2026年の干支は「午(うま)」です。
さらに言うと、今年は「丙午(ひのえうま)」にあたります。これは60年に一度のことです。60年前の1966年の干支が丙午でした。
実は私の干支が丙午です。つまり、今年60歳になります。
丙午には、よく知られた迷信があります。それは、
「丙午の年に生まれた女性は気性が激しく、結婚した場合、夫を食い殺す」
という迷信です。
60年前はこの迷信がまだ強く残っていたため、その年に生まれた赤ちゃんの数は極端に少なくなりました。
その影響で、高校入試や大学入試、さらには就職活動においてもライバルが少なく、有利だと言われてきました。
私自身のことを振り返ってみると、高校入試の時、私が育った埼玉県では入学定員が前年と変わらなかったにもかかわらず、受験者が少なかったため、多少なりとも有利だったことは間違いないでしょう。
大学入試も同様だったのだと思います。ただ、私たちの一つ下の学年は、丙午の反動なのか人数が非常に多く、「浪人したら終わりだ!」と同級生と話していたのを覚えています。
※私が通っていた小学校では、私の学年は前後の学年よりもやや人数が少なかったです。さらに、私の学年は2月生まれが最も多かったのですが、2月は丙午が終わり、未(ひつじ)年に入っていました。
就職の時期は、同期が少なめだった上に、世の中がバブル景気でした。そのため、この点でもやはり有利だったと言えるでしょう。
そして60年が経過し、再び丙午がやってきました。60年に一度のことですから、大きな話題になると思っていたのですが、テレビでもネットでも、ほぼまったくと言っていいほど取り上げられていません。
正直なところ、少し驚いています。もしかすると、丙午であることをあまり知らせないようにしようという思惑が、どこかで働いているのかもしれません。
ご存じの通り、日本では数十年にわたり少子化が大きな問題となっています。丙午の迷信を信じる人はかなり少なくなっていると思いますが、それでも「念のため」と考えて出産を少し先延ばしにしようとする人が、一定数いる可能性は否定できません。政府としては、少しでも出生数を維持したいと考えているでしょうから、もしかすると、密かにかん口令のようなものが出ている可能性もあります。そうでないとしても、マスコミが忖度して、できるだけ取り上げないようにしているのかもしれません。あるいは、本当に出生率の低下を心配して、マスコミが自主的にこの話題を避けているのかもしれません。
いずれにしても、これまでであれば必ず話題になっていたはずの丙午という現象が、これほどまでに避けられているのは、出生率の低下と無関係ではないと考えてよいのではないでしょうか。

