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今回の話し手 絵美子さん(仮名)



私はある小さな食品卸会社に勤めています。

アットホームな暖かい雰囲気の働きやすい環境の職場で私は好きです。

同じ職場に彼もいます。まだ周りには秘密にしています。

ただ問題もあります。

風変わりな娘がいます。珠美ちゃんって言って社長の娘です。年は私と近くて20代の後半です。すごく太っていて美人とは言えません。

珠美ちゃんは社員ですが、ほとんど仕事はしません。好きな時間に出勤して、テレビを見て、それに飽きたらお菓子を食べて、暇つぶしに私に話しかけてきます。

社長は嫁入りまでの社会経験だから良くしてやってくれと言います。

でも珠美ちゃんはよく問題行動を起こします。これは少し前の話しになりますが、私が出勤した時、オフィスにアイドルグループの音楽が流れて騒がしかったことがありました。なんだろうと思ったら、珠美ちゃんがデスクの上でアイドル気取りで踊りながら歌ってました。他の社員さんがどうにか止めようとしていましたが、珠美ちゃんはそんなのどこ吹く風で音痴のくせに一曲歌い切りました。「みんな、おはよう!今日は挨拶代わりに一曲聴いてもらいました」なんて訳のわからないことを言ってました。デスクから下りると「ありがとう」って言いながら何故かみんなと握手をして帰って行きました。

珠美ちゃんは私と仲が良いと思っています。私が接遇研修で東京に行くことになった時には「私も行くぅ」と言って付いてきました。その時も大変でした。

満員電車に乗ることになったんですけど、ホームで並んでいる時から珠美ちゃんのテンションがおかしな事になってるんです。ワクワクしてるというか、なんというか。電車に乗りこむともう大変でした。人目も憚らず大きな声で話すし、挙げ句の果てに「絵美子って、ホント卑しいよね。珠美はそこが好き〜」と私のことを卑しい人間だと連呼し始めます。もう恥ずかしくて仕方ありませんでした。珠美ちゃんはおそらく私が癒し系の人間だと言いたかったのだと思います。

これだけではありません。珠美ちゃんは電車の動きに合わせて、ちょっと大袈裟に揺れるんです。「イヤ〜!」とか奇声を上げて電車の揺れる方向に向かって全体重を隣の人に預けていきます。迷惑ってものではありません。わたしも注意しましたが聞く耳を持ちませんでした。珠美ちゃんは満員電車をまるでディズニーランドのアトラクションか何かのように楽しんでいました。

最悪のことはこの後に起きました。私たちは通勤快速電車に乗っていました。目的の駅のひとつ手前の駅に電車が止まっていた時のことです。あれ程騒がしかった珠美ちゃんが急に大人しくなったんです。「どうしたの?」って声をかけました。そしたら珠美ちゃんの顔付きが切羽詰まったものになって足踏みし始めたんです!子どもがおしっこを我慢している時のしぐさとそっくりだったので「おトイレ?」と聞いてみました。珠美ちゃんが頷いたので、電車を降りようとしましたが、すでに扉が閉まるところでもう無理でした。次の駅まで10分くらいかかります。「我慢してね」とわたしは珠美ちゃんを励ましていました。

だけど途中で珠美ちゃんの顔の筋肉がふいに緩んだんです。ホッとしたようなあの顔!足踏みも止まりました。私はまさかと思って血の気が引きました。すかさず床を確認しましたが漏れてはいませんでした。だけど怖くて珠美ちゃんには聞けずに知らんぷりしていました。

そしたら珠美ちゃん、子供みたいに両手を目に当ててメソメソ泣き始めたんです。私がどうしたのか聞くと、珠美ちゃんは「おしっこ漏らしちゃった」と言って泣き続けます。その時の周りの視線がものすごく痛かったです。私は「次の駅で降りるから泣かないで」と必死に慰めました。駅に着くまでの時間が長かったこと!珠美ちゃんはずっとパンツが冷たくなって気持ち悪いってシクシク泣いてました。あの車内の異様な雰囲気がいたたまれなくって私は消えてしまいたかったです。

珠美ちゃんは以前から時々おしっこが我慢できなくなるらしく、遠出する時はオムツを履いて出かけるのだと後で珠美ちゃんから教えてもらいました。だから、車内でおしっこを漏らしちゃった時も床までおしっこが流れ出なかったのだと思います。

結局珠美ちゃんのパンツなどを買ったりして研修には遅れて出席する事になりました。その後も、珠美ちゃんは自分勝手な行動ばかりしてました。研修会に飽きたからカフェに行こうって言い出して途中で私は強引に連れ出されてしまいました。ほとんど研修を受けていません。それなので、報告書もほとんど内容のないものになってしまって私は上司に叱られました。

だけど、私は一切珠美ちゃんのせいにはしませんでした。だって、こんな話をしたら珠美ちゃんが傷つくじゃないですか。

だから、この件は誰にも言ってません。

これからも言うつもりもありませんでした。

でも、今度彼が社長と珠美ちゃんと三人で食事会をすると言うんです!

これってお見合いじゃないですか!

私はとても心配になって、彼にどういうつもりか尋ねてみました。彼はそんなんじゃないと笑って否定しました。それに珠美ちゃんのことはタイプじゃないと言っていました。

でも、男の人って出世やお金のためなら好きでもない女の人と結婚できるって聞いたことがあります。

私は我慢できなくなって珠美ちゃんのおもらしの話しを彼にぶちまけてしまいました。

「そんなことあるわけないだろ」って彼は全く信じてくれませんでした。笑い飛ばされました。

彼が信じてくれないのが悲しくて、私は何度も珠美ちゃんの話しを彼に聞かせました。そうしたら、彼は私のことを嘘つきだって言い始めました。

私は嘘なんて一切言っていません。全て真実の話です。信じてください。私は嘘はついてません。本当です。

社長の娘だから嫉妬してるとかそんなこと絶対にないです。だって珠美ちゃんはブサイクなんですよ!

本当に本当に嘘はついていません。絶対に嘘は言ってません。

もう私はどうして良いかわかりません。彼との関係もおかしくなってしまってこのままじゃ彼を珠美ちゃんに取られてしまいます!

そうしたら私は一人になって、今の会社からも追い出されます。そんなの私は嫌なんです。

お願いします。どうしたら良いかどうか教えてください。



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※たまには何も考えずに幸せなラブストーリーに浸っても良いと思いますよ。





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