東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -179ページ目

関西のお客様 ステンドグラスのディスプレイ

木枠をホワイトに塗装のうえ、お届け致しました。
いただいたコメントをご紹介させていただきます。

パンカーダのブログ-ステンドグラスディスプレイ

「先日は、ステンドグラスを販売いただき、有難うございました。
玄関のコーナーに 鎖で吊るして 飾ってみました。
古い家ですが、ステンドグラスをアクセントに リフォーム中(#^.^#)
 
東に隣の家があるので なかなか 朝日が見れない立地条件(涙)
お譲りいただいたステンドで 一日中 太陽が輝いています(笑)
誠実な対応に 感謝のメールを差し上げました」
 
ご丁寧なコメント、本当に有難うございました。
アンティークのステンドグラスは大きさも図柄も様々ですが、
特徴はやはり1点ものである、ということ。
同じ場所からでた数点が、お揃いの図柄であることはありますが、気に入った柄を逃すと次にはなかなか出会えないのは確かです。
この太陽のモチーフのステンドグラスがこのお客様のお目に留まったのも、
ひとつの出逢い。
お手元で末永く愛していただければ、
アンティークの仲介者としてこれ以上の幸せはありません。
また、パンカーダをご利用いただいた事に、こころよりお礼を申し上げます。

英国高級家具メーカー Waring&Gillow Ltd.

ワーリングギロー社は、ファクトリーがランカスターにあったギロー社と

リヴァプールにあったワーリング社が合併した高級家具メーカーです。


ギロー社の創設者ロバート・ギロー(Robert Gillow)は元々家具職人でしたが、

船大工として西インド諸島へ航海する貿易船に乗った際に、

良質なマホガニーの輸入ルートを獲得します。


1730年頃にキャビネットメーカーとしてスタートしたギロー社は、

家具作りの確かな技術と希少で良質なマホガニー材により、

イングランドの富裕層から絶大な支持を得ました。



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その後、西インド諸島との二国間貿易も順調に運び、

後に3人の息子たちも経営に加わって、

ギロー社はイングランド屈指の高級家具メーカーとして急拡大します。

1881年、事務所移転、主管工場設立を経て、

1897年同じように成功を収めていたワーリング社と合併し、

美術館用高級家具、高級ビリアードテーブルなど、あらゆる高級家具を数多く製作しました。


クイーンエリザベス号やヴィクトリア&アルバート号などの豪華客船の内装家具や、

英国王室、美術館で使用される数々の調度品を手掛けていたギロー社でしたが、

1961年事実上倒産してしまいました。

先日ご紹介したメイプル社同様、良質の家具を製作してきた

家具メーカーが時代の流れの中で消えていってしまうのは、本当に残念なことです・・・




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当店ではご紹介したワーリングギロー社のキャビネットを販売しております。



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ボールアンドクロウ(珠を持つ猛禽類の脚)の彫刻が施されており、

職人のこだわりが感じられる仕上がりとなっております。








納品事例 募集中!

パンカーダでは当店のお客様を対象に、商品を実際にご使用いただいているシーンの画像と、お客様のコメントを募集しております。

当店でお買い上げいただいたアンティーク家具やステンドグラスが実際に生活の中で活かされているご様子を、是非パンカーダのホームページ・及びスタッフブログに掲載させてください。

掲載させていただいた方には、蜜蝋とオレンジオイルをブレンドしたアンティーク家具に最適な「フィーデン・ワックス」 をプレゼントさせていただきます。


【応募要項】
 ①パンカーダの商品(家具もしくはステンドグラス)を実際にご利用いただいている

  シーンの画像とコメントをメールにてお送り下さい。
 ②応募は1メールにつき1件でお願い致します。
 ③お客様のご連絡先(住所・氏名・電話番号)を必ずいれてご応募ください。
 ④コメントの文字数に制限はございません。短くても結構です。
 ⑤画像サイズは400×300ピクセル以上であれば大きさ、縦横は問いません。

  画像形式はJPGにてお願い致します。1枚でも複数でもかまいません。


【応募先メールアドレス】
meguro-pancada@vivid.ocn.ne.jp

【注意事項】
 *パンカーダ商品が写っている必要があります。人物が写っていても構いません

  が、基本的にはそのままの掲載となりますのでご了承ください。
 *当店にて画像のトリミング、コメントへの加筆、修正をさせていただく場合が

 ございます。
 *お客様の情報はホームページ(ブログ)上では(例:神奈川県 O様)のように

 匿名でご紹介させていただきます。
 *掲載にあたりましては、ご応募いただいた内容をパンカーダで審査させて

   いただきます。
 *掲載の可否はご連絡を差し上げます。非掲載の場合はご了承いただきます

   ようお願い致します。

今はなき キャビネットメーカー Maple&Co.

