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お裾分けするようになった
ある日のこと。
お世話になっていた
経営者でもあるその方は
手渡したクリームを手に取り
少し躊躇いがちに、でも笑顔で
「PANTALAさん、これ、
売れると思うので
敢えて忠告です。
薬事法って知ってますか？」
「薬事法。。。
聞いたことはあります」
「少しご自分で
調べてみたほうがいいと思います。
もっと売れてくると
色々言われると思いますし、
なによりも
やはり気持ちよくやる方が
PANTALAさんには合ってると
思うので」
その後、彼女自身の
体験談を踏まえて
いわゆる香料を使ったものを
扱う際の決まりが多い事や
OEMという提携方法があること
その他、
アドバイスをいくつか貰って
その日はお開きになった。
家に帰って色々調べてみた結果
巷にはグレーゾーン状態で
販売してるとこも多々あるけど
法的には
製造許可を持ってないと
化粧品というか身体に塗布するものは
製造販売しちゃダメなんだ
ということを知る。
「どぶろく」と一緒で
自分が楽しむ分を作るのは
自己責任だからオッケー。
ワークショップで
各々が作って持ち帰るとかも
完全に【そういう問題】に
対応する為の作戦なのだと
初めて知った。
なんでわざわざ集まって
作ってんのかな？と
実は不思議だったけど
皆、知恵を絞ってるんだなぁ！
なるほどな
、と。
でも、この時点では
能天気な私は
まだ気楽でいました。
お菓子作りをしてた時に
製造販売できる為の
「食品衛生責任者」
という簡単な資格を取得していたので
口に入れるモノが一番ナーバスになると
当時は感じていたので、
そうしたらもっと簡単なんじゃないかと、
だって
手作り石鹸とか売ってらっしゃるじゃない？
どこか楽観的というか
舐めきった感覚でいたのでした。
続く。