたい。」
そんな感じの事をお話されたんです。
帰ってから、主人に
『あの話はなんだかグッと来たから
もし最初に社会との接点を作るなら、
お金借りるなら、あの人のいる所が良い。
やってみたいなって思っちゃったんだけど
どう思う？』
って聞きました。
主人は
『なるほどね。僕の周りに協会に勤めてる人や
知り合いは居ないから
どんな社風なのか、あの人が協会っぽい人なのか
その辺りの判断は出来ないな。
後で周りに聞いてみるよ。
正直、僕は業界の人間だから
穿った見方しちゃうけどね。
君が感動したってことは本音なんだろ。
人の心を動かすのは
本気じゃなきゃ無理なんだ。
少なくとも彼は本気だったから、
だから君には響いた。
金融なんてえげつない世界だよ
だからこそ、ああいう理想語らなくなったら
ダメなんだろうな。
僕はその辺ダメ人間だけどw
ああいう人をフロントに立たせて
オッケーな組織って事なのか
あの人は一匹狼的だとしても
それを内包できる懐の組織なのか
分からないけど
そう思っちゃったんなら
チャレンジしてみれば？
まず君には誰から保証してもらいたいか
選ぶ権利があるわけだからさ。
ただし。。。。
続く。
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