いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。 -21ページ目

忘れ物をとりに来ました

そろそろダマスカスへ戻らねばならない。


タルトゥースからはバスが直行しているので、
そのままダマスカス行きのバスに乗ればいい。


簡単なことだ。


しかし、なぜか私たちはラタキア行きのバスに乗っていた。
というのもラタキアのホテルへ忘れて来た物を取りに行くためだった。


忘れ物はバックパックを盗難から守るキーロック。


間抜けにも、バックパックから出したままロッカーの片隅に置いてきてしまった。


気づいたのは丁度タルトゥースの宿に着いて、一息いれたところだった。


「またやってしまった。」


慌ててホテルに電話をしてみると、「あるよ。」というのでホッとしたのだが、
またわざわざ1時間30分もかけて取りに戻るのもバカみたいなので、
ダマスカスへ向かうときに、ラタキアに寄ることにしたのだった。


寄ると言ってもタルトゥースの方がラタキアよりダマスカスに近いので、
地理的にいうと無駄以外のなにものでもない。
お金も余分に払わなければいけない。


どうしてこうもうっかりしてしまうのだろうか?
うっかり症の自分を情けなく思う。


おかげで、本当なら午前中にはダマスカスに着いていたものを
マルジェ広場につく頃には、そろそろおやつの時間に差し掛かろうとしていた。


以後、気をつけましょう。

と言い聞かせて何回目?(yo)


因みにタルトゥース~ラタキア間のバスは1人65ポンド(約156円)。
ラタキア~ダマスカス間は200ポンド(約480円)で水と飴ちゃんのサービスがあった。
ダマスカスのガラージュハラスターからは、
15番のバス1人12ポンドくらい(約28円)でマルジェ広場まで行った。



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今回はマルジェ広場近辺の安宿街に宿泊。アラビア語表記のみのアッサダトホテルに泊まる。
ツインのトイレシャワー付きで、一泊700ポンド。ダマスカスでは安いがトイレはアラブ式で、
シャワーのお湯は出なかった。あ、テレビが東芝だ!と思いきや、、



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トウシェイバ?どこだそれ?となっていた

黒と白の城


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タルトゥースから1人27ポンド(約65円)のセルビスで30分ほどかけてバニアスに向かい、
バニアスからまた1人10ポンド(約24円)のセルビスに乗り換えて、やってきましたマルカブ城。


シリアには十字軍の城がいくつかあるが、このマルカブ城もそのひとつ。
山に沿って建てられているため、上から見ると歪んだ三角形をしている。



yamamichi
城の向こうには山道がつづいている


黒玄武岩と白いモルタルの対比で、さぞや美しい城なのだろうと、
期待して行ったが、思ったより内部は荒れていた。



malkabin
城内は思ったより荒れていた


あいにくこの日は空模様が悪く、
薄黒い雨雲がいっそう内部の荒涼を際立たせており、
なんとなく寂しげな雰囲気も漂っていた。



malkabcastle
空模様が悪いと、やっぱりなんとなく寂しい


しかし、お城にやってくる人は多かった。
金曜日のためか、シリア人の家族連れが目立つ。
楽しそうに記念撮影をしている家族を見ていると、


父「明日は休みだからいっちょ、車で城でも行くかぁ。」


子供「わぁーい、やったぁー。城だぁー。」


母「でも、ちゃんといい子にしてないと連れて行かないわよ。
今日はもう遅いから寝なさい。」


子供「はぁーい。」


というような微笑ましい団欒の様子が目に浮かぶ。
みんなお城が好きなんだなぁ。


城から地中海を眺めながら、たそがれてみた。(yo)



malkabsea
城から地中海をのぞむ。地中海側は晴れていた

のどかな港町を全力で観光


taltus


昨日はダウンしていたユリも一日休むとすっかり良くなった。
8時に宿を出発し、バスでタルトゥースに向かう。
1人65ポンド(約156円)で1時間30分ほどで着いた。


タルトゥースはラタキアと同じ港街だが、
こちらのほうが庶民的なのだとか。


カドムースのバスターミナルから博物館前のホテルラフォールをめざす。
あいにく満室で、すぐ近くのダニエルホテルへ行くことに。



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博物館前になぜか鳥居が


角を曲がるとすぐ近くに海が見えた。
これだ。こういうのを求めていたんですよ。私たちは。


タルトゥースでは商店で普通に酒が売られていた。
ラタキアでさえ酒は酒屋だったのに。。キリスト教徒が多いのだろうか。


ダニエルホテルは一泊800ポンド(約1920円)と少々割高だったが、
トイレットペーパーとシャンプー、それにタオルも渡してくれた。
めずらしくサービスが良いホテルで驚いた。


