黒と白の城
タルトゥースから1人27ポンド(約65円)のセルビスで30分ほどかけてバニアスに向かい、
バニアスからまた1人10ポンド(約24円)のセルビスに乗り換えて、やってきましたマルカブ城。
シリアには十字軍の城がいくつかあるが、このマルカブ城もそのひとつ。
山に沿って建てられているため、上から見ると歪んだ三角形をしている。
黒玄武岩と白いモルタルの対比で、さぞや美しい城なのだろうと、
期待して行ったが、思ったより内部は荒れていた。
あいにくこの日は空模様が悪く、
薄黒い雨雲がいっそう内部の荒涼を際立たせており、
なんとなく寂しげな雰囲気も漂っていた。
しかし、お城にやってくる人は多かった。
金曜日のためか、シリア人の家族連れが目立つ。
楽しそうに記念撮影をしている家族を見ていると、
父「明日は休みだからいっちょ、車で城でも行くかぁ。」
子供「わぁーい、やったぁー。城だぁー。」
母「でも、ちゃんといい子にしてないと連れて行かないわよ。
今日はもう遅いから寝なさい。」
子供「はぁーい。」
というような微笑ましい団欒の様子が目に浮かぶ。
みんなお城が好きなんだなぁ。
城から地中海を眺めながら、たそがれてみた。(yo)




