みなさん、こんばんは。
こころとからだを癒す
茂原(もばら)の医師
永野 修です。
「しっかり休んでくださいね」
「休むことは大事なことですよ」
外来診療や訪問診療の際に、患者さん
やご家族にこのような言葉をかけるこ
とがあります。
その反対に
「先生も休んでくださいね」
「先生が過労で倒れてしまったら困っ
てしまう患者さんがたくさんいますか
らね」
など、僕の体を気遣ってくださる患者
さんやご家族の方もおります。
そして、いつも思うことなのですが、
自分にかけられた言葉を受けて「休む
ってどういうことなのだろう」と考え
てしまうのです。
毎日、夜は十分に眠れているし(研修
医時代のように数時間の睡眠しかとれ
ないことはないですし)、基本的に週
末は休診日なわけですし(往診対応は
ありますが)、休みがない状況ではな
いのですね。
ただ、自分が患者さんやご家族に声を
かけるときは、どこか疲れた表情をし
ていたり、元気がなかったり、忙しい
ことを話題にしていたり、何らかのサ
インが出ているときなのですね。
そう考えると、僕にもきっと何らかの
疲れが出ていることを患者さんやご家
族は感じ取れたのでしょうね。
そして、ここまで書いてみて思うこと
がありました。
もしかすると僕は「休む」とはどうい
ったことなのか意識せずに、過ごして
いるのかもしれない。それは、単純に
寝ることなのか、ぼーっとすることな
のか、旅行に出かけることなのか、趣
味の時間を持つことなのか、家族と過
ごす時間なのか。どれも「休む」こと
に当てはまりそうだけれども、どこか
しっくりこない。
ただ、仮に月曜の朝に職場の同僚から
「週末はしっかり休めた?」と聞かれ
たときのことを想像してみたら気づく
ことがありました。
たとえば、その問いの返答として
「たくさん寝たからね、体を休めるこ
とができたよ」とか
「遊びに出かけられたから気分転換に
なったよ」とか
「ぼーっとする時間があったから頭を
休められたよ」とか。
このやりとりのように、あたま、ここ
ろ、からだに分けて「休む」を考える
と、良いのかもしれない。
もしかすると、ただ漠然と休むのでは
なく、自分の「あたま」「こころ」
「からだ」のどの部分が疲れているの
か感じ取り、それならばどの部分を休
めるように過ごしたらよいのか、それ
を意識して休日や仕事のない時間を過
ごすのが良いのかもしれない。
なるほど、僕のように休むのが苦手な
人は「休む」をこのように定義してみ
ると、すっきり休めるのかもしれない
です。
そして、もしかすると、このようにブ
ログを書くことも、仕事のことから思
考を解放していると考えれば、頭を休
めていることになるのかもしれません
ね。
さて、あなたはどのように休みを定義
していますか?
最後まで読んでいただきありがとう
ございました。
あなたの明日が
素晴らしい一日になりますように。
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