チェックインも早々にさっそく観光に出かける。
博物館は、展示品こそ少ないもののラタキアよりもはるかに見ごたえがあった。


旧市街を歩いていると、のんびりした時間が流れていた。
学校帰りの子供たちが珍しそうに話しかけてくる。


家の窓から顔を出して弟を呼んでいた少女は、
写真を撮れ撮れと自らポーズをとった。



girl2


家の角に座って花の匂いを嗅いでいたおばあさんは、
帰りにもう一度前を通ると、やっぱり花の匂いを嗅いでいた。
ニコリと笑っておばあさんは、花を一輪くれた。



flower



boys
学校帰りの子供たちはしばらく私のカメラをおもちゃにしていた



ひさしぶりの、のどかな町並。



ホテルで少し休憩すると、セルビスで30分程のサフィータをめざす。
タルトゥースのセルビスターミナルは行き先が看板に表示されており、すごく分かり易い。
最近新装したのかきれいだった。


サフィータまでは1人25ポンド(約60円)ほど。
アレッポやダマスカスだとこういうとき、必ずおしゃべりが始まり、笑い声が聞こえてくるのだが、
乗客は皆静かだった。誰も一言もしゃべらない。
話し声と言えば、降りるときに運転手に声を掛けるくらいである。
そういえば、ラタキアの人も大人しかった。港町の人は皆、控えめなのだろうか。
シーンとした車内のムードを盛り上げないといけないかのように、
シリアンミュージックだけが鳴り響いていた。


ジェットコースターのようにアップダウンの激しい道をすすみ、
十字軍の立てた砦、サフィータボルジュについたのは、4時前。



boljuen
麓を見下ろすかのようにして建つサフィータボルジュ


入り口は閉まっていたが、隣の店の管理人が鍵を持ってやってきた。
聞けば、見学は4時までということだった。



bolju
近くで見ると巨大


6時までだ書いてあったのに。
時計を見ると後5分ほどしかなかった。


危ない。


滑り込みセーフで、急いで階段を駆け上がり、塔の上まで登った。
余りにもあせって駆け上がったので、足が筋肉痛になった。


塔からの眺めはすばらしく、
遠くにクラック・シュバリエやマルカブ城らしき城が見えた。



safita
塔の上からの景色は最高


帰りのセルビスはボルジュへ向かう坂の入り口で拾えた。
行きでは随分手前の広場で降りたせいで、結構な距離を歩くことになってしまったが、
こんなことならずっと乗っておけば良かった。


帰りのセルビスの乗客もまた、静かだった。
久しぶりに朝っぱらから動き回った一日。(yo)

体調不良の妻を残し


latakiam

ラタキアをさっさと後にして、タルトゥースに向かう予定だったが、
ユリが腹痛を訴えたので、急遽もう一泊することに。


まさか、昨日食べたシーフードがいけなかったのだろうか?
なぜかたまに高い食事をした時に限って、お腹を壊している気がする。
安い飯に慣れてしまって、体が拒絶反応を起こすのだろうか?
そうだとすると、なんだか悲しい。


あるいはチップを渡さなかった呪いだろうか。
あのウェイター。思わず二度見してたみたいだからなぁ。


腹痛で苦しむユリをホテルに残し、ひとりラタキア博物館へ向かった。


本当はここへは、昨日来るつもりだったのだが、
あいにく昨日は火曜日で休みだった。


実は火曜日は休館日であることは知っていたのだが、
なぜか昨日は水曜日だと勘違いしていたのだった。


それというのも、イスラム教の休日のせいだ。


イスラム教では金曜日と土曜日が休日なので、
日本的感覚からすれば、金曜日が土曜日ということになる。
それで、土曜日が月曜日、月曜日が火曜日。火曜日が水曜日。。。
というふうに、頭の中でズレが生じてしまった。


時差ボケならぬ、曜日ボケ。


私が火曜日と思い込んでいた日は、まだ月曜日だったのだった。


そういうわけで、他にすることもなく、時間をもてあましていたので、
行きそびれていた博物館に行ったのだった。


ラタキア博物館は海岸沿いにある。
昔の建物をそのまま利用した館内は一見広そうだが、展示室はわずか4、5部屋。
5分足らずで見終わってしまった。


客はといえば私1人だけ。他にはだれもいない。


2階もあるのかな?と思いきや、そこは何かの事務所のようであった。
たまに訪れる人は皆、博物館よりもその事務所に向かう人ばかりだった。


あれ?もうこれで終わりですか。。。


あまりにもあっけない展示にガクッと肩を落として帰った。


これで150ポンドはちょっとねぇ。。。。(yo)