メイプル社の歴史は、1800年代半ばにロンドンのTottenham Court Road

(ロンドン中心街、大英博物館近く)から始まりました。


創業者はJohn Maple。


当初は小さな家具店に過ぎませんでしたが、その息子の

John Blundell Maple(1845-1903)が店を継ぎ、大きく発展させました。


John Blundell Mapleは後に国会議員となり、ナイトの称号を手にいれ、

果ては準男爵までとなった人物です。


Tottenham Court Roadの店はそのJohn Blundell Mapleの手腕により大きく繁栄。


1900年代初頭には"Sites of London"と呼ばれ、観光客が世界中から訪れる、

ロンドンの名所のひとつとまでなりました。


メイプル社はパリにも支店を持ち、1905年には美しいイラストで商品を

紹介したカタログを出版。


家具はもちろんですが、時計や陶器の人形などの雑貨も網羅し、

インテリアのコーディネイト提案用のパースまで紹介され、

単なるキャビネット・メーカーにとどまらない総合インテリア・ブランドとしての

地位を確立していました。


メイプル社はその後も長年繁栄し、多くの良質の家具を製作しましたが、

時代の流れからか1997年に惜しまれながら倒産。家具部門はAllders

(英国の老舗百貨店)に引き継がれました。


1905年当時のMaple&Co.

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パンカーダではこのメイプル社のサイドボードを皆様にご紹介しております。

詳しくはこちら をご覧ください。


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現代では素材的にも、技術的にも失われてしまった最高水準の英国家具。
是非ご自身の手でお確かめ下さい。ご来店をお待ちしております。

ジャコビアン様式とは?

ジャコビアン様式とは、イギリスバロックともいい、

前期と後期で分けることもあります。


1603年、ジェームズ六世がジェームズ一世としてイングランド王となり、

ピューリタン革命までをスチュアート期(1603-1625)と呼びます。



前期ジャコビアン様式は、ジェームズ一世のスチュアート期のスタイルで、

エリザベサン様式の影響を受けつつも、装飾に自由度が出て、

軽快な感じになります。


カーヴィングもローレリーフからモデリングへ、

H形、L形を組み合わせたパネルが使われるようになります。



後期ジャコビアンは、チャールズ二世様式とも呼ばれ、フランドル後期

ルネッサンス様式とフランスバロック様式の折衷様式のことです。


チャールズⅡ世時代は、王政復古期とも言われ、共和制に不満を持つ貴族たちによる

華美で享楽的なバロックが復活したスタイルです。


レッグやストレッチャー、アームなど、ターニング(挽き物)を

多用したモチーフが復活します。


フロントストレッチャーやスプラットにも王冠など豪華な彫刻が施されました。


また、オーク材が用いられていることが多く、バルヴォスフォームなど、

メロン形の脚部をもった装飾過多の重厚なデザインのものが多いようです。


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モチーフ上での大きな変化は、ダブルカップ型(カップアンドカバー型ともいう)

から縦溝彫りへ、さらに今日良く知られるボビン型挽物として知られる

新しいモチーフへと変わっていきました。

重厚感のあるこちらのサイドボードは、粗面な彫り物の仕上げが風格を感じさせます。
パンカーダでは現在、ジャコビアン様式のサイドボードを販売しております。

詳しくはこちら をご覧ください。

ヘップルホワイト様式とは?

