のどかな港町を全力で観光
昨日はダウンしていたユリも一日休むとすっかり良くなった。
8時に宿を出発し、バスでタルトゥースに向かう。
1人65ポンド(約156円)で1時間30分ほどで着いた。
タルトゥースはラタキアと同じ港街だが、
こちらのほうが庶民的なのだとか。
カドムースのバスターミナルから博物館前のホテルラフォールをめざす。
あいにく満室で、すぐ近くのダニエルホテルへ行くことに。
博物館前になぜか鳥居が
角を曲がるとすぐ近くに海が見えた。
これだ。こういうのを求めていたんですよ。私たちは。
タルトゥースでは商店で普通に酒が売られていた。
ラタキアでさえ酒は酒屋だったのに。。キリスト教徒が多いのだろうか。
ダニエルホテルは一泊800ポンド(約1920円)と少々割高だったが、
トイレットペーパーとシャンプー、それにタオルも渡してくれた。
めずらしくサービスが良いホテルで驚いた。
チェックインも早々にさっそく観光に出かける。
博物館は、展示品こそ少ないもののラタキアよりもはるかに見ごたえがあった。
旧市街を歩いていると、のんびりした時間が流れていた。
学校帰りの子供たちが珍しそうに話しかけてくる。
家の窓から顔を出して弟を呼んでいた少女は、
写真を撮れ撮れと自らポーズをとった。
家の角に座って花の匂いを嗅いでいたおばあさんは、
帰りにもう一度前を通ると、やっぱり花の匂いを嗅いでいた。
ニコリと笑っておばあさんは、花を一輪くれた。
ひさしぶりの、のどかな町並。
ホテルで少し休憩すると、セルビスで30分程のサフィータをめざす。
タルトゥースのセルビスターミナルは行き先が看板に表示されており、すごく分かり易い。
最近新装したのかきれいだった。
サフィータまでは1人25ポンド(約60円)ほど。
アレッポやダマスカスだとこういうとき、必ずおしゃべりが始まり、笑い声が聞こえてくるのだが、
乗客は皆静かだった。誰も一言もしゃべらない。
話し声と言えば、降りるときに運転手に声を掛けるくらいである。
そういえば、ラタキアの人も大人しかった。港町の人は皆、控えめなのだろうか。
シーンとした車内のムードを盛り上げないといけないかのように、
シリアンミュージックだけが鳴り響いていた。
ジェットコースターのようにアップダウンの激しい道をすすみ、
十字軍の立てた砦、サフィータボルジュについたのは、4時前。
入り口は閉まっていたが、隣の店の管理人が鍵を持ってやってきた。
聞けば、見学は4時までということだった。
6時までだ書いてあったのに。
時計を見ると後5分ほどしかなかった。
危ない。
滑り込みセーフで、急いで階段を駆け上がり、塔の上まで登った。
余りにもあせって駆け上がったので、足が筋肉痛になった。
塔からの眺めはすばらしく、
遠くにクラック・シュバリエやマルカブ城らしき城が見えた。
帰りのセルビスはボルジュへ向かう坂の入り口で拾えた。
行きでは随分手前の広場で降りたせいで、結構な距離を歩くことになってしまったが、
こんなことならずっと乗っておけば良かった。
帰りのセルビスの乗客もまた、静かだった。
久しぶりに朝っぱらから動き回った一日。(yo)







