手術室に入るとC先生が居ました。
手術室の看護師さんに誘導され、手術台に登り横になります。
C先生が
「まず準備をしますね。よろしくお願いします。」
私
「よろしくお願いします」
緊張はピークです。
前回書き忘れてましたが、目のシールを貼られる時に不織布みたいな生地でできたシャワーキャップみたいなのを被されてます。
看護師さんが心電図と血圧計と指に挟む物を付けます。その後タオルケットみたいなのを体にかけられます。
まず麻酔をしたと思います。(先に消毒だったかもしれません、間違ってたらすみません)
先生が下瞼の骨のあたりをグッと押さえ、麻酔しますねーと言ってブスーっと針が刺さります。かなり奥まで入ったのが感覚で分かります。麻酔が1番痛いと他の方のブログや、色んな眼科のホームページなどで見ていたのでとっても緊張しました。麻酔が入る時に目玉の奥が押されるような感じで鈍痛がして「いたー…」と、声がでたけど、私はそこまで痛くなかったです。
次に眼に消毒をして(これがしみるー)穴が開いているのではなく、眼の部分にフィルムのような物がついた布を掛けられます。そのフィルムはテープのようになっていて、開けている眼と眼の周りの皮膚にくっつきます。眼が開いているのにテープを貼り付けられているような状態です。
すると、先生が眼の部分だけハサミのような物でチョキチョキ切って、目が出るようにします。
(こわかったー)そして開眼機を付けられます。
いよいよ手術開始です。
時々、ピコーンピコーンってアラームみたいな音がします。たぶん、私の脈拍が速くなっているんだと思います。でも、ドキドキしているかもわからないくらい、わけがわかりません。
でも、パニックにだけはならないように、なんとか心を鎮めようとします。
先生が手術を始めます、と言って手術開始です。(手術名を言ったかもしれません。)
まずは白内障の手術からです。
まっすぐライトを見るように言われ、かなり眩しくて息がしにくいです。まっすぐ見るとライトが3つ見えてその真ん中を見るように言われました。
目が押される感じがしますよ、と言われると何かで目玉が押されます。まっすぐ見ようと思っても視線がズレるけど、戻そうと必死です。
何かしているのはわかるけど、痛みはないし眩しいだけ、押されている感じがしているだけという感じで、白内障の手術はたぶん数分で終わったと思います。
「レンズの挿入は終わりました。今から硝子体の手術を始めますね。何かあれば言って下さいね。」
そう言うと、眼にブスーっと垂直に何かを刺されている感覚がします。これは少し痛かったと思います。
それからは何がなんだかわかりませんでした。
全く見えないわけではなく、手術している眼の中の状態が少し見えるんです。
硝子体切除をしているのか
ブゥーンという機械の音がすると眼の中のツブツブ(たぶん混濁の原因になっている物)がグルグル回りだします。
途中で「ワン、トゥー」って機械が話す声も聞こえます。
棒状の物がシルエットで分かり、器具が入っているんだと思います。何をしているかはわかりません。
わけがわからず不安でただひたすら早く終わる事、動かないことだけに意識を集中させます。
布の下は暑いのかなんなのか、汗ダクでした。
途中で先生たちの話している声が聞こえるけどちんぷんかんぷんでした。
手術中は定期的に、眼に液体をかけられていました。かなりの頻度で。
ひたすら時間が早く過ぎるように祈っていると先生が
「元々の網膜剥離の所と眼の下の混濁があったところに穴と変性があってレーザーを当てたけど、それだけじゃ少し心配だから空気を入れて手術を終えますね。」
やったー!もう終わるー
でもここからも意外と長かったです。
眼に空気を入れて、刺していた物を抜くと
ピーって空気漏れの音が眼から聞こえます。
手術が終わりかけて気が抜け始めたせいか、その音がなんだか面白くて笑いそうになりました。
三本刺さっていたけど、三本とも音がしていました。
一本抜いては縫って、一本抜いては縫って、三本終わって手術終了です。
先生が眼の布を外す時、皮膚に貼り付いたテープ部分が結構粘着力があって痛かったです。
最後に眼の周りを拭いてくれ、ガーゼと金属のガードする物を当てて終了です。
先生
「お疲れ様でした。見えますか?」
私
「今眼、開いてるんですか?」
先生
「開いてますよ。まだ見えないかな。硝子体は検査に出すから結果はまた後日になります。長かったから疲れたね。お疲れ様でした。」
私
「(眼、開いてるのに見えてないんだでも終わったー!!)ありがとうございました」
手術中の痛みは、正直思っていたよりも痛くなく、手術が終わって起き上がると少し鈍痛がしてきました。