ジョージ・ヘップルホワイト(George Hepplewhite)が確立した様式のことです。

新古典主義に基づいた独自のスタイルで、楯型やハート型の

背もたれがついた椅子がよく知られています。

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ジョージ・ヘップルホワイトは『キャビネット・メーカー・アンド・

アフォルスターラーズ・ガイド』の著者で、ランカスターで「ギロー商会」に就職後、

ロンドンのクリップゲイトに店を開き、トーマス・チッペンデール

(Thomas Chippendale)と共同制作したり、ロバート・アダム(Robert Adam)と

一緒に仕事したとも言われています。


ロバート・アダムは新古典主義に基づいたスタイルを確立し、

あらゆる創造的な芸術の分野で活躍しました。


宮廷や貴族階級の家に収める高級家具から、カーペット、銀器、磁器製品、

カットガラスにいたるまで、様々な芸術品を製作して、

陶芸家ジョシア・ウェッジウッド(Josiah Wedgwood)にも影響を与えたそうです。

そのアダムのデザインは家具の分野で、ヘップルホワイトによって、

より造りやすく、しかも実用的なデザインに洗練され、広く一般に知られるようになりました。



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オーバルや円形の浮き彫り装飾、房状に垂れ下がった果実、花、貝殻やベルを

組み合わせた花綱飾り、胡麻殻装飾などを使い、

イスの背もたれを盾形やハート型にして流行させました。


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カブリオールレッグ(猫脚)とは?

カブリオールレッグ(Cabriole legs)とはアンティーク家具の脚のデザインの一つ。


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動物の脚をモチーフにした、曲線の脚のことで、一般に猫脚と訳されます。


猫脚とは、四脚の哺乳動物の脚を基本デザインとしたスタイルのことです。

先端は曲線か、丸く膨らみ、爪がついているものもあります。


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アン女王時代(1702~1714)は、一般的な家具が快適さと優雅さを

兼ね備え始めた時代でもあり、その頃から猫脚が始まったとされています。


カブリオールレッグ(Cabriole legs)のカブリオールとは、

フランス語のダンス専門用語で、はずむ、飛び上がるという意味。


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猫脚のもともとの起源は東洋からと言われ、足や蹄(ひづめ)、

膝の部分に彫刻されているスタイルや全体的に模様のないプレーンなスタイルもあります。


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18世紀初めには曲線の脚は簡単になって、足先(フット)は肉はん(パッド)が

つくことが多くなり、構造上の技術の進歩によって、

横木(貫)をつける必要がなくなったようです。


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パンカーダにもさまざまなカブリオールレッグがございます。

ぜひ店頭にて見比べてみてください。


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チェスターフィールドソファー②

チェスターフィールドとは、革張り・ボタン留めの「安楽椅子」の総称です。


ボタン留めは1830年代から発展し、

ソファ自体はヴィクトリア朝時代に発展したものです。


名前の由来は、議論が分かれるところで、「地名」「人名」など諸説あり、

イギリスの都市名“チェスターフィールド”、あるいは“フィリップ・

チェスターフィールドPhilip Chesterfiveld ”伯爵に由来しているなどといわれています。


 チェスターフィールド伯爵は19世紀外交政治家として活躍した人物で、

伝統的な英国紳士の象徴ともなっており、彼が好んだアイテム、

例えば外套などは“チェスターフィールドコート”などと呼ばれ、

英国紳士には欠かせないアイテムとなっています。

“チェスターフィールド”には、ウィングバックチェア、ロッキングチェアなど、

様々なタイプがあり、日本でも人気が高いソファです。


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パンカーダでは厳選したチェスターフィールドトリプルソファをご用意しております。


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アンティーク家具の時代区分

一般的に、英国アンティーク家具は、

その使用される木材の種類が時代的区分名として用いられています。


  オークの時代     (1500~1670)

  ウォルナットの時代 (1670~1720)

  マホガニーの時代  (1720~1770)

  サテンウッドの時代 (1770~1830)

 という4種類の木材による時代区分です。


ウォルナットからマホガニーへ切り替わった直接の原因は1720年、

ウォルナットの有力な供給元だったフランスが輸出を禁止したこと、

それを受けて、イギリスが植民地である北米や西インド諸島からの木材の輸入税を

1721年に撤廃したことによります。


セティとは

17世紀に登場した肘掛と背もたれのついた長椅子で

主に座が布張りのものを指します。


全て木製で座の部分が箱になっているものはセットルと呼ばれ、

肘掛があるものとないものがあります。


長方形の箱に腰をかけたことでベンチになりそれに背がついてセットル、

そしてセティ、その後ソファに発展したといわれています。



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