みなさん、こんばんは。
こころとからだを癒す
茂原の医師
永野 修です。
ふと、
心理学のセミナーに通っていたころに、
何人かの友人とこのような会話をした
のを思い出しました。
「ねぇ、修ちゃんて、そんなに成功して
いるのに、なんで心理学のセミナーに
通ったりしているの? そんなの必要
ないでしょう」
「そうかな、僕って成功しているの
かな?」
「そうだよ、だってお医者さんでしょう。
それって成功しているってことだよ」
「そうなんだ、成功しているんだね。」
さて、
本当に自分は成功しているの
だろうか?
成功しているならば、なんでこんなにも
生きづらくて、苦しいのだろうか。
そしてなぜ、自分のことが幸せなのか
幸せでないないのか、楽しいのか
楽しくないのか、うれしいのか
うれしくないのか、そんなことすら
わからなくなっているのだろうか。
これでも成功って言えるのだろうか。
そんなふうにその当時は思ったように
覚えています。
確かに、医師になることは一つの成功の
形かもしれない。
弁護士の友人を考えると、○○は成功
したなって思いますからね。
ただ、僕にとって、医師になった
(医師免許を取得した)のは、過去の
出来事であって、その成功は、さらに
過去の自分が努力して成し得たものに
すぎないのではないだろうか。
そして、今の自分は、過去の自分の
努力の上に、ただただ乗っかっている
だけなのではないか。
それなら今の成功ってなんだろうか。
そのような感覚でいたのですね。
そして、心理学を学び、たくさんの
友人ができて、自分の好きなこと、
楽しいこと、うれしいこと、そして、
幸せに思うこと、そのような感情が
分かるようになってきました。
さらに、上昇学で学ぶようになって、
ようやく成功(せいこう)とはなんだろ
うかが理解できて、納得できるように
なりました。
今の僕は成功をこのように定義して
います。
成功とは「目標を設定してそこに
向かって歩き出すこと」。
実はそれを成功とするなら僕たちは
一日に何百回も成功していたりします。
たとえば喉が渇いたな、コーラか飲み
たいな、確か冷蔵庫に入っていたな、
じゃあ行ってみよう(と椅子から立ち
上がる)。はいっ、これ目標を定めて
目的地に向かって歩き出しましたね。
成功なんです。そう捉えるとご飯を
食べることも、トイレに行くことも、お風呂
に入ることも、自分がやろうと思って
行動したことはすべて目標を定めて
目的地に向かって歩き出しています
から成功なんです。
つまり成功とは何も特別なことでは
なくて非常に身近なこと。日々の生活の
中で僕たちは何回も成功を体験して
いるのですね。
ちなみに「成功」を辞書でしらべると、
1 物事を目的どおりに成し遂げること。
「失敗は成功の母」「新規事業が成功を
おさめる」「実験に成功する」
2 物事をうまく成し遂げて、社会的
地位や名声などを得ること。
「写真家として成功する」
(デジタル大辞泉)
このように書いてあります。どうやら
僕は2つのうち、1の意味に重きを置く
ような捉え方に変わったのですね。
そしてもう1つ「せいこう」で気づく
ことがありました。せいこうを漢字に
当てはめると、成功になりますけれども、
成幸=幸せに成る、とも当てはめられ
ます。つまり、せいこうするとは、
功を成すことも重要ですけれども、
それ以上に幸せに成ることの方が
大切なのかもしれません。
そして、両方が叶って初めて、成功した
って言えるのかなと思うように
なりました。もしかすると、過去の自分
は成功していても成幸ではなかったの
で、自分の中でしっくりこなかった
のかもしれませんね。
さて、あなたは、どちらのせいこうを
手に入れたいですか?
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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