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今回の話し手 國分さん(仮名)
 
私は国家資格を所有する55歳になる男。
 
別に私は国家資格を持っているからと言って他人より秀でているなどと傲った考えなど一切持ち合わせていない。そこの所を誤解しないで頂きたい。
この資格も本当の所を言えば会社から言われて国家試験を受けた。勿論勉強はしたが、はっきり言って私にとっては簡単だった。
 
だからであろう、私はこの資格に対して先日まで何の感慨も持っていなかった。本当だ。国家資格を取ったからって、その前後で私の仕事内容が変わったわけではない。今までの仕事をただ淡々と続けているだけだったのだから。
 
先日白髪のご婦人が私の勤めている店舗に来店した。「歳で目が見え辛いのよ」と言って目薬を所望されたが、その時私は何か閃きに似たようなものを感じた。「お年を召すと白内障など目の病気になりやすいですから、眼科で一度診てもらったらよろしいのではないでしょうか」ちょっとお節介すぎると後悔したが、ご婦人は「あら、そう?明日にでも医者に行ってみるわ」と嫌がりもせず答えてくれた。その後ご婦人は私が店舗にいる時間帯には来店してきていないのでどうしたのかは判らない。ただこの経験は私に天啓を与えた。
 
ここまででおわかりだと思うが、私の所有する国家資格は「登録販売者」だ。医薬品販売のスペシャリストとして、その業務を国から独占的に認められている。特権的職務だ。
 
そして、私の悩みはこの資格名だ。名前を聞いただけではどのような職務なのかがわからない。ネーミングのセンスの無さにまったく呆れる。
 
そこで私はこの「登録販売者」という資格名の変更を提案する。
 
登録販売者に特権的な独占業務としては、医薬品販売権の他に受診勧奨権というものがある。前述したように、店舗に医薬品を購入しに来たお客様に対し問診を行い病院へ行くべきかどうかを判断し、その必要がある場合には受診を勧めなければならないという権利だ。
 
私はこの受診勧奨権が登録販売者の存在意義をたらしめているのではないかと考えている。物を売るだけならば誰にだってできる。登録販売者はその先、お客様の健康増進を見据えて働いている。言い換えれば、患者を問診しその内容を精査して判断し、受診勧奨権という権利を行使する。まさに医療への門番なのだ。これが他の販売業とは決定的に違うところだ。
 
登録販売者はその職務内容を鑑み、名称を「受診勧奨師」とするのはどうだろうか?
 
この名称ならば何を生業にしているのかが一発で判る的確な名称であると私は思う。


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