ウガリットとシーフード チップの値段

シリアにはウガリットというコーラがある。
缶の色は青い。マンダリンコーラというのも缶の色は青かった。
どちらも赤い丸のようなものがアクセントで使われているので、非常に良く似ている。
パッと見の印象は同じ。
シリアでは赤いコーラよりも青いコーラの方が多いのだった。


コーラとはなんの関係も無いが、
なんでもウガリットは世界最古の都市のひとつなのだとか。
ラタキアからはセルビスで30分くらいと比較的近い。
北へ北へと向かうとビーチが点在していた。
市街から少し離れたところで、やっとリゾートっぽくなっていた。


遺跡前で降ろしてもらい、運転手にお金を渡す。
しかし運転手は受け取ってくれなかった。


「いや、でも運賃ですよ。」


再度渡すが、頑なにノー。


良く分からないがタダで乗せてもらった。
親切なお兄さんありがとう。


ウガリット遺跡は大方、予想していたとおりの場所だった。


世界最古の都市と言っても、ただの瓦礫の山。
言ってしまえばただそれだけ。しかし、さすがに規模が大きい。



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世界最古の都市ウガリット


当時の街の様子を想像するのは、相当なイマジネイションが必要だ。



baal
バール神殿らしいですが、よくわかりません


つわものどもが夢の跡。
はしの方では羊の群れがのんびりと木陰で休んでいた。


どこに行っても同じような廃墟の中を適当にぶらぶらして帰路に着いた。


帰りに、シーフードレストラン「スピーロ」に行った。
ラタキアに来たら是非、行こうと思っていたレストランだ。
ここに来るためにラタキアに来たと言ってもいいくらい。
少々お高いが、今まで肉ばかりだったので奮発しようと思っていた。



spiro
海岸沿いにあるシーフードの名店スピーロ


オープンテラス風の店内には、昼時を少しずらしているとは言え、結構なお客さんがいた。


調理場に言って、魚を選ばせてもらう。
エビとアマダイのような魚を500gづつ調理してもらうことにした。


美味しかった。
グリルした魚はガーリックソースが利いていた。
エビにはミソがたくさんのっていた。



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エビは1キロ2400ポンド(約5760円)。大きなエビはミソで食べる


fish
アマダイのような魚は1キロ1300ポンド(約3120円)。フォークとナイフでは食べにくい。
ともに500gづつ注文。他にサラダとフライドポテトをたのむ


さすがに高級料理店。


しかしながら、気になることがチラホラ。


食事をしていると、どこからともなくハエがプーンとやってくる。
それだけなら日常茶飯事なので、なんということはないが、
ここのハエは一匹、二匹などという生易しい話ではなかった。


手を拭いたティッシュの上に五、六匹ものハエが大集合。
料理にもひっきりなしにハエがやってくる。


さすが高級料理店、ハエの数も格が違う。
などと、悠長なことを言っている場合ではない。


ハエを追い払うのに必死で落ち着いて食事するのが難しかった。


普通なら見かねてウェイターが追い払ってくれてもよさそうなものだが、
おじさんはちっとも気にする様子も無く、後ろでタバコをプカプカ。


他のウェイターも椅子に腰掛け、新聞を読んでいたりと、まったくやる気ナシ。
それどころか、客の食べ残したフルーツなどもみんなで分けて食べていた。


そしてお会計。お値段なんと、2294ポンド(約5505円)。
普段の生活からするとまさに目玉が飛び出る価格だ。安宿3泊分に匹敵する。


伝票に書かれた料金のほぼチョッキリの2300ポンドを渡すと、
ウェイターは少し固まった。


妙な空気が流れる。


ん?


ああ、チップか!チップを渡さないといけないのだった。


こういう高級な店では普通は多めにチップを渡さないといけないと、
何かに書いてあった。


しかし、私たちはそのまま店を後にした。


なにやらウェイターはマネージャーのところへ駆け寄って行ったようだったが。。。
高級料理店なので、さすがにまずかったかしら。
私たちが払わなかったせいで、日本人客の印象が悪くなったかもしれない。


帰り道、やっぱり払うべきだったかな。と二人で緊急会議。


アラビア語で良く分からなかったが、サービス料は含まれていなかったのかもしれないなぁ。とか、
でも、お世辞にもここのウェイターの働きは良いとは言いがたいよなぁ。
気の利いたサービスもなく、私たちがやたらに多いハエと格闘しているというのに、
うしろでタバコをプカプカだもんなぁ。とか、、、


気持ち良いサービスではなかったけど、やっぱりチップは払うべきなんでしょうか?
普段チップの習慣がないのでなかなか難しいわけです。(yo)